ミロさん主催の「旬の過ぎたゲームを遊ぶ会」に参加しました。旬の過ぎたゲームというのは、いっときは旬があったゲーム、つまりある程度話題になっていたゲームということで、「十二星座ゲーム」「テーベの東(旧版)」「アルケミスト」「ハーベスト」などを持参し、あえてクニツィアは持って行きませんでした。
十二星座ゲーム Sternenhimmel + へびつかい座 Der Spiel mit der Schlange
(プレイ時間 35分)
久し振りに持ち込んだ「十二星座ゲーム」です。よく遊んでいるように思えて実は10回も遊んでいないと思われるゲームです。「へびつかい座」という13番目の星座も入れました。場には人数分(5枚)の星座盤が出ていますが、色々なところに置いてもコマが回収できるタイミングが遅くなるので、結局1−2の星座に固まりやすくなるというのがこのゲームの欠点です。あと1つか2つ、このあたりをうまく調整するルールがあれば、もっと面白くなった気もします。それでも面白いのですけれどね。
結果:ヤス 47、もっちぇ 47、ミロ 38、Tei 24、自分 19
ディ スタウファー Die Staufer
(説明 40分 プレイ時間 70分)
2014年出版。アークライト版は「シュタウファー」という表記のようです。遊んだことがあるようなないような、と思っていたら、スコットさんが「やったことあるみたいだよ」と自分のレポートをスマートフォンで見せてくれました。すっかり忘れていたみたいです。
6つのエリアによる一種のマジョリティー争いですが、なにしろ置けるコマ数が少ないので慎重に進めなければなりません。
コマを置くルールが面白く、現在共通のポーンが置かれているエリアからコマを置きたいエリアまでマンカラのようにコマを時計回りに1つずつ置いていかなければなりません。そしてさらに、置くエリアのいずれかのマスに示された数字だけコマを支払わなければならないのです。非常にコストがかかるので、先のスコアリングのタイミングなどを考えて進めていく必要があります。
さらに特殊タイルの獲得、発動など無視できない細かいルールが多くて大変でした。特殊カードまでは理解が及びませんでしたが、それでもなんとか勝ち切ることができました。
結果:自分 101、スコット 79、ハロン 79、半蔵 78
交易王 Handelsfürsten: Herren der Meere (ペガサス第2版)
(プレイ時間 各20−25分)
スコットさんの持ち込み。以前、交易王は日本では日本語版が出るより以前からかなり遊ばれていたけど、北米ではあまり知られていないんだよね、というような話をスコットさんにしたことがあったのですが、近年は日本でもあまりオープン会で遊ばれているのを見たことがないので旬を過ぎたゲームに該当するのかもしれません。
久し振りに遊びましたが、やはり良いゲームです。1戦目では、全くカードを買わなかったおしょうさんが勝利。これは素晴らしいです。2戦目では、商館を買ったヤスさんが船を買ったおしょうさんを僅差で破って勝利。自分の契約書作戦は実を結びませんでした。
結果
1戦目:おしょう 52(無し)、スコット 45(商・船)、ヤス 31(商)、自分 22(船)
2戦目:ヤス 45(商)、おしょう 44(船)、自分 42(船・契)、スコット 34(船・契)
トーレス Torres (アバクス・リオグランデ版)
(説明 20分 プレイ時間 80分)
2000年のSdJ受賞作です。とはいっても、アクションポイントのシステムがかなり古さを感じることもあり、最近はあまり見なくなりました。今回は第2版にあたる2005年のアバクス・リオグランデ版ですが、さらに新しい版が2017年に出ているようです。
1990年の「テラトリウム」の直系に当たるゲームで、完全公開情報になるところを手札のカードで緩和しています。しかし今回はカードはすべて公開の上級ルールなので、完全公開情報ゲームなのです。以前の印象と同じく、カードの特殊効果が煩雑に思えてしまいます。かといってカードがないとゲームが全くプレーンバニラになってしまい、カードは必要悪なのでしょう。一度高い塔に上がるとそれを降りることはなく、また2つの塔が合併することもほぼないので、どうも流動性に欠けるように思えます。でも久し振りに遊んだので、新鮮な気持ちで楽しく遊べました。カードの使い方がうまいヤスさんに7点差で敗北。
参考:テラトリアムのプレイレポート
https://www.gamers-jp.com/playgame/archives/000593.html#terraturrium
結果:ヤス 262、自分 255、おしょう 254、スコット 222
ラブレター スターウォーズ Star Wars: Jabba's Palace - A Love Letter Game
(プレイ時間 10分)
「ラブレター」も一時はよく遊ばれていたものですが、今はすっかり見なくなりました。今回はスコットさん持ち込みのスターウォーズ版です。少しだけ特殊カードが加わっているみたいです。結構運の要素が高く、パーティーゲームの要素が強いのですがシステムは面白いですね。1回だけの勝負で勝利。
結果:自分 勝利、ヤス、おしょう、スコット 敗北
ウィンナー ワルツ Wiener Walzer
(プレイ時間 35分)
月斎さん持ち込みのちょっと懐かしいゲーム。最近SNE版がでましたが、こちらの絵柄の方が味があります。最後まで接戦で、自分はセットコレクションがみんなよりも少なくて4位に終わりました。次回は特殊カード入りで遊んでみたいものです。
結果:スコット 79、月斎 78、ヤス 77、自分 76、ミロ 71
カードカソンヌ Cardcassonne
(説明 5分 プレイ時間 35分)
月斎さん持ち込み。すっかり記憶の彼方にあったゲームです。手札のカードをスートに合わせて1枚ずつ並べていき、ほどよいタイミングでどこかのスートの列を獲得するというゲームです。アイディアは面白いと思うのですが、スコアリングが煩雑で、デベロップメントが今ひとつなのではと思える部分があります。あとで考えたら、このゲームを発展させたのが「倉庫の街」かもしれません。
結果:スコット 143、ゆい 124、月斎 112、自分 111
他のテーブルでは「ブラスランカシャー」「アウグストゥス」「アクワイア」「電力会社」「フランチャイズ」「ゾフィンズー」「キメラ」「アニマナイズ」「ハーベスト(新版)」が遊ばれていました。普段あまり見られないゲームを遊ぶことができるので、ぜひ2回目も開催してほしいものです。
コメント