川崎18XX会 2024.06.09

レイルウェイズ オブ ザ ロスト アトラス Railways of the Lost Atlas
(説明 35分 プレイ時間 各210−255分)
RailwaysOfTheLostAtlas20240609-1-1.JPG18XXシリーズの新作で短時間でカジュアルに遊ぶために作られたということです。これまでも18XXを短時間で遊ぶ、ルールを簡素化して遊ぶ、という試みは「リリーパッド」「ポセイドン」など何度もなされていますが、どれも今ひとつピンとこなかったのです。しかしこの「レイルウェイズオブザロストアトラス」は割とうまくいっている方なのではと思います。

RailwaysOfTheLostAtlas20240609-1-2.JPG準備段階でヘックス3マス分のタイルの山を順に1枚ずつ引いていき、それを繋げて全員でマップを作っていく、というのはかなり特徴出来です。つまり空想世界が舞台なわけです。難点としてはこの地図作りに結構時間がかかってしまう(20−30分ほど)ことです。

RailwaysOfTheLostAtlas20240609-1-3.JPGマイナー会社(1株20%)しか建設できず、出てくる順番もランダムセットアップで最初に固定されます。そして2つのマイナー会社が線路で繋がっていれば合併してメジャー会社(1株10%)になるのです。このときマイナー会社のチャーターを並べてその上に橋渡しするようにタイルを置いて新たな名称を決定します。このギミックは面白いですね。すべてのマイナー会社はなんらかの特殊能力があり、それはメジャーになっても引き継がれるので、2つの能力の組み合わせの妙もあり、「スモールワールド」っぽいかもしれません。

RailwaysOfTheLostAtlas20240609-1-4.JPG株式ラウンドでは、競りを始めるという選択肢があります。そのときには現在設立可能なマイナー会社3社のどれかを設立するために争うのです。不思議なのは競る時にはどの会社を設立したいかを決める必要はなく、競りに勝ってから、その競り値を2株分(社長株分)として、設立可能な3社から好きな会社を選べるのです。これは自分が欲しい会社の価値が低かったらやりづらい形式です。

RailwaysOfTheLostAtlas20240609-2-2.JPGマイナー会社はトークンが1つだけで列車保有制限も1台だけとかなりミニマムです。その分収益計算は楽ですが、発展性に乏しいです。なので2社目をできるだけ早く獲得し、メジャーに昇格合併させるのがゲームの大きな目的のように思えます。最後までマイナーだとおそらく相当厳しいのではないでしょうか。

RailwaysOfTheLostAtlas20240609-2-3.JPG1戦目は橋をかけられる特権があるマイナー会社のブリッジング Bridging を設立し、その後1ヶ所余分に停まれるエクスプレス Express を設立。それらを合併させて ブリッジングエクスプレスインターナショナル Bridging Express International となりました。自分はがとぅさんのExpressを乗っ取ることになぜか成功し、おそらく2位くらいでしたが、しのだけさんが圧倒的に勝っており競技終了でしのだけさんの勝利。

RailwaysOfTheLostAtlas20240609-2-4.JPG2戦目はトネリング Tunneling という山岳にトンネルを掘ると儲かる会社、そしてノーザンポート Northern Port という港からの収益が高い会社を合併させ、ノーザンポートトネリングユニオン Northern Port Tunneling Union を発足。しかし周囲の様々な会社に邪魔をされて最下位でした。

結果
1戦目(競技終了):しのだけ Eastern Spacious Enterprise 勝利
2戦目:がとぅ Adaptive Eastern Mining System 7419、さたもと Spacious Resourceful Firm 4861、とけい Overnight Bridging Inc. 4697、しのだけ Expansive Express Experiment 4421、自分 Northern Port Tunneling Union 3127

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