渋谷ゲーム会 2024.02.20

渋谷での平日トリックテイク会です。



ラムダイス Lambda dice
(説明 5分 プレイ時間 4ディール55分)
LambdaDice20240220.JPG「ラマダイス」ではなく「ラムダイス」です。ボックスにはΛICEと書かれており、ギリシャ文字のラムダとダイスをつなげた名称だと思われます。
トリックテイクとダイスロールを組み合わせたゲームです。各プレイヤーは5スートに対応した5色のダイスを持っています。ディールの始めに獲得予定のトリック数をダイスを使って一斉公開します。ダイスなので1−6トリックが示せます。残りのダイスは出したカードの数値を補ったり修正したりするのに使います。カードのスートよりダイスのスートが優先されるため、ダイスを使えばフォローできるということもあります。ダイスは振ってからカードと一緒に出すのではなく、カードと一緒に出して、全員がそのトリックのカードやダイスを出してから、ダイスを出したプレイヤーは同時にダイスを振って解決します。この部分はなかなか白熱します。

トリックを取ると、そのトリックで使われたダイスも引き取ることになります。引き取ったダイスはもう使えず、引き取ったダイスの数が少ない順にトリック数の3倍、2倍、1倍、0倍が基本点になります。それに加えてトリック数を見事当てた場合の10点ボーナスがあります。

基本的にはトリック数を当てた時の得点が高いので、それを目指すゲームです。それがわかってきてからは、トリックを当てることを重視して勝利。

それにしてもなぜラムダなのだろう?

結果:自分 39、まさやん 28、マルベリー 16、けいこ 11



ウィリー Willi
(説明 10分 プレイ時間 8ディール90分)
Willi20240220-1.JPG4スート9ランク36枚を使ったマストフォローのトリックテイクで、9枚の手札から最初に1枚を裏向きに捨てて8トリックを行います。各プレイヤーは2トリックしか取れず、その2トリックの数値合計が高い順に3、1、0、2点を獲得するというゲームです。なので、合計値が高いトリックを取りたいのですが、それが無理なら一番低いのを目指す、というのが基本的指針です。

マストフォローですが、リードした数値をフォローすることもできます。しかし、数値をフォローする義務はなく、マストフォローしなければならないのはスートだけです。そしてトリックの勝者はスートに関わらず一番低い数値です(同数値は後出し勝ち)。すでに2トリック勝ってしまったらもうトリックは取れないので出したカードは無視されます。

Willi20240220-2.JPGこのゲームの最大の特徴は、カードをプレイした直後に「ウィリー」と宣言して、そのトリックに勝てることです。出したプレイヤーがウィリー宣言をしなければ、リードのプレイヤーから順に他のプレイヤーもウィリーを言う権利があります。ただし、最後の4番目のプレイヤーがカードを出したらもうウィリーは言えません。

各プレイヤー2トリックだけと言うところ、そしてウィリー宣言をすれば勝てるというルールが面白いです。前回は3人でダミープレイヤー入りだったのですが、やはり4人のフルゲーム(8ディール)が良いですね。高数値がなかなか取れずに2点狙いが続きましたが、1度だけ3点を取れた時は嬉しかったです。

結果:マルベリー 13、まさやん 13、自分 10、けいこ 8



シャーデンフロイデ Schadenfreude
(プレイ時間 30分)
Schadenfreude20240220.JPG4スート12ランクのマストフォローのトリックテイクです。数値は−3から9まで(0を除く)の12枚で、それ以外にスートに属さない0と10のカードがあります。

2番目に強いカードが勝つというトリックテイクで勝ったプレイヤーは自分のカードとフォローされていないカードを獲得します。同じ数値は1つしか持てないと言うルールがあり、2つめを取ってしまったら両方捨てなければなりません。

そして獲得したカードの数値がそのディールでの得点となりますが、誰かが40点を超えた時点で40点を超えていない一番高い点数のプレイヤーが勝利します。つまり得点を重ねていくだけではダメなのです。

まさやんさんが「2ディールくらいで終わりますよ」と言っていましたが、その通りでした。1ディール終了後の点数は

自分 36、マルベリー 18、けいこ 18、まさやん 5

だったので、ちょっと点数を取りすぎたけど、次で抑えていけば良いだろうと思っていました。しかし、このゲームあまりコントロールが効かないのでどんどん点数を取らされてしまい、40点を超えて敗北。マルベリーさんがギリギリ39点で勝利。まさにこのゲームのタイトルの通り「他人の不幸は蜜の味」ということらしいです。点数感覚がわかったので、もう1回くらい遊んでみたいです。

結果:マルベリー 39、けいこ 27、まさやん 14、自分 51(失格)



今回は3ゲームだけでしたが、また色々なトリックテイクを遊びたいものです。それにしてもトリックテイクはどんどん同人作品も生まれてきて、今一番ホットな分野かもしれませんね。

SHARE