メープルゲーム会 2023.09.02

千葉佐倉でのメープルゲーム会の2日目です。



シー ソルト & ペーパー Sea Salt & Paper
(説明 15分 プレイ時間 各65−70分)
SeaSalt&Paper20230902.JPG日本語版が発売された「シーソルト&ペーパー」です。手番には山札からカードを2枚を引いてそのうち1枚を捨てるか、2つある捨て札の一番上のカードを取るかのどちらかです。手札になってしまうとそれを捨てることはできないので、ちゃんと計画的に欲しいカードを取っていくことが大切です。7点以上で上がり宣言ができますが、すぐにあがらず1周だけ待つとボーナスがありますが、その時他のプレイヤーの方が高い点数だと得点になりません。このあたりの駆け引きは花札のこいこいみたいです。

初めて遊んだときはよくわからずに終わったのですが、何度か遊ぶと面白さがわかってくるゲームです。今回で3回目で、面白かったので2回連続遊んでしまいました。35点先取で2回ともスコットさんの勝利。

結果
1戦目(4ディール):スコット 37、kizu 21、自分 11
2戦目(6ディール):スコット 35、自分 28、kizu 24



かりうち Kariuchi
(プレイ時間 10分)
Kariuchi20230902.JPG一度別のコンポーネントで遊んだことがある「かりうち」を遊びました。これは前回のゲームマーケットで購入したもので、コンポーネントは美しいです。ゲームとしては前回と同じ感想で、序盤はひたすら相手の駒をお互いにヒットして戻すという展開だし、コマを重ねるほうが確実に早いし、近道の利用が簡単なのでボードの反対側はほぼ使いません。昔はこういうゲームを遊んだのかもしれないのだなあ、という雰囲気を楽しむゲームだと思います。

結果:自分 勝利、kizu 敗北



ハーメルン ケイブ Hameln Cave
(プレイ時間 25分)
HamelnCave20230902.JPG協力トリックテイクでトリックに勝ったプレイヤーの方に船が進んでいくのが面白いシステムです。どちらかが4トリックとったらラウンド終了なので、できるだけラウンドが長くなるように3トリックずつ取るということに全力を注いでいたのですが、亡霊を撃退することを忘れていてそのあと一気に敗北してしまいました。やはりしばらく遊ばないと感覚を忘れてしまいますね。

結果(レベル1):敗北



シリアリアン Serialian
(説明 20分 プレイ時間 各5−10分)
Serialian20230902.JPG12枚のカードしか使わないというミニマリスティックなマストフォローのトリックテイクです。3スート4枚ずつで数字はmod3での0、1、2に対応しています。マストフォローで、リードスートの高い数値順、そのあとにオフスートの高い数値順というように順位が決まり、高い数値のプレイヤーから出されたカード(自分が出したカードも含む)のうち1枚を自分の前に表向きに置きます。そのあと2番目のプレイヤーから次のトリックをリードします。

もし誰か(自分も含む)が取ったカードでスートをフォローできるときには自分の手札から出す代わりにそのカードを使うことができます。このルールは非常に大切なのですが、説明書(日本語と英語)を読んだだけでは使えるのは自分が取ったカードだけなのかという部分がよくわからず、最終的にルールの動画を見てようやくわかったという次第です。大切なルールなので、例も含めたきちんとしたルール説明が欲しいです。特に「他のプレイヤーが取ったカードでもそれを自分の手札のようにして利用できる」というのはあまりないルールなのですから。

このルールのために手札の枚数に差異が起こり、誰かの手札が無くなったらそのトリックで終了です。ここできっちり2枚のカードを獲得していたら、その数値の差分が大きいプレイヤーから3点、2点、1点と得点になります。何ディールか遊んで7点に達すると終了です。また3枚のカードを獲得していて、さらにそれらが連番だと7点獲得でサドンデス勝利です。

4人だと手札3枚なので通常だと3トリック後には3枚獲得してしまいます。なので他のプレイヤーに使ってもらうように仕向けるしかないのですが、他のプレイヤーは使う義務があるわけではないので、まあどうしようもない展開になることもあります。それよりも3枚での連番が意外と狙いやすく、最初の3戦はすべてサドンデス勝利で終わりました。

2番目に大きいカードが勝つというのもいまひとつ活きていない気がします。7、8、9が各スートで2番目に大きい数字なので、これらをプレイするとリード権が得やすいというのはひねりがあるのですが、いまひとつ作者の意図が見えてこないです。

4人で各スート4枚だと、1−1−1−1というブレイクになっていたら1巡でもうそのスートはおしまいです。もう少しカード構成を変えても良かったのではと思います。

4戦目にして、ようやくサドンデスでなく点数を重ねていく展開になりました。いろいろあとから聞いた話だと、3人のほうが面白いということなので、次回は3人で試してみたいです。

結果
1戦目:kizu 7、ジム 3、スコット 0、自分 0
2戦目:スコット 7、自分 3、ジム 0、kizu 0
3戦目:ジム 7、kizu 7、スコット 7、自分 3
4戦目:スコット 9、ジム 5、kizu 4、自分 3



スペース ワーム Space Worm
(プレイ時間 各30−35分)
SpaceWorm20230902-1.JPGクニツィアの紙ペンゲームです。未プレイだったステージ3と4を遊びました。ステージ3は上下と左右が繋がっている場所があり、ここをすべて通ると果物のように順位点がもらえます。ただ、ここを通るのが非常に難しく、かなり難易度が高いステージだと思いました。これまでの経験を活かして1位。

SpaceWorm20230902-2.JPGステージ4は止まるとライフが1つ減る悪魔のマスが沢山あります。思ったよりもこれらを避けることができますが、小さい数字をとりすぎたせいか最後は時間切れ(スコットさんが全果物制覇)で終了し最下位に終わりました。

だいたい1ステージ30分ほどかかるので難しいかもしれませんが、いずれはステージ1から4までを通して得点を競う持久戦、スペースワームスペシャルを遊んでみたいものです。

結果
1戦目(ステージ3):自分 15、kizu 7、スコット 5、ジム 5
2戦目(ステージ4):スコット 18、ジム 8、kizu 7、自分 3



イスファハン Yspahan
(説明 15分 プレイ時間 125分)
Yspahan20230902.JPG何年ぶりかで遊ぶダイスゲームの「イスファハン」です。出版社イスタリを代表するゲームの一つで、当初は色々な場所で遊ばれていました。スタートプレイヤーがダイスを振り、それを出目ごとに分けて低い目(1)から高い目(6)へと順に6マスあるダイスドラフト用のボードに置いていきます。一番低い目が置かれるのはラクダのマスですが、最も大きい目は必ず最後の金貨のマスに置かれます。そしてこれらのダイスを出目ごとに順にドラフトして対応するアクションを行うのです。

ドラフト用のボードの真ん中4マスはメインボードの4つの地区に対応しており、そこにダイスの個数だけ自分のコマを置いて地区の中の小さな区画を完成させるのが主な目的です。ひとつの区画にはひとりのプレイヤーしかダイスを置けず、ひとつの区画に置き入るまでは他の区画に置くことができません。なのでエリアマジョリティーというわけではなく、どのくらいの大きさの区画ならラウンド終了時の決算までに完成できるのか、というのが焦点となります。ドラフト用のボードで最も大きな目に近いマスに対応する北東地区にはなかなかダイスが置かれない(ダイスの出目で1−6全てが揃わないと置かれない)のですが、その代わり得点も高いです。

他にもいろいろと要素はありますが、とにかくこのゲームで初めて勝つことができた気がします。ダイスの使い方といい、現代(2010年代後半以降)のゲームの基礎になっているゲームだなあという印象のゲームでした。

結果:自分 164、スコット 137、kizu 128、ジム 117



ババババ バーガー BaBaBaBa Burger
(説明 10分 プレイ時間 45分)
BaBaBaBaBurger20230902.JPG8種類ある食材を集めてハンバーガーを完成させるというゲームです。自分の手下コマ(バイト君)に食材を集めさせますが、カードを見ることができるのはコマが戻ってきた時だけというギャンブル性が面白いです。他のプレイヤーコマが同じ場所に来ると強制的に押しのけられて食材共々手元に戻ってきますが、戻されて嬉しい場合もあるし困る場合もありこの辺りのニュアンスも程よいです。

久し振りに遊びました。序盤ではチキンの需要が非常に高かったのですが、集めても集めてもポテトやバンズだらけで、かなり出遅れてしまいました。中盤以降でスコットさんが間違えてほぼ完成したバーガーを捨てる羽目になってしまい、その隙に自分が連続してオーダーを完成させて逆転勝ち。

結果:自分 1500、ジム 1300、スコット 1200



クリベッジ Cribbage
ZombieCribbage20230902.JPGスコットさんが最近買ったという「ゾンビクリベッジ」を遊びました。といっても得点用のコマとボードがゾンビというだけで普通のクリベッジです。かなりルールを忘れていましたが、だんだんそういえばこんな感じだったと思い出してきました。途中、かなりの接戦になりましたが7点差で敗北。

結果:スコット 120、自分 113



カルカソンヌ ディ ブルク Carcassonne: Die Burg
(プレイ時間 50分)
CarcassonneDieBurg20230902.JPG最後を飾るのは「カルカソンヌディブルク」です。今回は大きな灰色の領域は取れなかったものの、赤い屋根の大きさでは+2のタイルもあって勝利。最後に直線の道路のタイルを待っていたのですが、これは5枚しかないのですね。行き止まりが6枚あるのは覚えていましたが、直線5枚も覚えたほうがよさそうです。途中、珍しくプレイできないタイルを引いてしまい(写真:四方向に道路があるタイル)、ルールと照らし合わせて捨てることになりました。こういうこともあるのですね。

結果:自分 111、スコット 90



これでメープルゲーム会2023年秋の部(?)は終わりです。翌日はボードゲーム大祭へ!

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