ビッグ ファイブ Big Five (赤帯2011年版)
(プレイ時間 2ディール25分)
クワークルのクニツィア版の「ビッグファイブ」です。俗にクニークルと呼ばれていたことがあります。ビッグファイブとの主な違いは以下の通りです。
1.クワークルは点数制だがビッグファイブは個人のカード24枚を無くせば勝利。
2.カード構成が6x6x3=108枚から5x5x4の100枚になっている。
3.6枚のクワークルの代わりに4枚のスモールフォーと5枚のビッグファイブがある。
4.この手番で配置する列には必ず1枚は既に置かれていたカードがなくてはならない。
5.パスをして手札を山札の一番下に入れられる。
特に4番のルールはクワークルに慣れていると間違いやすいです。
今回は2ディールのみ。カードを多く出せずにジリジリと引き離されて大量失点をしてしまいました。
結果:みつる 6、マルベリー 8、自分 17、けいこ 19
アズール 王妃の庭園 Azul: Queen's Garden
(説明 10分 プレイ時間 各75-115分)
アズールシリーズの4作目で、アズール+クワークルという趣のゲームです。6色6数値のタイルが3枚ずつけい108枚あります。そして同色で異なる数値か同数値で異なる色を自分の庭園ボードに並べるのが目的です。6枚並べるとボーナスがあります。ここまではほとんどクワークルです。
アズールの皿の代わりになるのがボードに並べられる拡張ボードです。規定枚数の拡張ボードが出るまでは手番ごとに新たに4枚のタイルを乗せた裏向きの拡張ボードが追加されます。そして拡張ボードが空になると裏返して、6ヘックス分の拡張ボードになるのです。このうち1ヘックスにはタイルが印刷されており、タイルと同様のルールで場から取ったり庭園に並べたりします。
手番では場からタイル/拡張ボードを取って自分のプールに並べるか、プールから自分の庭園ボードに並べるかのどちらかです。タイルの取り方もクワークルっぽくて、同色で異なる数値か同数値で異なる色のタイル/拡張ボードを場からすべて取らなければなりません。シンボルが完全一致のタイル/拡張ボードは取れないので、その場合はどちらかを選びます。プールにはタイル12枚、拡張ボード2枚まで置けます。
また、プールのタイル/拡張ボードを庭園ボードに置くときのコストは、そのタイル/拡張ボードの数値に対応しており、支払いもクワークル式なのです(同色で異なる数値か、同数値で異なる色)。つまり数値1ならそのまま置けますが、数値6のタイルを置きたいならばさらに5枚の支払いが必要で、しかも6枚すべてが同色で異なる数値可動数値で異なる色でなければならないのです。これは厳しい!
ハードパスで全員パスをしたらラウンド終了です。ラウンドごとに庭園ボードに並べた特定の色や数値のタイルが点数になります。そして4ラウンド終了後、つまりゲーム終了時には庭園ボードで3つ以上並べた同色や同数値が得点になります。
みんな1や2の低い数値のタイルを取っていく中で、得点が高い6を狙っていきましたが惨敗。どうも昔1回やった時のルールと違うと思って調べたら、場のタイルや拡張ボードを取るときにはひとつの拡張ボードの上からだけというルールでやっていました。通りできついと思いました。
そんなわけで正しいと思われるルールで2戦目を遊びました。高数値のタイルも一気に取りやすくなり、相対的に価値が上がったと思います。自分はまたしても6のタイルを集めていきましたが、惨敗。しかし1戦目よりは少しまともに戦えました。これは低い数字でジョーカータイルを集めていく方が良さそうですね。
各ラウンドでのボーナスはちょっと蛇足感があります。どのカテゴリーも1回しかボーナスにならないので、今後ボーナスが起こるか起こらないかで見ていけば良いのです。ゲーム終了時の点数計算だけで良いのでは、と思います。2戦連敗は悔しいので再戦希望。
結果
1戦目:みつる 116、マルベリー 108、けいこ 95、自分 37
2戦目:みつる 143、マルベリー 123、けいこ 96、自分 54
ハイソサエティ High Society (オスプレイ版)
(説明 5分 プレイ時間 各15-25分)
競りゲームの導入ですが、非常に切れ味のあるゲームです。クニツィアがすごいと思ったきっかけの最初のゲームでもあります。今回使ったのはオスプレイ版の美しいグラフィックのカードです。相場がそのグループによってなんとなく決まっていくのを見ているのは社会実験のようでいつ見ても面白いです。
1戦目はデッキの最後がx2だったので15回も競りをして25分もかかりました。せっかくなのでもう1回と提案し、今度はかなり短時間で終了。ハイソサエティの色々な面を見てもらえて良かったです。やっぱり傑作です。
結果
1戦目:自分 15、マルベリー 13、けいこ 10、みつる 18(脱落)
2戦目:自分 10、マルベリー 7.5、みつる −10、けいこ 12(脱落)
頭脳絶好調/インジーニアス Einfach Genial (ホビージャパン版)
(プレイ時間 50分)
インジーニアスの初期の2010年赤箱版です。このときはまだタイルはプラスチックで遊びやすかった時代です。今回は青が全く置かれずに3分の2くらい終わってしまい、誰が青を始めるのか、という状態でした。そこから一気に青が伸びていったのですが、一時はみんな青が2点3点くらいで終わるのかと心配してしまいました。
終盤にリードしていたみつるさんの赤をあらかじめ止めておかなかったことが今回の敗因です。止めておけばおそらくタイブレークで決まるくらいの僅差だったのではないかと思われます。
結果:みつる 13−15−18−18−18−18、自分 12−13−15−18−18−18、マルベリー 9−13−18−18−18−18、けいこ 8−12−14−16−18−18
ラマ カダブラ L.A.M.A. Kadabra
(プレイ時間 各10分)
ラマシリーズの最新作です。「ラマ」の拡張「笑うラマ/ラマドラマ」がマジックショウとなってボードが付き、マジックチップや特殊カードが加わりました。カード構成もマジックショウに対応するためか、ラマカードが12枚に増えています。また2つの数字どちらにも使えるカードや、次のプレイヤーにチップを渡せたりカードを取らせたりするカードがあります。その分、ルールが少しだけややこしくなっています。
マジックチップは持っていると手番にパスができるという素晴らしい能力がありますが、最後まで持っているとマイナス10点です。
通常の「ラマ」よりも激しく、短時間でゲームが終わります。2戦遊んで2回とも自分がバーストして終了。「笑うラマ」と同じように5−6人の方が向いていると思われます。
結果
1戦目:みつる 0、けいこ 6、マルベリー 18、自分 46
2戦目:みつる 0、マルベリー 17、けいこ 28、自分 40
波乱と海原 Seas of Strife
(プレイ時間 30分)
「テキサスショウダウン」のリメイクで、リオグランデ版では Seas of Strife という名前で出ています。「テキサスショウダウン」より前は、単にStrifeという名前だったようで、元の名前に戻ったような感じです。
カード構成が独特で、8スートあり、それぞれが0番台から70番台までに対応しています。70番台は71−74の4枚、60番台は61−65の5枚というようになっていて、20番台は21−29の9枚です。数字が大きいほど強いので、各スートで最強のカードは1の位と10の位の合計が11になっています。10番台(11−20の10枚)と0番代(0−10の11枚)は数字がずれており、最強は20と10です。
これら60枚のカードを配って、トリックを取らないようにするのが目的です。マストフォローですが、最も多く出たスートの最も高いカードが勝利します。2スート以上が同枚数ならばそれらの中から最も高いカードが勝ちます。なので終盤で全員が異なるスートだと数字の勝負になるのです。
第1トリックは0番台のスートの0のカードからリードするので、10を持っていたら1失点は確定です。「革命万歳/レボルタアア」のようにスートでの多数決要素が軸なので、5−6人で遊んだ方がより面白いと思われます。
結果:マルベリー 4、けいこ 9、自分 11、みつる 21
シャット ザ ブックス Shut The Books
(プレイ時間 2ディール30分)
世にトリック数を宣言するカードゲームは多いのですが、トリックを取る数字や色を宣言するゲームはこれだけなのではないでしょうか? プレイヤーは何回勝てるかを考えてカードを任意の枚数ビッドします。1枚のカードが1勝をあらわしており、さらにそのカードの色か数字でトリックを勝たなければなりません。このルールを聞いただけでも痺れます。
ゲーム自体はシンプルなマストフォロー、トランプありのゲームです。切り札で勝ったときだけ、リードスートで勝ったとみなしても良いことになっています。時間の都合で2ディールしか遊べなかったのは残念ですが、次回はフルディール遊びたいですね。
結果:みつる 6、けいこ 4、自分 4、マルベリー 0
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