高尾ボードゲーム会 2024.05.19

カバンガ! Cabanga! (メビウスゲームズ版)
(プレイ時間 50分)
Cabanga20240519.JPG最近よく目にするパッケージの「カバンガ!」を5人で初プレイ。4色のカードが1−18まであり、プレイヤーは手札をすべて出し切るのが目的です。場には4色のそれぞれに2カ所のカードを出す場所があります。手番にはカードを色に従って2カ所のうちのどちらかにプレイしますが、そのとき既に置かれてあったもう1枚のカードとのあいだの数字を持っているプレイヤーはそれらをすべて捨てられます。そして手番プレイヤーは捨てられた枚数だけ補充しなければならないのです。また直前のプレイヤーと同じ色のカードを出したら1枚補充でやはり減りません。

例えば7と10が場にあり、どちらかに13を出すときは一見7の上に出した方が安全そうですが、あまり変わりません。他の誰かが7と10の間の数(つまり8か9)を新たに引いた場合を除いてはどちらに出しても変わらないのです。なので、自分が持っているカードの傾向に従って、どちらに出すかが決まります。

また出せるけれどあえて出さないで将来の安全な手番を確保することもできます。どのくらいこれが有効なのかはわかりませんが、実践しているプレイヤーが割と勝っていたのである程度は有効なのでしょう。

結果:武井 9、イズナ 12、自分 15、たっくん 21、トミー 23



イレブン Eleven
(プレイ時間 20分)
最近よく遊ぶ「イレブン」です。やはりスコアリングは賛否が分かれますね。自分は最初に引いた得点が2点。でも2枚スタートですぐに上がりまた2点、そして次が7点とピッタリ11点になる理想的な展開でした。これがおそらくイレブンの初勝利だと思います。(写真撮り忘れ)

結果:自分 11(2+2+7)、武井 8、トミー 7(1+6)、イズナ 6、たっくん 5



ラマ カダブラ L.A.M.A. Kadabra
(プレイ時間 各10−25分)
LamaKadabra20240519.JPG5人なので大人数のが良さそうな「ラマカダブラ」です。マジックチップが曲者で、これで10失点になっていたプレイヤーがいました。しかしマジックショーの間にマジックチップでパスが出来るのは良いですね。ラマを出したときや1のカードを出したときに置くチップは低い点数優先で、上がった時は高いチップ優先なのがちょっとややこしいです。

1戦目はすぐに終わってしまったので、2戦目を遊びました。みんなは以前この会で遊んだラマビッグボックス(と自分が勝手に呼んでいる)、つまりラマパーティーエディションとノードラマと笑うラマをすべて合わせた方が好評みたいです。

結果
1戦目:イズナ 8、たっくん 12、自分 18、武井 25、トミー 49
2戦目:自分 8、武井 24、たっくん 30、イズナ 46、トミー 48



モダンアート カードゲーム Modern Art: The Card Game (グリフォンゲームズ版)
(説明 10分 プレイ時間 25分)
ModernArtTCG20240519.JPGトミーさん持ち込み。今回は流れに乗れず、大量に置かれた+2点チップの恩恵も得られずに最後まで良いことがなかったです。後半で失速っしてしまい最下位でした。特殊カードがほとんど手元になかったのも痛かったです。

結果:たっくん 110、武井 73、イズナ 71、トミー 62、自分 55



アトランティス Atlantis
(説明 15分 プレイ時間 60分)
Atlantis20240519.JPGたっくんの持ち込み。昔1度だけ遊んだことがあるらしく、だんだんと記憶が蘇ってきます。プレイしたカードと同じ色の次のタイルまで進むという、同作者の「カルタヘナ」と似たシステムですが、相手がいるタイルもみます。ただ、相手がいるタイルについたら続けてカードをプレイしてさらに先に進めます。タイルには点数が書かれておりカードも1枚1点。タイルがなくなると海になり、それを渡るためには両岸のタイルのより小さい方だけのコストが掛かります。自分のコマは3個あり、1個ゴールに辿り着くと補充が1枚増えます。なので均等に進めるというよりはなるべく1個か2個を早くゴールさせるべきなのです。

誰かが3個のコマをゴールさせたらゲーム終了です。他のプレイヤーは移動コスト(海を渡るコストも含む)を支払って全てのコマを直ちにゴールさせなければなりません。そして獲得したタイルやカードで得点の高いプレイヤーが勝ちます。

色々と面白くなりそうな要素はありますが、タイルとカードが自由に点数として海のコストに支払えてしまうのは、もうすこし厳しくしてもよかったのではと思います。例えばカードだけで支払わなければならないとした方が面白くなるのではないでしょうか。また3個を均等に進める理由がないのも、戦略を狭くしています。海を渡るコストが高ければその高い数値のタイルを取れば良いので、あまりここも面白さを感じません。全体として悪くはないけどメリハリに欠けるという印象です。

結果:イズナ 35、自分 31、武井 29、たっくん 27



ウィッチストーン Witchstone (フッフ&フレンズ版)フルムーン Full Moon
(プレイ時間 120分)
Witchstone20240519-1.JPGこの日一番重いゲーム「ウィッチストーン」です。クニツィア5%、キアッキエーラ95%という感じですが、この手のゲームにしては要素は若干少なめです(それでも多いですが)。まだ遊べていなかった拡張「フルムーン」を入れたかったのですが、初プレイヤーの2人にそれはつらいだろうということで、今回はフィギュアだけ使い、大きな魔女のルールだけ入れました。大きな魔女は普通の魔女と同じように配置し移動しますが、紫チップの役割が+1になります。

Witchstone20240519-2.JPG今回こそ特殊カードをたくさん取ろうと思っていたのですが、やはり自分のプレイスタイルには合わず、五芒星にばかり労力を使っていました。初プレイのたっくんや武井さんは最初の1手番でかなり時間がかかっていたので、これは終わらないのではと焦っていたのですが、中盤以降は割とスムースに進みました。でもアクションの連鎖は把握するのが大変です。

Witchstone20240519-3.JPGやはり細かい例外処理が多く(とてもクニツィアと思えない)、ちゃんと正しく遊べている確信が持てません。まあ概ね正しいとは思いますが。とくに紫の3点チップなど、獲得した時に3点でゲーム終了時に2点とか、もっと簡潔にならなかったのかと思います。魔女が動く時の2点もつい忘れてしまいます。もう忘れることを前提にして、ゲームの最後にすべて数える方が良いかもしれません。

あと、ゲーム終盤にはやることがなくなってしまいがちなのもちょっとアンチクライマックスです。水晶の線を引き切ってしまった、五芒星のトークンは撮り尽くしてしまった、自分のボードのおじゃま石は全て除外してしまった、というようになると、もうそれらのアクションをやる理由がないからです。

今回最下位だったので、次回こそ「フルムーン」のモジュールを入れて遊びたいと思います。

結果:たっくん 126、武井 98、イズナ 95、自分 70

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