山梨・石和温泉での合宿の2日目、後編です。
8時に起床し、なんとか時間通りに宿をチェックアウト。みんなで今日のゲーム会場である青少年センターに向かいます。ここでは地元のゲーマーたちも参加して、楽しく終日遊びました。
ボードゲーム百人一首 Board Game Hyakunin Isshu
人が揃うまで、時間潰しに「ボードゲーム百人一首」を遊びました。半分くらいを遊んだところで終了。いつか全部を通して遊んでみたいものです。
結果:不明
ラスト スパイク The Last Spike
(説明 10分 プレイ時間 35分)
アメリカ横断鉄道をテーマとしたシンプルな株のゲーム。初版の1976年版はカナダ横断鉄道を舞台とし、東のモントリオールから西のバンクーバーまでの経路のようですが、今回遊んだ2015年版では、東のセントルイスから西のサクラメントまでを繋ぎます。途中には、オマハ、ドッジシティ、ララミー、デンバー、エルパソ、オグデン、ユマの7都市があり、このうち最低3都市を通ることになります。
各都市間は4個のタイルを置くと完成します。タイルはどの区間の何番目のタイルかが厳密に書かれており、地形によって置くためのコストが異なります。手番には手札4枚のタイルから1枚を配置し、そのあと任意で都市の株を1枚買うことができます。タイルを最初に都市に隣接するように置くと無料の都市株が獲得できます。都市にも他のタイルにも接しないように置くとコストは倍です。なので必然的に年からタイルが伸びていくことになります。こうして区間に4枚目のタイルが置かれると、その区間は完成となり、両側の都市の株は配当をもたらします。これを繰り返し、横断ルートができたら終了です。
「アクワイア」の簡易版といった印象を受けますが、「アクワイア」のように焦げ付く展開にならずに好感が持てます。株価、配当、そして終了ボーナスなどのバランスが気になるところですが、またぜひ遊んでみたいです。
結果:Az 93、ミスミン 84、やま 82、コグチ 65、自分 60
島の完熟バナナ Reif für die Insel + 無法者 Die Ganoven
(プレイ時間 70分)
最大人数の6人で「島の完熟バナナ」を遊びました。ミニ拡張「無法者」込みです。今回はなんと最終ラウンドでバナナタイル不足が発生してしまいました。バナナタイル(オウムや落雷を除く)は全部で85枚あり、競りのたびにプレイヤー人数分使います。特に今回は「無法者」を使ったのでさらにタイルは最初から10枚少なく75枚しかありません。なので6人プレイだと13回目の競りでは3枚しかタイルがないことになります。今回はまさにそのケースです(写真)。
仕方がないので最終ラウンドではバナナが足らない分は空きスペースとして、空きスペースにもビッドできるということにしました。捨てたバナナタイルを再利用することも考えたのですが、15/2や20/2のタイルがまた戻ってくるのはまずいだろうと思ったのです。現在この不具合についてはギークで問い合わせ中です。
もう少し枚数について考察すると、バナナタイルは基本ゲームで85枚、拡張込みで75枚あります。そして競りは最大15回あります。なので、基本ゲームの場合は6人プレイで15回競りがあったときのみタイルが不足します。1枚しかタイルが残りません。拡張を使ったときでも問題が起こるのは6人プレイのみで、前述した通り13回目以上で3枚しか残っておらず不足します。基本ゲームではほぼ起こらない問題とはいえ、拡張を入れると時々は発生する問題だと思われます。これまでは運良く起こらなかっただけかもしれません。
このタイルの枚数がきっちりしていないというのはどうも居心地が悪く、クニツィアのゲームらしくありません。バナナタイルの構成もクニツィアにしてはかなり不規則で一覧表を作ったくらいです。このあたりは本人がどう感じているのか気になるところです。
結果:コグチ 74、コマツ 73、やま 73、ミスミン 72、Az 69、自分 62
マインド アップ! Mind Up!
(プレイ時間 20分)
なんと、前回まで間違えたルールで遊んでいたことが発覚し、今回やっと正しいルールで遊べました。BGG Spring で口頭で教わったゲームであり、また教えてくれたエリックも見落としていたということもあります。
まず、各ラウンドでの手札の最後のカードはそのまま自分のタブローに加えることです。これはBGG Springではただし遊べていたようですが、そのあとすっかり忘れていたので自分が悪いです。次にラウンド終了時に各プレイヤーに1枚ずつ配るということです。つまり1、2、3ラウンドでそれぞれ手札枚数は7、8、9枚となるわけです。6人プレイなら台札の6枚と合わせてちょうど60枚を使い切るわけですね。これまでずっと7枚固定で遊んでいました。
どちらのルールも間違えたからといってゲーム性が大きく変わるわけではないですが、でも作者の意図した通りに遊べたというのは良いものです。
結果:コグチ 96、AZ 94、やま 90、コマツ 89、自分 77、ミスミン 74
ここで昼食。川田奥藤という蕎麦屋でわんこそばみたいに4分の1人前のそばを7皿食べました。もつ煮込みも蕗の薹も美味しい!
オーレ! Olé
(プレイ時間 4ディール30分)
自分がリクエストした「オーレ」をたっくんが持ち込んでくれました。手札から1枚ずつ出していくシェディングゲームです。なかなか連鎖プレイが決まらず、相変わらず最下位になってしまいました。今回のように大人数でも遊べますが、おそらく適性は3−4人くらいなのではと思われます。また遊びましょう。
結果:コグチ 24、usalapbit 36、たっくん 51、イズナ&どら 53、やま 70、自分 70
クラロ Claro
(プレイ時間 20分)
手札から1枚ずつ出していくシェディングゲームですが、手札は増えず最後にプレイしたプレイヤーの勝利というシンプルなようで変わったメカニクスのゲームです。なので手札を無くしても次のプレイヤーが出せれば勝てないのです。また無色スートが弱いようで強かったりするあたりも良いですね。写真は黄色30に対して星を出すか無色34を出すか迷っている図。
結果:たっくん 3、ミスミン 2、自分 2、コグチ 1
ハイパーロボット Rasende Roboter
最後の余った5分くらいで「ハイパーロボット」を1問だけやりました。しかしこの1問がかなり難しい!自分は「17!」と宣言しましたが、あとでたっくんのプログラムで解析してもらったらもっと低い手がありました。さて、何手でしょうか?
これで合宿は終了です。次回はぜひ2泊3日でもっと色々遊びたいものです。
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