フタリシュピール 2024.05.12

Dinner20240512.JPG中野のくるまりでのフタリシュピールに参加しました。16時以降は多人数のゲームも遊べるということなのですが、ほぼ2人ゲームを遊んでいました。写真は夕食で食べた5月限定の「わさび菜とフレッシュトマトのオムライス」です。




ドローン対カモメ Drones VS Goélands
(説明 5分 プレイ時間 35分)
DronesVSGoelands20240512.JPG2人用の対戦カードゲームで、少し「ショッテントッテン/バトルライン」に似ています。中央にはチップが7枚並んでおり、両面にそれぞれのプレイヤーカラーと特殊能力が記されています。このチップに対してそれぞれカードをプレイしていき、チップは合計値が多い方の色の面を表にします。最初は7枚のチップは4対3の状態になっていますが、これを全て自分の色にすれば勝利です。

手札のカードは11枚(数値は1−5で各1−3枚ずつ)で、手番にはカードを1枚プレイします。それによってチップを裏返して自分のものにすることができれば、チップの特殊能力が発動します。これが結構連鎖するので、5対2くらいで勝っていても一気に負けてしまうことがあります。特殊能力の発動は相手のチップを自分のにした時だけなので、強いチップはわざと相手に取らせるようにすれば、相手はその能力は使えません。タイブレークで勝つチップは自分のカードが置かれていなければ無効というのがちょっと腑に落ちませんでしたが、全体的にはよくまとまっているゲームだと思います。

結果:自分 2、usalapbit 1



マラブンタ Marabunta (ホビージャパン版)
(説明 5分 プレイ時間 各55分)
Marabunta20240512.JPG今一番暑熱い2人用ゲームの「マラブンタ」です。今回は2戦とも上級マップ(プレイヤーボード、共通ボード共に)で遊びました。

1戦目はginさんと。上級マップだと青のエリアが散らばっていて、青ヘックスをうまく使って繋げていくのが大切に思えます。カップケーキ作戦として第1にカップケーキを考えて行ったのですが、箱を4マス埋めてカップケーキ2個もらえるのが箱が結局3マスしか埋まらずに失敗。それもあって敗北です。

2戦目は「インサーダーゲーム」のあとの口直しに一馬さんと遊びました。得点の基礎点を伸ばすのと、エリアマジョリティーを伸ばすのとのバランスがだんだん身についてきたと思います。

結果
1戦目:gin 11、自分 8
2戦目:自分 14、一馬 9



ザメック Zamekファルコン dodatek Sokół
(プレイ時間 65分)
Zamek20240512.JPG「ザメック」は「カルカソンヌディブルク」のポーランド版です。こちらは拡張の「ファルコン」がちゃんと製品化されており、今回はこの拡張込みで初めて遊びました。

各プレイヤーのミープルは2人(王と鷹匠)増えて、8人になりました。これらは即時点数になる時には使えませんが、王は得点が倍になり、鷹匠は得点すると鷹の巣チップがもらえます。また新たに加わった18枚のタイルには教会か鷹の巣が描かれており、教会は点数が三角数で鷹の巣はそれに隣接するものを決算すると鷹の巣チップがもらえます。この鷹の巣チップは最大の屋根と同じ役割をします。

ginさんは「カルカソンヌディブルク」自体が初めてということですが、この拡張を入れてもあまり問題はなかったです。接戦の末3点差で勝利。

結果:自分 140、gin 137



インサイダー ゲーム Insider
(プレイ時間 10分)
Insider20240512.JPG噂には聞いていた「インサイダーゲーム」を初プレイ。ゲームの前半は秘密の単語を当てることです。秘密の単語を知っているのはマスターとインサイダーの2人だけですが、インサイダーは庶民(他のプレイヤー)と同じように知らないふりをして単語を当てる試みをするのです。ここで誰も当てられないと全員敗北。もし当てられたらゲーム後半のインサイダー探しになります。まず単語を当てたプレイヤーがインサイダーかどうかを多数決で決め、そのあとは話し合いの末全員同時にインサイダーを思われるプレイヤーを指差して多数決で決めます。当てられなければインサイダーの勝ち、当てたら庶民側(他のプレイヤー)の勝ちです。

このルールを聞いた途端に構造的な欠陥が見えます。インサイダーは黙っているのが最善手だということです。そうすれば全員負けになるかもしれないけど、少なくとも自分だけがインサイダーということがバレて負けることがないのです。これゲームになっているの?

デザイナーがやりたいことはわかるのですが、それをちゃんと点数制にするなりしてインサーダーが喋る動機を与えて、やっと初めてゲームだと言えるのではないでしょうか? いまのままだとインサイダーには喋る動機がまったくありません。「善意のゲーム」だという意見もありましたが、それはゲームじゃないです。アクティビティーでさえないかもしれません。

少し調べてみるとこれを点数制にしてゲームとして成り立たせる人がいるようです。そのほうがおそらくまともでしょう。また、インサイダーだけ目的を変えて庶民に当てさせないように誘導するという方がゲームになりやすいかもしれません。

結果:不明



このあと、口直しに「マラブンタ」を遊んで(結果は前述)終了です。

SHARE