3日目のこの日は日曜日。日曜日はなんと(というかアメリカでは割と普通ですが)通勤鉄道のTREは全て運休です。誰かに迎えに来てもらおうかとも考えたのですが、色々と調べてバスを使うことにしました。231系統のバスでトラムの Dallas College North Lake Campus 駅まで行って週末も動いているトラムに乗ろうと思っていましたが、待合室の係員に聞いてみると230系統のバスに乗って終点のリモートサウス駐車場に行き、そこからは各ターミナルへ行く無料バスを使えば良いのでは、と言われました。確かにこれだと乗り換えは1回だけで済みます。盲点でした。
バスを待つ間に近くのマクドナルドで買った朝マックで朝食です。ソーセッジエッグマフィンとハッシュブラウンは変わらぬ美味しさでした。さらにオレンジジュースとホットコーヒーも買って完璧です。230系統のバスは$2.50くらいで有料のはずですが、現金で払おうとしたらその処理が面倒みたいで無料にしてくれました。それにしてもたった10マイルの距離なのに公共交通を使おうとすると大変です。
ロボトリック Robotrick
(プレイ時間 30分)
まずは持参したロボトリックです。遊ぶのは久し振りで、以前遊んでとても面白かったのですが、再販されて先日のゲームマーケットで購入したのです。
3人専用で切り札ありのトリックテイクですが、ロボット(ダミープレイヤー)がおり、カードを出すときの規則(リード、フォロー、アンフォロー)が示されています。トリックに勝つとロボットが出したカードを得点として獲得し、ロボットが勝つと各自が出したカードがそれぞれのマイナス点になります。また、プラス点になるカードは最初の3枚だけで4トリック目以降はマイナス点になってしまうのもつらいところです。
1戦目は全員マイナス点。2戦目は「ギャングオブダイス」の前に遊び、ひとりだけ大幅にプラスであとはマイナスと、なかなか派手な展開でした。
結果
1戦目:ジェイク -12、自分 -20、エリック -40
2戦目:デレック 38、キャンディス -1、自分 -5
リカーーーリング Recurrring
(プレイ時間 各35-55分)
前日の最後に遊んだリカーーーリングを再び遊びました。3ディール戦ですが、皆強い!
2-3戦目は「ギャングオブダイス」のあとで遊びました。特に3戦目はパートナーシップで、久し振りでしたがこれも良いですね!! パートナーシップをもっと遊んでみたい。(再び写真撮り忘れ!)
結果
1戦目:アーロン 34、エリック 30、テイラー 17、自分 15、ジェイク 6
2戦目:デレック 27、自分 27、ジェイク 15、テイラー 5
3戦目(パートナー):自分&ジェイク 45、テイラー&デレック 31
バベルの塔 Der Turmbau zu Babel
(説明 15分 プレイ時間 50分)
ここでライブラリーから誰かが借りてきた「バベルの塔」を遊びました。自分以外は全員初プレイです。非常に美しいルールで独特のプレイ感覚があります。エリアマジョリティーとディスクを適度にとっていった自分が1点差で勝利。白熱した戦いでした。
結果:自分 77、ジェイク 76、アーロン 73、テイラー 64
トゥー メニー クックス Too Many Cooks (R&R初版)
(プレイ時間 75分)
マストフォローのカウントアップ系というちょっと変わったクニツィアのゲームです。自分はプレーンスート(玉ねぎ、豆、きのこ)のメニューはそのスートがほぼボイドのときに出すという作戦でしたが、今回はあまりうまくいかず。それでもかなり僅差で楽しめました。5人中4位。
結果:ジェイク 17、テイラー 16、キャンディス 15、自分 13、アーロン 11
ビッグ ショット Big Shot (プレイテ版)
(説明 5分 プレイ時間 50分)
ランドルフの競りゲームで、プレイテから最近再販されました。初版はラベンスバーガーの2001年版のようです。ボードに描かれた街の区画ごとにマジョリティーで得点が入ります。そのためのプレイヤーのコマはランダムに4個ずつセットになっていて、競り落としたプレイヤーが自由にボード上に振り分けることができるというのが特長です。
7個目が置かれると決算になるし、そのとき同数だとキャンセルされるという「ラスベガス」(あるいはハゲタカのえじき)方式なので、7個目に達する時にコントロールしたいという意思がプレイヤー間で強く働きます。そのあたりを面白いと思えるかどうかが、このゲームを気に入るかどうかなのだと思います。
結果:キャンディス 17、自分 16、ジェイク 13、テイラー 5
空腹に耐え切れず買ってしまった。スペアリブ。値段は高めだけど量が多いので2食分になります。
ジャム セッション Jam Session
(説明 5分 プレイ時間 35分)
「ジャムセッション」は日本の同人トリックテイクです。ジェイクやテイラーは非常に日本の同人ゲームに詳しく、彼らが持ってきたバッグの中はトリックテイクやタロットや同人ゲームばかりです。素晴らしい。
場には人数分のカードがあり、1巡のトリックテイクで数字の大きいプレイヤーから場のカードをドラフトします。そしてプレイしたカードが次の場札になります。ドラフトしたカードは自分の前に並べ得点になります。規定枚数を集めると最も多く持っている色が得点となります。なので、トリックで一番弱かったプレイヤーだけはドラフトをしないという選択肢があります。
また、規定枚数は印の付いたカードをとることで上げていくことができ、これによって高得点を期待できるのも面白いところです。なかなかよくできたゲームだと思います。また、遊んでみたい。
結果:ジェイク 18、自分 18、デレック 12、テイラー 10
ここで「ロボトリック」の2戦目です(結果は前述)。
ギャング オブ ダイス Gang of Dice
(説明 5分 プレイ時間 40分)
ジェイクの提案で「ギャングオブダイス」を遊びました。なんとジェイクは2セット持っており、これによって8人まで遊べるそうです。すごい! 今回は5人で遊びました。このゲームの特徴は振るダイスの数を任意に決められることです。みんなリスクを負ってでも多くのダイスを振って優位に立とうとするので、非常にエキサイティングでした。なんとジェイクは破産。そして自分もたったの4個しかダイスが残りませんでした。
これはもう1セット買うべきですね。
結果:デレック 116、テイラー 83、キャンディス 55、自分 4、ジェイク 0
ここで「リカーーーリング」の第2−3戦目を遊びました(結果は前述、やはり写真撮り忘れ)。
パーフェクト ナンバーズ Perfect Numbers
(プレイ時間 20分)
先日に引き続き「パーフェクトナンバーズ」を遊びました。まだこの小さなオランダのカードゲームはあまり知られていないみたいです。先日は3人と2人でしたが、今回は4人プレイ。4人だと相手に押し付けやすいのは良いところですね。
結果:ジェイク 18、テイラー 17、自分 15、デレック 10
シークレット ナンバー Secret Number
(説明 5分 プレイ時間 25分)
持参したゲームから「シークレットナンバー」を遊びました。前日にエリックと2人で少し試したのですが、これは3人以上でないと厳しいと早々に諦めたゲームです。
各自に2枚ずつ数字カードを配り、1枚だけ余ったカードの数字を当てるというゲームです。プレイヤーは2枚の数字で四則演算をして、その結果を公表するか、あるいはどちらかのカードを公表するか、などを行い、少しずつ全員にヒントがわかってきます。これはなかなか面白いです。
結果:自分 10、ジェイク 9、デレック 3、テイラー 1
12チップ トリック 12 Chip Trick
(説明 10分 プレイ時間 10分)
エリックのBGGでのレポートを見て興味を持っていた3人専用のトリックテイクです。名前の通り赤黒6枚ずつの12枚のチップ(木製の小さな円盤)しか使いません。1−12の数値が書かれており、赤が4−9、黒がそれ以外の番号になっています。数値の高いプレイヤーがトリックに勝ち、そのトリックでプレイされたチップを1枚獲得し、他のプレイヤーは順に残りのプレイされたチップを選んで手札に戻します。つまり手札と獲得したチップの合計は常に4枚なのです。誰かが4トリック勝ったらゲーム終了で、そのときそれぞれが持っている4枚のチップの合計が得点になります。21点以上だと、得点が半分(端数切り捨て)になるというルールがあるので理想は合計を20に抑えることですが、12、11、10、9という最高値の4枚を取ると21点になるというのもミソです。12枚のチップだけでこんなに面白いゲームになるのかと感心しました。
結果(1ディールのみ):自分 20、デレック 17、テイラー 11
レ プラトー Le Plateau
(プレイ時間 60分)
この日の最後は、フレンチタロットを使ったコネクションゲームの「レ・プラトー」です。タロットを使ったトリックテイクなのですが、勝ち取ったカードに対応するヘックスに自分のコマを置けます。こうしてできるだけ多くの対辺をつないでいくという、かなり変わったゲームです。
もう深夜の2時半くらいで、あまり覚えていないのが残念ですが、またいづれ遊んでみたいゲームです。専用のコンポーネントが美しいです。
結果:デレック 21、テイラー 0、キャンディス 0、ジェイク -7、自分 -14
終わったのは深夜の3時20分。もう数えるほどの人達しか遊んでいませんでした。この日は結局ホステルに帰りませんでした。
(4日目に続く)
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