第10回ミスボド本厚木に参加しました。第1回に参加して以来2回目です。今回は久し振りに秋山さんと終始一緒に遊びました。クリミナルケーパーズシリーズを3作連続で遊び、そのあとジョリーダッチ出版のカードゲーム2点など軽めのゲームを楽しみました。初プレイは「コビト」「ホイルドッホ」の2つです。リメイク版での初プレイは「キャットアストロフィー」と「ノーマーシー!!」で、それぞれ「ゼロ」と「ファミリーインク/だるまあつめ」が元になっています。
ソーダ密輸しよう Soda Smugglers (デラックス版)
(説明 5分 プレイ時間 20分)
クリミナルケーパーズコレクションの1作目。これだけ8人までできます。今回は4人なので国境捜査官を2回ずつ行います。2回ずつ行うと、1回目と2回目でみんなの相場感覚が変わったりなど、心理的には面白い部分があります。5人以上だと捜査官は1回ずつだけなので、4人は4人で面白いです。しかし国境捜査官からの没収が続くと厳しいことに変わりはなく、自分は欲張りすぎて最下位でした。
結果:せりあど 38、しっぽ 30、秋山 29、自分 26
ピューマフィア Pumafiosi (デラックス版)
(説明 15分 プレイ時間 40分)
クリミナルケーパーズコレクションの2作目。一番ゲームっぽいゲームで時間も中量ボードゲームくらいはかかります。数字だけのトリックテイクで、2位がトリックに勝って得点となるコマを置けます。しかし、あまり小さい数で勝ってしまうとマイナスになる恐れもあり苦しいです。遊ぶたびに面白さが増してくる良いゲームです。せりあどさんが非常にうまく、2位に大差をつけての圧倒的勝利でした。自分はマイナスにはならなかったものの最下位。
結果:せりあど 52、秋山 27、しっぽ 4、自分 2
ホット リード Hot Lead (デラックス版)
(説明 5分 プレイ時間 10分)
クリミナルケーパーズコレクションの3作目。同時出しのゲームなので、3つのなかで一番短時間です。数字の高いカードも低いカードも意味があるというのが面白いところで、バーストもするかしないかという割とギリギリのバランスで作られているのが素晴らしいです。今回は5色揃えて3枚セットを2つ、さらに星1つでこれだけで35点、合計70点とかなりの高得点でした。しかし、秋山さんはその上をいく80点での勝利。
結果:秋山 80、自分 70、しっぽ 47、せりあど 41
パーフェクト ナンバーズ Perfect Numbers
(説明 10分 プレイ時間 20分)
最近色々なところで遊ぶ「パーフェクトナンバーズ」です。相手への攻撃性の高さが賛否両論あるゲームですが、システムとしてはかなりユニークで面白いと思います。今回は秋山さんが僅差で勝利。いつかは7のパーフェクトナンバーを達成してみたいものです。
結果:秋山 20、自分 19、しっぽ 10、せりあど 7
コビト Kobito
(説明 30分 プレイ時間 40分)
自分のシークエンスと場の共通のシークエンスを組み合わせて得点を獲得するゲームです。手札は5枚で、プレイヤーはそれぞれ自分の前に最高で4つのシークエンスを作れます。手番には手札から最低1枚、それに加えてプレイヤーのシークエンスの数に等しい枚数を手札からプレイしなければなりません。規定枚数をプレイできない時には裏向きにして自分の得点カードに置きマイナス3点となります。現実的にはシークエンスは2つが限界で、この場合は5枚中3枚を毎手番プレイしなければならないのです。プレイは、自分の前のシークエンスにつなげるか共通のシークエンスにつなげていきます。自分の前に新たにシークエンスを作るときは最低2枚の連番が必要になるので、かなりつらいのです。
ラミー系としてちょっと変わっているのですが、人数が少ない方が良いのかもしれません。しかし後日秋山さんのレポートを見ると3人以上の方が良いと書かれていました。また近々遊んでみます。
結果:自分 25、秋山 20、ズシオ 12、ぽん 11
キャット アス トロフィー Cat Ass Trophy
(プレイ時間 5ディール40分)
「ゼロ/ゼロダウン」の最新版は猫のテーマがつきました。カードも猫の絵が描かれています。タイトルは、カタストロフィー catastrophe をもじったと思われます。5人だったのでちょうど良いと思いルール説明のあと配ったのですが、6枚残るはずのカードが5枚しか残っていません。各プレイヤーの手札枚数を確認し、どこかにカードが落ちていないかを確認しますが、5人の手札9枚ずつと場札5枚で50枚なので、やはりどう考えても6枚残るはずです。
どのカードがないのか確認しようか、という提案をしましたが、秋山さんが「いや、このままとりあえず1ディール遊んでみましょう。今ならどのカードが抜けているのかわからないので」とシュレディンガーの猫みたいなことを言います。さすが猫がテーマだけにこういうこともあるのかもしれません。
1ディール終了後に全員でカードを検分すると緑の1がありません。やられた、これは欠品だ。箱には56枚と書いてあるだろうに、と思って箱の裏面を見ると、なんと55枚と書いてあるではありませんか。さらによく見ると、説明書の一番最後に注意書きで緑の1が最初からないことが書かれています。これは衝撃でした。まさにカタストロフィー!
緑の1がないことを考慮して2ディール目から再開し5ディール戦を終えました。第1ディールで13点と最下位になったものの、その後ゼロを2回決めて勝利。最終戦で6が4枚オレンジ4枚(6はなし)という危ない橋を渡ってオレンジの6を拾えたのは相当幸運でした。
なお、このバージョンではゼロになったら "I am the biggest baddest cat" と宣言するのが正式なルールなので、次回は採用したいと思います。
結果:自分 19、ぽん 26、秋山 38、ズシオ 42、タケル 61
ホイル ドッホ Heul Doch! Mau Mau
(説明 10分 プレイ時間 10分)
個人の場札でウノのように数字か色が一致するカードを出していくゲームです。出したカードの数値が得点になるので、なるべく高数値のカードを多く出していきたいのですが、自分の両隣りのプレイヤーに出せてしまうカードならばそのプレイヤーに出さなければなりません。これによって出された相手は得点が増えますが計画が狂ってしまうかもしれません。また、出せないときは裏向きに出したり、アクションカードによって場札の一番上が裏向きになったりします。最終的に裏向きのカードの枚数に等しい数値カードはすべて0点になるのですが、これも狙うことは困難で、偶発的な要素が強いです。
運に振り回される気がして、そこまで戦略性を感じませんでした。プレイ感覚はちょっと面白いと思うので、数回試してみるのは良いかもしれません。
結果:秋山 62、タケル 60、自分 44、ぽん 40、ズシオ 24
ノー マーシー!! No Mercy!!
(プレイ時間 10分)
去年のエッセンで韓国のマンドゥーから出版されたクニツィアのゲーム3作のひとつ。タイトルは、容赦しない、という意味です。既に他の2作「ナクベの財宝」「ギャングオブダイス」は遊んでいたのでこれが未プレイだった最後の1作です。エッセンで他の2つと比べて最も手に入れづらく、予約のキャンセル待ちをやっと手に入れました。しかし、内容は「ファミリーインク」「だるまあつめ」とほぼ同じです。カード構成がカードの数値1-5と6-10で枚数が異なるのですが、ファミリーインクは16枚と11枚、だるまあつめは13枚と9枚なのに対し、この「ノーマーシー!!」は11枚と7枚と最少枚数です。ファミリーインクとはちょうど1.5倍の差があります。
枚数が少な目なので短時間だし残りのカードが覚えやすいです(といってもすべてを覚えるのは大変ですが)。3作の中では一番手軽で良いかもしれません。
結果:タケル 83、ぽん 66、ズシオ 59、自分 38、秋山 37
終了後は秋山夫妻と食事して解散です。少々遠いですがまた遊びに行きたいですね。
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