第18回横浜クニツィア会です。今回は初参加2名を含む7名と少なめでしたが、久し振りの「チグリスユーフラテス」や「オロンゴ」、そして最新作「サンフランシスコ」の2卓同時進行など、色々なゲームを楽しめました。シュピールボックスの付録は2人用アブストラクトの「インターメッツォ」です。
スマトラ Sumatra
(説明 15分 プレイ時間 40分)
人が集まるまでということで、プレイ時間が短めの「スマトラ」を遊びました。SVWAGというポッドキャストでは、クニツィアの紙ペンゲームっぽいと言っていたのですが、むしろ競りのない「ラー」とう感じのドラフトゲームです。つい同じ場所に止まってタイルを取ってしまうのですが、先に行かないと良いタイルに巡り合えません。今回は装飾品が強く、1位2位のマルベリーさんとキノさんはどちらも装飾品を5種集めて20点を獲得していました。ちょっと「アンフィポリス」に似ている気もするので、遊び比べてみたいものです。
結果:マルベリー 44、キノ 42、もりまさ 36、自分 34、ぴーかん 31
チグリス ユーフラテス Euphrat & Tigris (ハンスイムグリュック版)
(説明 30分 プレイ時間 110分)
正月から遊ぼうと思っていて遊べなかった「チグリスユーフラテス」です。今回は中盤までモニュメントが1つしか建たない展開で、川の合流点にウサギさんが建てた黒と青のモニュメントが唯一のモニュメントでした。まだ黒の勝利点がゼロだった自分は、なんとかこのモニュメントを奪おうと企てますが、ことごとく失敗。他にもモニュメントを建てたりして、なんとか黒の勝利点を5点にまで持って行きましたが、それに労力を使いすぎて、モニュメントから毎手番3色の勝利点を得ていたもりまささんが勝負を制しました。初プレイのプレイヤーが2人いましたが、とてもスムースに進みました。また遊びたい。
結果:もりまさ 8−9−9−13、自分 7−7−8−16、ウサギ 6−6−7−15、マルベリー 5−6−6−12
サンフランシスコ San Francisco
(プレイ時間 35分)
今回で3回目。キノさんも持ち込んでおり、経験者3人と未経験者4人に分けて同時に2卓を立てるという、さながらサンフランシスコ祭りの状態でした。3人プレイは初めてです。3人だと高層ビルの土台が8枚でたら終わりなので、ゲームの終了も早いです。今回は前回の反省を踏まえて、良い場所に高層ビルを建て、なんと3つも建てることができたのですが、基本的な各列のマジョリテイィー争いで5色中4色をマルベリーさんが獲得して勝利。やはり基本に立ち返らないとダメですね。
結果:マルベリー 12.5、自分 10、もりまさ 6
インターメッツォ Intermezzo (シュピールボックス版)
(プレイ時間 10分)
シュピールボックス1993年4号の付録です。のちに製品版が幾つか出ているようです。2人用のアブストラクトゲームで、9x9のボードを使います。コマはオフィシャルには白と黒を各33個用意しますが、今回は「オリックス」から代用したので赤と青です。
ゲームの目的は先に自分のすべてのコマを置き切ること。手番ではどこでも自由に1個を置くか、インターメッツォを宣言します。インターメッツォを宣言すると自分のコマが縦か横に並んでいて、それら2つのコマの間がすべて空きマスなら、2つのコマのあいだすべてにコマを置きます。1回のインターメッツォで縦横何列でも条件を満たしていればコマを置けるのです。どのタイミングで1回目のインターメッツォを宣言するか、というのがこのゲームの最大の争点だと思います。切れ味が鋭く、クニツィアらしいアブストラクトです。
こんかいはもりまささんと1回だけ遊び、あとは他のプレイヤーらが対戦するのを観戦していました。土嚢の会でも結構人気があるゲームで、これからも時々遊びたいゲームです。
結果:もりまさ* 4、自分 0
オロンゴ Orongo
(説明 15分 プレイ時間 40分)
競りと陣取りが融合したゲームはあまり多くないと思いますが、そんななかでも「オロンゴ」は特に気に入っているゲームのひとつです。かなり久し振りなので、ルールを少し忘れていました。2位になりたいけど時々は1位になったり空握りをしたりするという握り競りのゲームです。もりまささんとマルベリーさんが空握りでバッティングしていたのに対し、自分は運良く一人だけというケースが多く、これが勝因のひとつだと思います。修正版なのでタイルが多少見やすくなったとはいえ、久し振りに遊ぶとやはり見づらいですね。さらなる修正版が出て欲しいものです。
結果(残りのモアイ数):自分 0(勝利)、マルベリー 1、さぼ 3、もりまさ 3
ラマ パーティー エディション L.A.M.A. Party Edition
(プレイ時間 10分)
最後は「ラマパーティー」です。6人だと、先が読めないのでパーティーゲームっぽくなります。最後にキノさんが上がって失点を0にして鮮やかに勝利。次はラマビッグボックスですね。
結果:キノ 0(勝利)、ぴーかん 3、もりまさ 7、自分 17、うさぎ 27、マルベリー 44
他には「スチーブンソンロケット(SNE版)」「イクイノックス(緑)」が遊ばれていました。来月は2月11日の予定です。
コメント