久し振りにひだりさん主催のR−120を訪ねて長時間ゲームをたくさん遊びました。とはいっても、結果を見るとどれもプレイ時間120分は切っていますね。
バルセロナ Barcelona
(説明 30分 プレイ時間 100分)
スペイン、カタルーニャのバルセロナの都市計画をモチーフとしたゲームです。バルセロナはセルダによって碁盤の目の街並みが作り上げられ、プレイヤーはその軌跡をたどっていきます。
手番には任意の交差点に市民トークンを置き、その縦横斜めに示されたアクションを行います。そのあと、配置されている市民トークンを使って建築するというのが基本の流れです。
11種類あるアクションは、道路を建設したり、資源やタイルがもらえたりなど多彩です。そのあとの建設では建設したいブロックの周囲の交差点に、指定された種類の市民トークンがあれば対応するタイルを配置できます。手番に配置する時に市民トークンは2段重ねて配置するので、自分だけ下の段を覚えておけばあとでそれを有利に使うことができます。正方形のブロックで配置できるタイルは開発度に合わせて3種類あり、どのタイルから置いても良いのですが、あとからより開発度の高いタイルでの上書きが可能です。
よくわからないままゲームが始まり、自分は初めは道路ばかり作っていました。しゅだっちさんが2本作ると同じ列に2本追加して7点というのが良さそうに思えたからです。その後、自分が建てた建物のボーナスを意識して、積極的に建てるのですが開発度1のタイルだとセルダボーナスが1上がるのに対し、開発度2-3の難しいタイルだとセルダボーナスが下がってしまいます。結局このゲームは何をやらせたいんだ? と思いましたが、とにかくセルダボーナスの恩恵にあずかるべく、開発度1を中心に建てていきました。そのおかげで、決算ではかなりのボーナス点が入りました。
面白いと思ったのは、市民トークンの配置と、それを使った建物の配置という二重構造になっていること。ここの駆け引きは悪くないです。ただ、プレイ経験者に聞くと交差点や路面電車はあきらかに弱く、ゲームバランスが悪い部分もあるようです。サグラダファミリアはボード上には現れず個人ボードでの進捗度になっているだけというのはちょっと残念です。都市計画のゲームはテーマとして好きなので、いずれワシントンDCも出してくれないかなあ。
結果:自分 176、ぴーかん 157、しゅだっち 145
レボルター Revoltaaa
(プレイ時間 10分)
「革命万歳」のリメイクで、基本は同時出しのロシア革命ルールになっており、バリアントとしてバナナルールという名前でトリックテイク式のフランス革命ルールが掲載されています。今回は、基本となる同時出しのルールで遊びました。2スートでトリックごとに合計値が高い方の色の一番低いカードが勝利します。どちらかの色が4トリック取られたら終了となり、4トリックになった方の色が1トリック1点です。言葉で書くと非常に分かりづらいのですが、なかなかひねりがあるゲームです。
3人で3ディール戦を行いました。1ディール目はぴーかんさん2点、自分1点。2ディール目は逆に自分が2点、ぴーかんさんが1点で、これで3対3です。最終の2ディール目でぴー菅さんがなんと3点も取り、勝利しました。しゅだっちさんは1回も得点となるトリックが取れず無得点。
結果:ぴーかん 6、自分 4、しゅだっち 0
失われた種の探索 The Search for Lost Species
(説明 40分 プレイ時間 105分)
島のどこかに隠れている失われた種(今回はフクロウ)を求めて島を探索するゲームです。スマートフォンのアプリケーションを使ったゲームなので、ひだりさんのスマートフォンを使って一緒に遊びました。
アクションはコスト(時間)が1-5かかり、それによって自分のコマが進みます。つねに時間を一番使っていないプレイヤーが手番となるので、コストの少ないアクションだと連続で行える場合があります。この辺は「テーベの東」と同じシステムです。
基本的には論理パズルで、4種の他の動物はそれぞれの法則があります。鳥は菱形状の4つのヘックスに生息するとか、蛇の隣のヘックスにはクスクスはいないとかカエルの隣は空きヘックスが2つあるとかです。ただ、空きヘックスというのは失われた種のマスを含むので失われた種を探すのはなかなか大変です。
アクションによって複数のヘックスの調査ができたり、村人に話を聞いたりということができます。自分は直線の3ヘックスのうち2ヘックスが鳥だということを突き詰めたのですが、他のプレイヤーはもっと早くに鳥の場所を突き詰めていたようです。そんなわけでひだりさんが見事に失われた種を探して勝利。
探検しているという感覚は面白いですが、もう少しプレイヤーインターアクションが欲しいです。他の人が何を調査しているか、ということがわかってもあまり手がかりにはなりません。せっかくアプリケーションを使っているならば、そのあたりをもう少し強める方向にしてほしかったです。
結果:ひだり 50、ぴーかん 25、自分 20
スリー リング サーカス 3 Ring Circus
(説明 15分 プレイ時間 85分)
アメリカ東部・中西部でのサーカス興行をテーマとしたゲーム。カードでカードを購入して自分のボードに並べ、それぞれの都市の需要に合わせたサーカスを行っていきます。エリアマジョリティーの要素もあり、なかなか大変なゲームです。とにかく普段遊ばないような重いゲームを遊んで疲弊していたので、あまり細かいルールを理解せずになんとなくで遊んでしまいました。
ボードには多くのアメリカの都市が示されており、マサチューセッツ州ブロックトンなどかなり小さな町も示されていたのが懐かしくもあり面白かったです。ところで、「スリーリングサーカース」という同名の映画があるみたいですね。関係あるのかな?
https://en.wikipedia.org/wiki/3_Ring_Circus
結果:あすまー 116、ぴーかん 114、一味 113、けがわ 106
コメント