東京ビッグサイトでのゲームマーケット2024春に2日間参加しました。1日目は12時から入場したのですが、すでに11時からの早期入場の客が多かったためかスムースに入れました。自分のような現金購入の人もちらほらいますが圧倒的に少ないです。現金購入だと入場券代わりの腕輪が2色になっています。何か区別する必要があるのかもしれません。
1日目は主にねんそさん、マルベリーさん、けいこさんと会場を回りました。円安の影響もあるのか海外のブースがかなり増えており、また海外からの参加者も多く感じました。まず驚いたのはコロコロ堂の新作「コニック」です。なんとクニツィアが1992年にプロリグノから出版されていた「カテナ」のリメイクとのこと。こんなマイナーなゲーム(でもすごく面白い)がリメイクされるとはすごい世の中です。ボードが立体で格好良い! 少しルールが変更されているみたいなのでその辺りも楽しみです。ただし今回はまだ販売はなく、もう少し先になるようです。
いくつか目当てのものを買ったあと、ジーピーのブースで2つのゲームを試遊しました。
ぐらぐらケーキタワー Cakes!
2021年に出版された Cakes! の日本版のようです。手のひらの上で全員同時にキャプテンリノを遊ぶというゲームです。カードで新たに作らなければならない階層が示され、さらにそのうえに飾りのチェリー(木のキューブ)を乗せるかどうかが示されます。それをいち早く達成させれば勝利です。1回目では意図せずに崩れてしまったので、2回目を遊びました。そこまで新規性はなく、リプレイバリューが低いと思いますが、キャプテンリノもトランプで塔を作ればいいのではと思っているのでそういう意見になるのかもしれません。1回目は楽しいけどね。
ジュエル マイスター Gem Forge
これは2024年の新作で数カ国語で展開されています。飛び出す絵本式の立体ボードの山の裾野に沿って5色の宝石が並んでいます。列の一番下から宝石を取って自分のトロッコに移動し、トロッコから自分のジュエリーカードが示す組み合わせの通りに置いてジュエリーを完成させるというゲームです。同じ色を一気に完成させるとボーナスがつくので、やはりそれを狙うことになります。
ファミリーゲームの範疇だと思うのですが、その割には思い通りに宝石が集まらずにかなり苦しいです。次回遊ぶならばそれを理解した上で特殊カードを大いに利用していくのが良いと思います。マルベリーさんと自分は同色ジュエリーの完成を狙って欲張りすぎました。そのあいだに順調にジュエリーを完成させていったねんそさんの勝利。
ジーピーと言えばカタンです。ジーピーはこの時代に合わせてサステナブルをテーマにしたカタンを出すらしく、モックアップが展示されていました。また、みんなでリアルカタンと称したイベントを遊びました。これは最初に配られた1種類5枚の資源を他の人と交換することによって5種1枚ずつに変えるのです。そうすると懸賞に応募できるという仕組みです。これまで何度も行われていたイベントだと思いますが、参加したのは初めてです。
ドイツからフリーゼが来日しており、彼のトークを最後の10分ほどだけ聞きに行きました。フレッシュフィッシュはどうしてルールを変えてしまったのかという質問に、新しく遊ぶ人のためにわかりやすくしたかったという答えでした。この質問は自分も10年くらい前にしたことがあります。やはりみんな思う疑問点は同じなのですね(と思ったら、質問していたのは知り合いでした)。
そのあとは、新ボードゲーム党で佐藤さんの毒舌を聞きながら念願の「イレブン」を手に入れたり、ショーハウスで韓国のショウさんに再会したりと、色々なブースを見てまわりました。
ごいた Goita
草場さんに遭遇し、みんなで雑談していたらそのままごいたを遊ぶことになってしまいました。自分以外はあまりプレイ経験がないので、遊びたがっていた小学生くらいの女の子と自分が組んで5人で遊びました、といってもその女の子がとても強くて自分はほぼ見ているだけでしたが。ごいたの面白さは結構わかりづらいと思うのですが、さすがみんなゲーマーで出せるのに出さずに取っておいたり、などだんだん上手くなっていきました。
終了後は同じ建物のなかでのイタリアンで食事です。しまっている場所が多く、イベントなのにどうしてだろうと思いますが、本当に人員不足なのかもしれませんね。
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2日目はO32「ライオンになりたくて」というブースで中古ゲームを販売しました。自分が持っているよりは遊んでくれる可能性がある人が持っていた方が良いと思うし、もっとボードゲームの中古市場が大きくて良いと思います。そんなわけで安めの値段設定にしました。ブースが狭かったのでほとんど手伝えず委託販売みたいになってしまい、そのあいだ自分は琢磨さん、はたさん、スコットさんなどと会場を回っていました。
じゃんけん ノーボーダー Janken No Border
ちかすずさんが製作したものの製品化のようです。グーとパーとチョキの間のような曖昧な写真のカードで、1−16のカードを配って同時に出します(じゃんけん!)。しかしそこで結果は決まらず続けて何度か勝負をし、カードを並べていきます。そして最後に残ったカードによって、グーとチョキとパーの境目が決まるのです。このアイディアはすごいです。琢磨さんと2回遊びました。ただ混乱しすぎてよく分からなかったのでもう一度冴えているときに遊んで研究したいです。
AIスマート4 AI Smart Four
5x5のボードで遊ぶ立体4目並べです。そういう意味では新規性はないのですが、なんとAIと対戦できるということで、AIを一番弱い設定にして3回遊びました。この設定でもAIはかなり強く、的確にブロックしてきたり攻撃してきます。最初の2回は敗北しましたが、ついに3回目で勝利。コンピューターのプログラムとAIとでどこが違うのかがわかっていないのですが、AIはどんどん学んで強くなっていくということなのでしょうか? 他にこのシリーズで2−3種類のゲームが出店されていました。
バス & ストップ Bus & Stop
琢磨さん、スコットさん、自分が加わって全部で4人でSaashi&Saashiの「バス&ストップ」を試遊しました。シンプルなセットコレクションですが、得点化していないカードは10枚までしか持てなかったり、カードドラフトは同じ色全てなのですが集めるのは人の種類だったりと、色々工夫されています。なかなか面白かったのでそのまま購入しました。
これでゲームマーケット2024春は終了です。終了後は「ライオンになりたくて」のブースのみんなと夕食を食べにいきました。中古ゲーム販売は、売れると思っていたものが売れなかったり、その逆もあったりとなかなか興味深かったです。エッセンでも個人的な1番の楽しみは中古ブース(かつては15くらいはあったが今は激減)を回ることだと思うので、こういう出展者がゲームマーケットでももっと増えてほしいです。
なお、今回でビッグサイトでの開催はひとまず最後となり、この秋は千葉の幕張メッセでの開催になるそうです(ゲームマーケット千葉という名前になるのでしょうか?)。また、関西での開催がついに復活することになり今年9月に京都で開催されるそうです。これも楽しみですね。大阪のBGBEJとどういうふうに共存していくのか興味があるところです。
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手に入れたゲーム
イレブン
シューティングスター
カミオール(パズル)
フォールドリス
アンブラデコ
我田引水
ノコスダイス
それ何キロカロリー?
じゃんけんノーボーダー
バス&ストップ
キートス
手に入れた書籍
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