ジェリージェリーカフェ横浜 2023.11.20

久し振りに横浜のゲームカフェで平日の夜に遊びました。



アメージング スパイダーマン The Amazing Spider-Man Game
(説明 5分 プレイ時間 15分)
AmazingSpider-ManGame-Boxes.JPG「アメージング スパーダーマン The Amazing Spider-Man Game」はクニツィアが2012年にラベンスバーガーから出版した2−4人用のゲームです。2年後にリメイクの「アルティメットスパイダーマンゲーム Ultimate Spider-Man Game」が出版されましたが、コンポーネントのグラフィックが少し違う以外は同じゲームです。調べてみると「アメージングスパイダーマン」は2012年(続編は2014年)の映画のタイトルで、一方「アルティメットスパーダーマン」は2014−16年ごろのテレビシリーズのタイトルのようです(Wikipediaによる)。ゲームはダイスとキューブを使ったアクションゲームで、目的はマスクタイルとスパイダータイルを獲得することです。

AmazingSpider-ManGame-Inside.JPGコンポーネントは高層ビル群を表す大きなタイル4枚、スパイダーマンとリザードのコマ1つずつ、青いマスクタイル14枚、黄色いスパイダータイル10枚、ダイス1個(1−5とXの目)、灰色の小さなキューブ3個です。ボードは内箱をそのまま使います。内箱の四辺は紙が二重になっておりここに高層ビル群のタイルを挟み込むようになっています。また内箱の底に大小2つの円形の穴が空いたボードを置きます。

マスクタイルとスパイダータイルをよく混ぜ、それぞれの高層ビルの周囲にランダムにタイルを表向きに配置し、残りは山札とします。そして、スパーダーマンとリザードを向かい合う適当な高層ビルに配置します。これらのコマは高層ビルに引っ掛けられるようになっています。これでゲームの準備完了です。

AmazingSpider-ManGame-pieces.JPG手番にはダイスを振り出目の数以内(1以上)でスパイダーマンを時計回りに動かします。移動先の高層ビルの前にあるタイルを獲得するためには、灰色のキューブを30センチメートルほど上空から内箱のタイルと同色の円内に落とさなければなりません。ここで、高層ビルの高さによって落とせるキューブの数が決まります(低、中、高でそれぞれ1、2、3個)。落としたキューブがひとつでも目的の円内に触れればタイルを獲得できます。レアなスパイダータイルに対応する黄色の円は小さいので難しいです。またスパイダーマンがリザードに追いついたら止まらなければならず、このときはタイルの色に関わらず黄色の円を狙わなければなりません。その後リザードはスパイダーマンの反対側の高層ビルに移動します。

AmazingSpider-ManGame-SkyscraperTilesDiceStones.JPGその後、黄色と青の円に入ったキューブに従ってリザードを時計回りに動かします。黄色い円に入ったキューブ1つにつき5、青い円は2です。つまりタイル獲得に成功すれば必ず動くことになります。これによりリザードがスパイダーマンに追いついたらそこで止まり、手番プレイヤーは獲得したタイル1枚を失わなければなりません。その後リザードはスパイダーマンの反対側の高層ビルに移動します。

なおXの目が出たらスパイダーマンは動かさず、スパイダーマンから時計回りで一番近い高層ビルの前の空いた場所にタイルを補充してからタイル獲得に挑戦できます。こうして、青のマスクタイルと黄色のスパイダータイルを2枚ずつ獲得するか、あるいは合計でタイル6枚を集めたら勝利です。

エディションでの違い
2つのエディションでルールの相違はないですが、コンポーネントには相違が見られます。高層ビル、ダイス、キューブは同じですが、ボードとなる内箱、スパイダーマンとリザードのコマ、そしてマスクタイルとスパイダータイルのデザインは異なります。それぞれ映画とテレビシリーズの絵柄に合わせたのかもしれません。

AmazingSpider-ManGame20231120.JPG今回は一味さんとの2人プレイ。自分は2回目です。キューブを落とすのが結構難しく技術が要ります。見た目よりもちゃんと考えられているゲームで、4人でも十分な数のタイルがあります。どうしても高い高層ビルから3個のキューブを落としたいものですが、場合によってはリザードが大きく動く危険がありハイリスクハイリターンになっているのが良いです。のちに4人でも遊びましたが、2人の方が短時間で終わるので良いのではないでしょうか。

結果:自分 青2黄2(勝利)、一味 青3黄0



カウント アップ21 Count Up 21
(説明 5分 プレイ時間 各10-15分)
CountUp21-20231120.JPG数値1−21の21枚のカードを使った2人専用のゴーアウト系のゲームです。8枚ずつ配り余った5枚は伏せたまま使いません。スタートプレイヤーは手札から1枚を場にプレイし、それ以降は相手が出したカードより大きく差が3までのカードを出していきます。こうして相手が出せなくなったら、あるいは出さなかったらそのラウンドを勝利し、次のラウンドが始まります。こうしてどちらかの手札がなくなったときに、より多くのラウンドを勝ったプレイヤーがディールに勝利します。何度か遊んで先に3ディールを制すればゲームに勝利します。

21は最強ですがいつも出せるわけではありません。相手の手札の数字のギャップをうまくつくと勝てます。例えば4つの連続数値を持っていたらその一番低いカードは必勝なわけです。このあたりの駆け引きが面白く、カードの出し方、残し方も悩ましいです。

結果
1戦目:自分 3、一味 0
2戦目:自分 3、一味 2



島の完熟バナナ Reif für die Insel
(説明 15分 プレイ時間 30分)
ReifFurDieInsel20231120.JPGエッセン新作のクニツィアで一番面白いと思われるゲームです。しかし今回はオウムも黒バナナもほとんど出ないというマイルドな展開で、少々メリハリに欠けました。4人プレイだったので出てこないタイルが多いことがあるからかもしれません。それでも、アメンラー式の押し出し競りを楽しめました。一味さんと自分が同点でしたが、最も高い数値の手札が残っていた方がタイブレークに勝つということで、一味さんが勝利しました。

結果:一味 86、自分 86、シミーズ 75、名人 65



ハバランディ Havalandi
(説明 20分 プレイ時間 50分)
Havalandi20231120.JPG前回はB面を遊んだので今回はA面です。一応A面が初心者向けということになっています。気球打ち上げの得点ルールがちょっとわかりづらいのが難点で、ファミリーゲームとしては難しいと思われます。ダイス目頼りなのでなかなか思い通りに配置できませんが、なるべく色々なラインに自分の気球ディスクを展開しておけばダイス目が無駄にならずに効率が良いのかなあと思います。4人だと一人当たりのディスク枚数を減らすのですが、それでも終盤がアンチクライマックスになりがちなのでもっと少なくしても良かったのでは。

結果:一味 90、シミーズ 87、自分 85、名人 84



ムレム MLEM: Die Astrokatzen
(説明 20分 プレイ時間 45分)
MELM20231120.JPG2回目のプレイ。UFO拡張ルールを入れてみました。これによりUFOと遭遇するとキャプテンの得点になったり、毎回めくるカードでダイスの数が減ったり(そのかわり振り直しなどの特殊能力がつく)と悪くないと多みます。しかし、あとからちゃんとルールを読み直したら宇宙船がちょうどUFOのマスに止まらないと点数にならないみたいです(今回はUFOを過ぎても得点にしてしまっていました)。

前回は宇宙の果てまで誰も辿り着けなかったのですが、今回は序盤に2回も最深部に行けました。そんな無謀なのは自分だけだったのですが、この14点が大きく最後まで逃げ切れました。このゲーム初勝利です。

結果:自分 40、一味 38、名人 30

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