北米ゲーム旅行 ワシントン編 2023.05.17-05.25

WashingtonStateCapitol20230522.JPG2019年以来4年振りに北米を訪ねました。5月26日から29日まで4日間のBGG.Springに合わせて、その前後で旧友を訪ねました。旅行の目的は主に4つあります。

1.ワシントン州オリンピアで旧友と過ごす。
2.友人とワシントン州の国立公園2カ所を訪ねる。
3.テキサス州ダラスでBGG.Springに参加する。
4.ニュージャージー州プリンストン近郊で旧友と過ごす。

HohRainForestSpruceNatureTrail20230522.JPGパシフィック・ノースウエスト(太平洋岸北西部)のワシントン州、南部のテキサス州、そして東部のニュージャージー州と移動もかなりの距離です。他にもオレゴン州ポートランド、テキサス州ヒューストン、ワシントンDC、マサチューセッツ州にも行きたかったのですが、限られた日程の関係で今回は断念。アメリカに行くのにワシントンDCに寄らないというのは何だか不思議な気分ですが、DC時代の同居人のうちマイクとは一緒に国立公園巡りをするし、アーブリンとは自分が帰国後に日本で会う予定です。

これを元に立てたのが以下の計画です。

旅行計画
5月17日:東京(成田)からソウル(仁川)経由でワシントン州シアトルへ(アシアナ航空)、シアトル泊
5月18日−21日:ワシントン州オリンピア滞在
5月22日−25日:レンタカーでオリンピック国立公園、ノースカスケード国立公園を巡る
5月26日:シアトルからダラス(ラブフィールド)へ(アラスカ航空)
5月26日-29日:テキサス州ダラスでBGG.Springに参加
5月30日:ダラス(ダラス・フォートワース)からニューヨーク(ラガーディア)へ(スピリット航空)
5月31日-6月4日:ニュージャージー州プリンストン近郊滞在
6月5-6日:ニューヨーク(ニューアーク)からデトロイト経由で東京(羽田)へ(デルタ航空)

NorthCascadeNPEntrance20230524.JPG徐々に計画を固めていった関係で、4回の飛行機はすべて異なる会社です。さらに東京、ダラス、ニューヨークでは出発と到着の空港が異なります。4年前のアムトラックが素晴らしかったので今回も乗ろうと思っていたのですが高額すぎて断念しました(4年前は275ドルで現在は570ドル)。宿泊はシアトル1泊とダラス5泊のホステルだけは予約しておきました。また国立公園を巡る間のレンタカーと宿泊施設は同行するマイクが予約してくれました。

第1部「ワシントン編」は最初の9日間のワシントン州での旅の記録です。ゲーム要素は薄め。(冒頭の3枚の写真はそれぞれオリンピア、オリンピック国立公園、ノースカスケード国立公園です)

=============================================================

5月17日 水曜日 (成田からシアトルへ)

Narita747Jambo20230517.JPG成田空港第1ターミナルは去年の秋に比べるとだいぶ活気が戻っている気がします(もっとも去年のエッセン行きで使ったのは第2ターミナルなので多少違うのかもしれませんが)。アシアナ航空101便 OZ101で韓国仁川へ、さらに272便 OZ272でシアトルまで向かいます。やたらと飛行機の写真を撮っている人がいるので聞いてみたら、このジャンボジェット747-400はもうほとんど残っていないらしく、それに乗るためにだけ韓国まで往復するそうです。すごい。

Pho20230517.JPG初めてのアシアナ航空での機内食はとんかつでコチュジャンがついてきました。試しに少しだけ使いましたが辛すぎて後悔。ずっと口の中がひりひりしていました。韓国の航空会社だけあって、噂には聞いていましたがモニターの地図での日本海や竹島の表記が異なります。また長野のあたりにHanamakiという謎の地名があります。

乗り換えだけとはいえ韓国は初めてです。韓国料理は苦手なので、フードコートでベトナムのフォーPho を食べ17茶という十六茶みたいなのを飲みます。14500ウォン= 1500円。アメリカでよく食べたフォーと似た馴染みのある味でしたが、葉っぱの量が少ないです。アメリカだとパクチーとは別に何かの葉っぱが大量に盛られてきて、それをたっぷり入れるのが好きなのですが、あれはアメリカに行かないと食べられないのかもしれません。

WestlakeStation20230517.JPGソウル・仁川を出発し、無事にシアトル・タコマ空港に到着。シアトルに足を踏み入れたのは27年振り2回目です。数週間前に市役所から獲得したワクチン証明の書類はアメリカ政府の方針が変わったので不要でした。サウンド・トランジットのLink 1 Lineというトラムでダウンタウンのトンネル区間にあるユニバーシティーストリート駅へ向かいます。27年前はトンネルバスと呼ばれていてバスが走っていたのですが、将来を見越して当時から既にレールが引かれていたのを覚えています。一時はバスとトラムが共同利用していたらしいですが、現在はトラム専用となり、やたらと広く感じられます。

GreenTortoisHostel20230517.JPG黄色い棒のところに車両と車両の間がぴったり止まるようになっていて、盲人が誤って侵入転落するのを防いでいます(写真はWestlake駅)。駅を出て勘に頼って適当に歩いていたら、予約していたグリーン・タートス・ホステル Green Tortoise Hostel を見つけました。パイク・プレイス・マーケット Pike Place Market の隣りという好立地です(写真はホステルからの眺め)。

KingStreet20230517.JPGチェックイン後、パイオニア・スクエアまで散歩し、明日のアムトラックのチケットを買うためにキングストリート駅に向かいます。入口に警官が2人いてどこに行くのかと尋問されたので「チケットを買いに来た」と言って入り、誰もいない待合室が広くて趣のある建物だったので見に行ったら、なぜかすごい勢いで警官に咎められました。チケットを買ってから見に行ったら何も言われなかったのに。チケットはオンラインで調べたのと同額でした。

SpaceNeedle20230517.JPG夕方過ぎにウエストレイク Westlake からモノレールに乗ってシアトルのシンボルであるスペースニードルに行ってみました。27年前は車での訪問だったのでスペースニードルの近くに車を止めてモノレールで市内に来たので逆の経路をたどることになります。スペースニードルの展望台でカフェラテを買おうと思ったら、現金は受け付けてくれず、クレジットカードで払おうとするもカードが4回も拒否されてしまいます。仕方ないので$5.51をちょうど現金で払うのはどうかと提案すると、現金なら手数料があるので$7だと明らかなメチャクチャを言われました。言い合いになったものの、らちがあかないので現金$5.51をカウンターに置いてきました。

FreeFood20230517.JPG帰りにモノレールに乗ろうとしたら、既に終電を過ぎていました。往復券を買って損した気分です。モノレール沿いに歩いてホステルに戻ったらフリーフードとして置かれていたパスタサラダにありつけました。ラッキー。時差の関係で40時間という長い1日が終わりました。

=============================================================

5月18日 木曜日 (シアトル)

Breakfast20230518.JPGこのホステルは卵や果物やイングリッシュマフィンが無料提供だったので、目玉焼きを作って朝食にします。そして近くにあるMetsker Mapsという地図専門店で来週訪れる予定の国立公園2箇所の地図を買います。レンタカーにはおそらくナビゲーションが付いていないだろうし、やはり紙の地図があると便利だからです。

TourOffices20230518.JPGこの日の目的は27年前にも訪ねたシアトルの地下世界へのツアーに参加することです。シアトル・パイオニアスクエアの使われていない地下を巡りながら歴史を学べるというツアーで、前回とても印象深かったのでシアトルに来たらまた絶対に再訪しようと思っていたのです。

現在は2つの団体がツアーを行なっているらしく、自分が以前参加したのは1965年からある「ビル・スピーデルスのアンダーグラウンド・ツアー Bill Spiedel's Underground Tour」で、2013年から新たに始まったのが「ベニース・ザ・ストリート・ツアー Beneath the Streets Tour」です。ホステルからは後者の割引券をもらい、こちらの方が人気があるよと言われたのですが、せっかくシアトルまで来たので両方に参加して比べてみることにしました。受付が隣同士にあるので間違えやすいです。

UndergroundSkylight20230518.JPG旧来からのアンダーグラウンド・ツアー はその場でチケットを買いました。といっても手にスタンプを押してもらうだけです。11時からの75分のツアーで、ツアーガイドのジムは説明がうまく、またすごくジョークが面白くて非常に楽しめました。

パイオニア・スクエア付近の地下1階は昔は地上だったのであり、シアトル東部の山を崩して開発する時の土砂を使って、また度重なる洪水を防ぐためにも通りの車道部分を1階分かさ上げしたのです。かさ上げされたのは車道部分だけで、歩道からはハシゴで上り下りしていたそうです。のちに2階部分の歩道(現在の1階の歩道)を覆ったときに1階部分の歩道(現在の地下)にも光が入るようにと、ところどころがスカイライトと呼ばれるガラス越しになっています。だいたいは覚えていたものの、改めて話を聞くとやはり興味深いです。

合計3カ所の地下を巡り、地下からスカイライトも見られたし、素晴らしいツアーです。思わず最後にチップを弾んでしまいました。

BeneathTheStreets20230518.JPGフードトラックで買ったシアトルドックというホットドックで昼食後、もうひとつのベニース・ザ・ストリートに参加しました。チケットはインターネットで予約済み。13時半から45分のツアーです。アンダーグラウンド・ツアーとは異なる地下世界を訪ねられたのは良かったです。しかし、どうも昔の雰囲気が残されているという感じではなく、またスカイライトを地下から見上げることもできずに残念。時間も短いので、訪れた地下も2箇所だけです。残念なことにガイドの説明もどうもいまひとつだったのでチップは払いませんでした。どちらかに行くなら断然老舗のアンダーグラウンド・ツアーを勧めます。

AmtrakSeattleKingSt20230518.JPG終了後は Magic Mouse Toys というおもちゃ屋や、クロンダイク・ゴールドラッシュ国立歴史公園 Klondike Gold Rush NHP という無料の博物館に立ち寄り、パイク・プレイスに戻ってサーモンを食べました。そしてホステルで荷物を引き取って、シアトル・キングストリート駅から18:10発のアムトラック「カスケード号」でオリンピアへ出発。行き先ごとに乗る車両が違うみたいで、ポートランドまで行く乗客と待合室で仲良くなったのですが、別の車両になってしまいました。どうも駅によってドアが開く車両を制限しているとのことです。

1時間くらいでオリンピア・ラーシー・ミレニアム駅 Olympia-Lacey Millenium に到着。サラ&アンドリューと長女のプルーデンス夫妻が迎えに来てくれました。プルーデンスの運転で、車はなんか高級そうだと思ったらポルシェみたいです。まだ運転に慣れていないみたいでちょっと怖かったのですが、無事にサラ&アンドリューの家に到着。彼らは日本に3年間住んでいたこともあり、会うのは4年振りです。懐かしい! 子供達もみんな元気。

=============================================================

5月19日 金曜日 (オリンピア)

CapitolView20230519.JPGオリンピア Olympia, WA はワシントン州の州都(連邦首都ワシントンではない)ですが、州内での人口のランキングは23位と相対的には小さな町です。これは全50州の州都で最下位の順位です。そんな目立たないオリンピアに4泊します。長女のプルーデンスの新居からは湖を挟んで州議事堂が見えます。

MagicKombucha20230519.JPGアンドリュー、プルーデンス夫妻とファーマーズマーケットを散策してから、Ninevehというフードスタンドでファラフェル、フライド・カリフラワー、ババガノッシュ Baba Ghanoush で昼食です。こういう味は久し振りで、すごく美味しいのですが、勧められて飲んだマジック・コンブチャはいまひとつでした。なんだマジック・コンブチャって? 調べたけどよくわからん。

そのあとボストンハーバー Boston Harbor, WA という町(東部マサチューセッツ州のボストンハーバーではない)までドライブしてから帰宅しました。夜は子供たちとゲームです。



6ニムト 6 nimmt!
6nimmt20230519.JPG本当に久し振りにサラとその子供達と一緒にゲームをしました。3ディール戦です。多人数の方が抜けているカードが少ないので戦略的になるのではと思われます。

結果:自分 12、マリエット 20、サラ 31、ラザフォード 46、ジャンシス 59、セシル 77



リカーーーリング Recurrring
Recurrring20230519.JPG次に大人を中心にちょっと難しめのリカーーーリングです。5人で始めましたが、後から来て隣りで見ていた次女のジャンシスが一緒に遊びたそうでした。3ディール戦で最下位。みんな遊んだことがあるとはいえ上手です。

結果:プルーデンス 23、プリムローズ 23、マリエット 18、サラ 15、自分 7

=============================================================

5月20日(土曜日 オリンピア・ニスクアリー公園)

この日はのんびりと子供たちとゲームをしたり、路上で「フォースクエア」を遊んだりして昼まで過ごしました。



ラビリンス Das Verrückte Labyrinth
Labyrinth20230520.JPG四女のマリエットとラビリンスを遊びました。子供のゲームですが、ロングセラーだけあってよくできています。童心に返ったみたいで楽しめました。

結果:マリエット 勝利、自分 敗北



ゴミ箱パンダ Trash Pandas
TrashPandas20230520.JPG続けてゲームライト出版の「ゴミ箱パンダ」というカードゲームを遊びました。マジョリティーを争うゲームですが結構テキストが多いゲームです。ゲームライトのゲームはあまり日本では流通していないかもしれません。手抜きをせずに戦っていたのですが、敗北。

結果:マリエット 26、自分 7



スカルキング Skull King
SkullKing20230520.JPG久し振りに遊ぶ「スカルキング」です。子供達もちゃんとマストフォローのトリックテイクを遊べるところに文化の違いを感じます。時間の関係で8ディールまでで終了となりましたが、5人中最下位でした。みんな強いですね。

結果:ラザフォード 270、プリムローズ 220、マリエット 160、サラ 100、自分 -30



NisquallyNWR20230520.JPGマイクがワシントンDCから到着。サラ、マイク、自分と3人が集まりちょっとした同窓会です。子供達も一緒にみんなでビリー・フランク Jr. ニスクアリー国立野生動物保護区 Billy Frank Jr. Nisqually NWR (National Wildlife Refuge) に行きました。すごく景色が良くて広々としていて、野鳥が結構見られます。双眼鏡を持って来れば良かった。

夜はカレーを食べ、マイクにベッドを譲って自分は暖炉の前で寝袋で寝ました(このために寝袋を持ってきました)。

=============================================================

5月21日 日曜日 (ポートタウンセンド)

Breakfast20230521.JPGオートミールで朝食後、マイクとサラの家族とみんなでポート・タウンセンド Port Townsend, WA というちょっとおしゃれな町まで遊びに行きました。総勢11人で3台の車に分乗して出発です。自分はマイクが空港で借りたレンタカーを2人で交代で運転。キアの車でフロリダのライセンスプレートが付いています。

KennedyCreekNAP20230521.JPG途中、ケネディ・クリーク・ナチュラル・エリア保護区 Kennedy Creek Natural Area Preserve やポットラッチ州立公園 Potlatch SP に立ち寄りながら US-101(国道101号)、そして WA-20 (ワシントン州道20号)を北上します。緑が深くてとても綺麗です。細かく速度制限が変わるのに対応できず、警察に止められて速度オーバーの注意を受けてしまいました。国際免許を見せてレンタカーだということを説明したら切符を切られずに済みました。レンタカーはフロリダでの登録が多いらしく、警察もプレートを見て恐らくレンタカーだと思ったそうです。

Tommyknockers20230521.JPGポート・タウンセンドでは トミーノッカーズ Tommyknockers という英国風レストランでクラムチャウダーとスコッチエッグで昼食。そして街を散策した後は Better Living Through Coffee でコーヒーブレイク。ポットに「1/2&1/2」と書いてあるのでなんだと思ったらハーフ&ハーフのクリーマーのことでした。帰りはWA-19、WA-104、WA-3、WA-16と南東にドライブし、ギグハーバー Gig Harbor の Brimstone/Iscreamery でみんなでアイスクリームを食べて休憩。さらに設計ミスで有名なタコマ・ナロウズ・ブリッジ Tacoma Narrows Bridge を通ってI-5で帰宅。夕食はピザ。

=============================================================

5月22日 月曜日 (オリンピック国立公園)

MapOlympicPeninsula2023.JPG月曜なのでサラも子供達も仕事や学校です。唯一休みだというアンドリューに見送られてオリンピアを出発します。これから4日間はマイクと2人でワシントン州の国立公園を巡るロードトリップです。この日はオリンピック半島を時計回りにオリンピアからポートアンジェルスまで4分の3周します。この半島の中心部がオリンピック国立公園なのですが、最大の目的であるホー・レイン・フォーレスト Hoh Rain Forest には半島の西側からしか辿り着けません。

RubyBeach20230522.JPGオリンピアのスーパーマーケットで食料を買い込み、ワシントン州議事堂に立ち寄ってから US-101 を南下。そこからWA-8、US-12とオリンピック半島の付け根を東西に横断してアバディーンへ、そして太平洋岸を再び US-101 で北上し、いよいよオリンピック国立公園に入ります。途中立ち寄ったカラロック・レンジャー・ステーション Kalaloch Ranger Station で園内の情報収集をします。27年前にも来たことがあると話すと、気さくな係員が「そのころはあまり知られていなくて静かだったんだけど、今はみんなに『見つけられてしまった』ので結構混んでいる日もあり車が渋滞することもあるよ」と教えてくれました。確かに昔はほとんど人がいなかった。

HohRainForest20230522.JPGルビービーチ Ruby Beach の景色(2枚目の写真)を楽しんだ後、いよいよホー・レイン・フォーレスト Hoh Rain Forest に到着。ここは高緯度なのに熱帯雨林(正確には温帯雨林)があるという珍しい場所です。ここでは2つのループをハイキングしました。Spruce Nature Trail と Hall of Mosses Trail です。前者は初めてですが、後者は27年前に回ったことがある短距離のコースです。その時の写真(4枚目の写真)を持参して同じだと思える場所をマイクと一緒に探して1箇所だけ見つけました。それにしても当時はフィルムの時代なのでたったの3枚しか写真を撮らなかったことが驚きです。

HohRainForest1996.JPGフォークス Forks の町から WA-110 で西に抜け、モラ Mora にあるリアルトビーチ Rialto Beach に立ち寄り、再び US-101 に戻ってオリンピック半島北側のポート・アンジェルス Port Angeles, WA に到着。Riviera Inn に投宿。

=============================================================

5月23日 火曜日 (ウィドビー島)

SolDucFalls20230523.JPG昨夜、神秘的だったレイク・クレセント Lake Crescent に戻り、ソル・ダック・フォールズ Sol Duc Falls という滝を見に短距離のハイキング。これでオリンピック国立公園とはお別れです。しかしハイキングに結構時間を取られ、そのあとポートタウンセンドで予約していたフェリーを逃してしまい、90分後の次のフェリーに乗ることになりました。待ち時間を使って2日前に訪れたポートタウンセンドを再び散策。

WA-20Ferry20230523.JPG船はWA-20(ワシントン州20号線)の道路の一部という扱いになっていて、海と陸が複雑に入り組んでいるピュージェット湾には船が道路の代わりを兼ねている場所がいくつもあります。

EbeysLanding20230523.JPGウィドビー島 Whidbey Island に着き、再び車を走らせてエベイーズ・ランディング Ebey's Landing に立ち寄り、コープビル Coupeville にある Kapaw's Iskreme でアイスクリームを食べます。アイスクリームばかり食べている気がしてきますが、どこのアイスクリームもとても美味しいです。

KapawsIskreme20230523.JPGこのあとはフィダルゴ島、そして本土へと橋を渡り、WA-20をひたすら東へ、山の中を走ります。そのうちWA-20にノース・カスケード・ハイウエイという愛称がつき始め、ようやく夜の23時近くにマーブルマウント Marblemount のノース・カスケード・イン North Cascades Inn に到着。ノースカスケード国立公園のすぐ外にあり、ここに2泊します。

=============================================================

5月24日 水曜日 (ノースカスケード国立公園)

ThunderKnobTrail20230524.JPGノースカスケード国立公園 North Cascades NP の4箇所でハイキングを楽しみました。ビジターセンター近くのトレイル・オブ・ザ・シーダー Trail of the Ceders、ディアブロ湖が一望できるサンダー・ノブ・トレイル Thunder Knob Trail (1枚目の写真)、ロス湖のダムに通じるロス・ダム・トレイル Ross Dam Trail、そして最後にWA-20のヘアピンカーブを見下ろす ワシントン峠展望台 Washington Pass Observation Site (2枚目の写真)です。

WashingtonPass20230524.JPG一番良かったのが2番目のサンダー・ノブですが、どれも異なる景色で純粋に自然の雄大さを感じられます。最後の展望台はゲートが閉まっていたので、ゲートに車を停めて歩いて行きました。ここより東はまだ雪が残っていて、ちゃんとした装備がないとハイキングは不可能です。

夕食は宿の近くのレストランでサーモンがおいしかったです。

=============================================================

5月25日 木曜日 (コンクリート、レーベンワース、シアトルへ)

Concrete20230525.JPGノース・カスケード・インからチェックアウト。この日はWA-20をさらに東に向かい、ノースカスケード国立公園の南側を回って、西のシアトルまで戻ります。つまり時計回りにぐるっと山を周るのです。

まずは2日前に通って気になっていた西隣りのコンクリート Concrete, WA という変わった名前の町に行ってみます。巨大なウェルカムサインは昔のコンクリート工場のあとみたいです。5B's Bakeryでカルゾーンとラテで朝食。

MunchenHaus520230525.JPG国立公園内の環境学習センター Environmental Learning Center やウィンスロップ Winthrop に立ち寄りつつ、WA-153、US-97、WA-971、US-2と南下して知人に勧められたレーベンワース Leavenworth, WA というアメリカのドイツ村みたいなところで休憩。ミュンヘン・ハウス München Haus というレストランでドイツ風のホットドックで夕食です。日本にはよく海外の町並みを模した地域やテーマパークがありますが、アメリカにもあるのですね。

I-90onBridge20230525.JPG夜も更けてゆき、US-2からWA-522、I-405経由でシアトル・タコマ空港近くのレッド・ルーフ・イン Red Roof Inn へ。I-95の浮橋を渡った景色は27年前と同じで感慨深かったです。レッド・ルーフ・インにはランドリーがあり、2ドル(25分洗濯)+2ドル(60分乾燥)です。洗剤はレセプションの人が分けてくれました。

(BGG.Spring2023へ続く)

SHARE