play:game

２０２３年最後の土嚢の会です。通算７８回。年末にも関わらず、２０名が参加してくれました。今年のアブストラクトゲーム大賞を決めようなどと計画していましたが、てんやわんやですっかり忘れてしまいました。この企画はまたの機会に。



森のマイスター Waldmeister
（説明　５分　プレイ時間　４５分）
久し振りに会うkobaさんと「森のマイスター」を遊びました。自分が高さ、kobaさんが色を担当し、前半はかなりこちらが有利だと思っていたのですが、後半からサイズ１３の大きな黄色グループを作られてしまい敗北。

結果：koba　２５、自分　２１



トグーズ クマラック Togizqumalaq/Тоғызқұмалақ
（プレイ時間　各６０−１００分）
kobaさんが持ってきてくれたカザフスタンのマンカラです。プラスチック製で、外側には Тоғызқұмалақ と書かれています。ナットの蝶番を開けると片側に９マスずつの重厚なボードが現れます。各マスには９個ずつの玉を入れて始めます。１６２個も玉があり、過半数は８２です。手番には選んだマスの玉を全て取って、反時計回りにばら撒いていくというマンカラの基本的なルールは同じですが、いくつか特徴的なルールがあります。

１個だけを動かす場合を除き、スタートのマスにも１個残します。そして、最後に到達したマスが相手側でそこにある玉の数が偶数になった時、あるいは３個になったときにはそれらの玉を全て獲得できます。後者の場合は、そのマスを聖域とすることができ、以降、聖域のマスに入った玉は全て自分のものになります。ただし聖域は１つしかつくれず、相手側の一番左マスは聖域にできません。さらに相手の聖域と点対称のマスも聖域にできません。最後に自分の側のボールがすべてなくなると、相手は相手側にあるボールを全て獲得できゲームが終了します。

常に自分の側のマスにあるボールの個数を４以上の偶数にしておきたく、その攻防が面白いです。聖域は右側か左側かどちらが有利なのかよくわかりませんが、いずれにせよ早めに作ることを心掛けた方が良いでしょう。

１戦目はkobaさんと、そして２戦目はlengthさんと遊びました。悠久のアジア大陸という雰囲気のゲームでなかなか面白いと思います。２戦目ではなんと自分はひとつのマスに３０個以上も玉を貯めてしまい、２周して相手の偶数マスの玉を狙っていたのですが、あまりうまくいかずに１６点差で負けてしまいました。

参考リンク（kobaさんによる解説）：トグーズ・クマラックの紹介

結果
１戦目：自分　１０５、koba　５７
２戦目：length　８９、自分　７３



エリオス Elios
パートナーシップ戦（ペア戦）を４人で遊びました。同じチームは向かい合って座り、相手がうまく置けるように協力しながら勝利を目指します。ニム系のゲームとしてはとてもよくできています。自分は道化師さんとチームを組み、草場＆えりこペアを相手に１勝１敗。基本的に２人か４人が面白いのではと思いますが、３人戦はまだ１回しか遊んでいないので検証したいところです。

結果
１戦目：道化師＆自分　勝利、えりこ＆草場　敗北
２戦目：えりこ＆草場　勝利、道化師＆自分　敗北



アナウメモグラ Anaume Mogura
（プレイ時間　各５分）
紙ペン（？）のアブストラクトゲーム。任意の頂点から出発し、他の頂点と一筆書きに直線で結んでいき手詰まりになったら負けです。面白いのは、間に他の頂点がない限り、どの頂点とでも結べること、そして直線（自分のでも相手のでも）を横切れるのは３回までということです。よくできているのは、横切った回数だけ任意の頂点を使用不可にでき、これをうまく使って相手を追い詰められるのです。これは面白い。

参考リンク：
https://gamemarket.jp/game/182252

結果
１戦目：自分　勝利、道化師*　敗北
２戦目：自分*　勝利、道化師　敗北



ディエクト Diect
（説明　１０分　プレイ時間　各２５−３０分）
先日のゲームマーケットで試遊して気に入って購入したゲーム。１戦目は中村さんと遊び、お互いに牽制し合ってディスクがかなりボードに残る展開でした。最後は同点で終了。

２戦目はたっくんと遊び、序盤で４点差くらいで負けていたものの、終盤に逆転することができました。意外となんとかなるゲームなのかもしれません。

結果
１戦目：中村　８、自分*　８
２戦目：自分　１１、たっくん*　９



フレッシュフィッシュ Frisch Fisch
（説明　１５分　プレイ時間　４０分）
ぴーかんさんのリクエストで持ち込んだゲーム。ちょっと久し振りでしたがルールは覚えていました。しかし、道路の強制建設のルールをきちんと説明するのは難しいものです。このルールがわかっていないと楽しむのは難しいので、もっと色々と例を出して説明をすればよかったかなあと思います。自分はゲームショップが遠距離になってしまい、とけいさんに１点差で敗北。また遊びたいのでしばらくは持ち込んでみようかな。

結果：とけい　−４、自分　−３、えりこ　０、ぴーかん　９



これで２０２３年最後の土嚢の会は終了です。参加者のうち一緒に遊べなかったエサさん、しょーこさん、彼葉さん、おしょうさん、佐藤さん、しのだけさん、土井さん、ゆーさん、トミーさん、あべりょさんとはまたの機会に遊びましょう。

終了後は１０人で大井町の名物家で忘年会です。牛タンの専門店だと思っていたらどうも違ったみたい。でも楽しかったので良いですね。マーブルの方々、そして参加者の皆さん、２０２４年も土嚢の会をよろしく。