なかよし村とゲームの木 2023.02.04

第2083回のなかよし村とゲームの木です。月の第1週目なのでトランプ・ドミノの日です。今回はラミー系の変わったゲームを2つ教わりました。どちらもなかなか面白かったです。とくに2つめの「ダムニー」は好みのゲームです。



ゲーム フリップ フロップ Game Flip Flop
(説明 20分 プレイ時間 8ディール25分)
GameFlipFlop20230204.JPGタンク Tunk というゲームのバリアントで、アメリカ・オハイオ州デイトン Dayton, OH で盛んだということです。手札は5枚のみで手札の点数を少なくする、あるいは上がることが目的です。点数はA=1点、絵札10点、2−10は数字がそのまま点数です。AとKはつながりません。

タイトルのゲーム、フリップ、フロップというのは3つのポットを表しており、ディールの勝者はゲーム、ディーラーに最後に配ったカードのスートの一番低いカードを初期手札に持っていたらフリップ、同色のもう一つのスートの一番低いカードを初期手札に持っていたらフロップのポットを獲得できます。

各プレイヤー5枚ずつ配り、それぞれ各ポットに定額を支払います。1巡目はフリップやフロップの候補が手札にあれば公開することができます。プレイは通常のラミー同様に、山札か捨札の一番上を取って、メルドや付札をしたければ行い、1枚捨てます。手札は5枚なので、3枚のメルドを2つ作ればタンキングアウトという上がりですが、上がらなくても自分の手札が一番低い得点だと思えばドロップアウト宣言が出来ます。

タンキングアウトの場合は他のプレイヤーは共同で現在のゲームポットと同額を出し、2倍になったポットを上がったプレイヤーが勝ち取ります。ドロップアウトの場合は宣言したプレイヤーの手札の点数が単独最低ならばゲームポットを勝ち取りますが、そうでなければゲームポットを倍にしなければなりません。そして、手札の点数が単独最低のプレイヤーがその倍になったポットを勝ち取ります。

短時間で終わるのでギャンブル性が高いです。特にフリップトフロップは完全な運です。

結果:自分 +15、木 −3、ぶうりん −12



ダムニー Dummy
(説明 20分 プレイ時間 70分)
Dummy20230204.JPGダムニーはタイで遊ばれているラミー系のゲームです。手札は7枚(4人の場合)で、高得点を得るのが目的です。カードに点数がありA=15点、絵札10点、2−10=数字がそのまま点数ですが、クラブ2とスペードQは50点でこれらをパイ・サペードと呼びます。点数はメルドならプラスですが手札に残るとマイナスです。なおAと2はつながりません。

特徴は捨て札はずらして並べておき、どの捨て札でも拾えるのですが、それ以降に捨てられていたカードも全て拾わなければならないこと。そして捨て札を拾ったら必ずそれを使ってメルドをつくならければならないこと。さらに最初のメルドは必ず捨て札を拾って作らなければならないことです。つまり最初のメルドに関しては捨て札を使うのが必要十分条件です。最初のメルドを作ることをグートと言います。

さらに様々なボーナスや罰則があります。上がる(50点)、ノック・ムート(ゲートせず全てメルドにして上がる、100点)、ノック・シー(メルドや付け札が全て同じスートで上がる、100点)、パイファ(最初に捨て札に公開されたカード)の取得(50点)、その原因となる(−50点)、パイ・サペードを付け札にする(50点)、付けられる(−50点)、パイ・サペードのメルドの原因となる(−50点)、ティン・ゴー(捨てたカードで誰かに上がられる、−50点)、トック・トゥック(ゲートできず −50点)、ゲートできるカード、付け札(ファーク)できるカードを捨てる(−50点)。

とくに、トックトゥックや付け札できるカードを捨てるなどは思いの外頻繁に起こりました。最初のメルドの縛りが面白く、かなり気に入りました。捨て札を大量に拾えるのがカナスタみたいです(といってもカナスタは1度しか実際に遊んだことはないのですが)。これは、忘れないうちにどこかで試してみたいゲームです。

結果:O島 312、自分 189、サイトウ 161、やぬき 85



だるまあつめ Daruma Atsume
DarumaAtsume20230204.JPG終了後にメビウスゲームズ30周年記念ゲーム大会の練習ということで「だるまあつめ」を遊びました。頑張って色々と記憶して行ったのですが、やはり運がないとどうしようもないですね。

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