第28回横浜クニツィア会。会場は東神奈川の神奈川地区センターグループ室です。この日はゲームマーケットの1日目でしたが、今回はスケジュールや会場などの都合でクニツィア会を強行し、ゲームマーケットには2日目だけ参加することにしました。なので、そんなに参加者は多くないのではと予想していたのですが、新規の参加者3名も含めて7名も参加してくれました。嬉しい限りです。
個人的な初プレイは「ポーレン」、「ゴースト(アミーゴ版)」、「キック」ですが、最後のシュピールボックス収録の「キック」以外はリメイクや版違いです。
グラディエーター Gladiator (999版)
(説明 25分 プレイ時間 70分)
ぴーかんさんのリクエストで持ち込んだ「グラディエーター」です、オランダの999版なので、ボックスカバーだけ異なりますが、内容物はハンスイムグリュック版と同じです。4人からなるグラディエーターで相手のグラディエーターや動物と戦います。グラディエーターが3人以下(つまり1人以上失った状態)ならば戦う前に移動できるとか、戦ってグラディエーターをやっつけたあとは自動的にそこに移動するとか、ちょっと忘れがちなルールがいくつかあるので気をつけたいところです。
中盤くらいまではたっくんがかなりリードして、自分がそれを追いかけるという状態でしたが、最後に生き残ったタマーさんが生き残った分のグラディエーターを得点にして勝利。たまに遊びたくなる良いダイスゲームです。
結果:タマー 22、たっくん 19、自分 14、ぴーかん 8、ほり 3
ポーレン Pollen
(説明 15分 プレイ時間 40分)
「サムライカードゲーム」が45度傾いて戻ってきました。テーマも花と虫になり、非常に綺麗なグラフィックです。タイトルの「ポーレン」は花粉という意味です。「サムライカードゲーム」では、正方形のタイルをプレイヤー個人の影響タイルと得点対象になるターゲットタイルにわけて市松模様に並べていたのですが、それを斜め45度傾けることでターゲットタイルの代わりに小さな丸い虫トークンをプレイヤーの影響タイル4枚が集まる角に置くのでわかりやすくなったと思います。プレイヤータイルには3種の虫への影響力が書かれており、これによるマジョリティー争いです。
今回は、タイルを抜く枚数を間違えてしまい、ゲームが少し短めに終わってしまいました。自分が2色で最多をとって勝利です。次回はサムライカードゲームとのルール比較もしながらプレイしたいと思います。
結果:自分 3−6*−6*(勝利)、タマー 5*−2−2、ぴーかん 4−2−4、ほり 2−4−3(数値はそれぞれ、青−緑−紫の得点)
オフィスの人事 At the Office
(説明 5分 プレイ時間 30分)
このところよく遊ぶロール&ライトの「オフィスの人事」です。これまでの経験を活かしてあまり白のダイスを拒否するボーナスを考えませんでしたが、僅差で2位。最後に緑のギークの大ボスが低い目になってしまい失敗しました。だいぶ慣れてきましたが、運に振り回されることも多く、どこまでリスクを負うかが難しいです。
結果:ぴーかん 230、自分 228、タマー 204、ほり 196
赤い花はどこ? Da kommt der Wurm raus
(プレイ時間 5分)
子供用の記憶ゲームです。「ブンブンかくれんぼ」の簡易版という感じですが、思ったよりも中盤から、つまり記憶が途絶えたあたりからが難しいです。自分はほりさんと同点2位に終わりました。
結果:ぴーかん 9、ほり 4、自分 4、タマー 1
イッツマイン! Grab! (イギリス版)
(プレイ時間 各5−10分)
短時間で遊べるリアルタイムの競りゲームです。本来は2勝したら勝ちというルールなのですが、今回は得点を競うだけにして2回遊びました。結局、自分がどちらも最下位で、ぴーかんさんがトップ。つまり通常ルールで遊んでいたらぴーかんさんが勝利したわけです。
結果
1戦目:ぴーかん 37、ほり 28、自分 17
2戦目:ぴーかん 35、ほり 35、自分 19
ゴースト Ghosts (アミーゴ版)
(説明 5分 プレイ時間 30分)
先に出版されたアシンクロン版のリメイクで、もとをたどればコスモスの「有頂天」と同じゲームです(カード構成は得点システムが少し異なりますが)。あらかじめ失点1を持っており、なるべく失点を少なくするのが目的です。各プレイヤーがスタートプレイヤーになり人数分のディール行い、獲得した回数が失点になります。ただし無失点だと最大3失点を返却できます。
今回はだれも無失点は達成できませんでした。1ラウンド目で5失点になってしまったもとさんが、最終的にはかなり失点を抑えて最終的には僅差でした。ミストのカードがあるので感覚が狂います。
結果:たっくん 9(勝利)、自分 10、もと 11
キック Kick
(説明 15分 プレイ時間 35分)
シュピールボックス1995年2号の付録で、Edition Spielbox の13作目です。2人用のダイスを使ったサッカーゲームで、それぞれダイスを10個ずつ使います。今回はダイスはダイスを振らないダイスアブストラクトの「チェイス」から、そしてボールは「トール(初版)」から流用しました。まずはダイスを10個ずつ振り、先手プレイヤーが全てをそれぞれのフィールドに配置します。そのあと後手プレイヤーが配置してゲームスタートです。
ゲーム中は、各フィールドには各プレイヤー最大2個ずつまでダイスを置けます。そしてボールのあるフィールドで最も高い目のダイスを持つプレイヤーはそのボールをコントロールしていることになります。
手番には自分のダイス1つを隣接フィールドに移動するか、ダイスを振り直すかのどちらかを行います。移動の時ボールをコントロールしていればボールも一緒に移動できます。ダイスを振り直すときは自分のダイスが1つでもあるフィールドであれば、そこにある自分または相手のダイス1つを振り直せます。いずれにせよ、そのあとにボールをコントロールしていればボールをキックして隣接フィールドにボールだけ移動できます。そこでもコントロールしているならさらにキックできる、というように、何回でも連続してキックすることが可能です。そして最終的にはゴールへと導くのです。
ルールでは時間を決めて遊ぶかはじめに3点をとったら勝ちとするか決めましょう、となっています。今回はとにかく始めてみてから決めることにしました。
開始後15分で、まずぴーかんさんがゴール。しかし、その後3分で自分もゴールし同点になりました。さらに15分ほど遊んでぴーかんさんがゴールし、ここで終了としました。試合時間35分。思ったよりもずっと良くできたサッカーゲームです。
結果:ぴーかん 2、自分 1
ドゥビトー Dubito
(プレイ時間 各10−15分)
少し時間が余ったのでクニツィアの「ダイス・トランプゲーム集」に収録されているドゥビトーを遊びました。トランプ会などで遊んだことはありますが、この横浜クニツィア会で遊ぶのは初めてです。2デッキのトランプを使い、手札8枚。手番には自分の前の4列のいずれかに1枚プレイして1枚補充するだけです。各列は、昇順、同スート、小銃で同スート、同ランク、という制限があり、それぞれ出したカードにつき1、2、3、4点になります。よって他のプレイヤーの出したカードもよく見て、スートが重ならないように、そして既に出ているカードを考えて昇順をつくったりなど、ロストシティ的な思考が必要になります。手軽で面白いです。
結果
1戦目:もと 47、ミスミン 46、自分 44、ぴーかん 29
2戦目:自分 46、もと 42、ぴーかん 40、ミスミン 38
アリストクラシー Aristocracy
(説明 5分 プレイ時間 30分)
ぴーかんさんのリクエスト。結構久しぶりに遊ぶ「アリストクラシー」です。タイル3枚をめくって既に公開されたタイルの中から1種類のタイルを選ぶ、というあまりない感じのメカニクスです。3種の産物は獲得してセットコレクションなどで点数になります。3種の建物は自分のコマを置くことができます。自分のコマで8つのエリアで多くを置いたり、エリア同士を繋いだりするのですが、何しろ公開されたタイルから選ぶというのがもどかしくも良い感じです。エリア同士を繋ぐために王や女王で空きますにコマを置くことができ、これがなかなか強力なのではと思われます。セットコレクションで大量の魚を得ていたミスミンさんの勝利。
結果:ミスミン 59、自分 38、ぴーかん 33
だるまあつめ Daruma Atsume
(プレイ時間 15分)
最後に、手軽に遊べる「だるまあつめ」です。3人だとあまり他のプレイヤーから奪われることが少ないので、ついめくりすぎてバーストしてしまいます。しかしバーストしなければ、次の手番に結構な数のカードを点数化できるハイリスクハイリターンな展開になります。でもみんなが多くめくれば結局は奪われる可能性は同じなのかもしれません。
結果:自分 172、ぴーかん 126、ミスミン 72
この他に「ヘックメックジュニア(第2版)」「エルファーラウスボードゲーム」「ラッツィア(アミーゴ版)」「ボツワナ(ニューゲームズオーダー版)」が遊ばれていました。次回は2024年1月6日で初の終日開催です。詳しくは以下のツイプラを見てください。
https://twipla.jp/events/592031
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