「やぎのの幸せなゲーム会:バイバイレミングの会」という会にusalapbitさんを誘って参加しました。この日で2度目となる東京・神保町のリブレストです。なんとこの日で店の最終営業日ということで、冗談だと思っていたのですが本当みたいです。あとでよくツイプラをみると、先週までは「みんなのボードゲームを救う会」という名前だったのに、今週だけ「バイバイレミングの会」という名前になっているのが最終営業日という意味だったのかもしれません。https://twipla.jp/events/541583
マダ Mada
(説明 5分 プレイ時間 25分)
まずは自分が持ち込んだ「マダ」です。かなり好評で最長となる6ディールで決着がつきました。みんな1回はバーストしているのですが、自分はあえて早めに勝負に出てバーストしたときの相手の得点を抑えたのですが2位どまり。13(6点)のカードを3枚も得点化していたよっしーさんの勝利です。
結果:よっしー 24、自分 21、もりまさ 18、usalapbit 16、イワイシ 15
ヴィア マジカ Via Magica
(説明 20分 プレイ時間 30分)
袋から引いたタイルに従って自分のカードの対応する場所に水晶を置いていき、カードに全て置いたらカードが完成します。誰かがカードを7枚完成させるとゲーム終了ですが、カードそれ自身に得点があるほか、いろいろな条件で点数を獲得できます。またほとんどのカードには完成すると特殊効果が発動します。アイコンの効果もよくわからず、どうすればよいか右往左往しているうちに終わってしまいました。インターアクションが薄いです。
「アウグストゥス」のリメイクらしいのですが、元のゲームを全く覚えていません。一応1回は遊んでいるみたいで記録が残っています。https://www.gamers-jp.com/playgame/archives/001272.html#augustus
結果:しっぽ 77、もりまさ 56、usalapbit 49、よっしー 39、自分 39、イワイシ 29
メニューの紅茶とスコーンが美味しそうだったので、記念に注文しました。あまり聞いたことのない味の紅茶で名前を失念しましたが、とても美味しくいただきました。スコーンはイチジクと紅茶味でどちらも美味しかった!
だるまあつめ Daruma Atsume
(プレイ時間 各15−20分)
「ファミリーインク」の日本語版がテンデイズゲームズから「だるまあつめ」としてテーマを変えて出版されました。カード構成やルールが「ファミリーインク」とは多少異なりますが、テンデイズゲームズの店長タナカマさんによれば、こちらが元のクニツィアが提示したカード構成とルールだそうです。
自分の前に晒したカードが3枚以上だと同じ数字でバーストしますが、マニュアルには「山札からカード1枚を引いて、自分の手元にオモテ向きに置き「予約カード」とします」とあるので、めくった1枚も晒したカードに含むのかどうかがわかりづらいのです。現在2枚あって3枚目を引いた時にこの3枚目を晒したカードとみなすのでしょうか? 例を参考にすると晒したカードには含めないようです。なので、マニュアルの「手番の強制終了は、予約カードが合計3枚以上ある場合のみ適用されます」というのを「手番の強制終了は、カードを引く時に既に予約カードが合計3枚以上ある場合のみ適用されます」と読み替えるとはっきりすると思います。また、ルールに記されている例でルールの細かい点がわかるように書いてあるので、遊ぶときは例に目を通すと良いでしょう。
1戦目はその辺りのルールの危うさや誤解もあって少々不完全燃焼だったのですが、2戦目はしっかりとルールを理解して楽しめました。高得点となる数値6以上は9枚づつあるのである程度はカウンティングをしてゲームを進めます。10のカードは一度も得点化されないうちに左隣りのよっしーさんが8枚の10を目の前に置きます。つまり自分が最後9枚目の10をめくれば90点が確定するのです。この可能性を最大限にするべく1−3枚目はほかのプレイヤーのカードを引き取らずにめくったのですが10は出ず。さすがにまだ20枚くらいあるデッキで1枚しかない10を引く可能性にかけるのはリスクが高すぎます。3枚目が7だったこともあり7のカードを5枚くらい引き取ることができたので、7ももう数枚しか残っていないと考えて10はよっしーさんに譲って7に期待をかけることにして4枚目はめくりませんでした。
しかし、次のよっしーさんが80点を得たあと最初にめくったのは10だったのです! ああ、4枚目をめくっていれば良かったのに。さらにその次は7をめくられて7まで取られてしまいました。これは相当ドラマチックな展開でした。結果、2戦目は最下位。慣れてきてからが面白いですね。3枚まではバーストしないルールは「ファミリーインク」のダイアモンドルールよりも良いと思います。
結果
1戦目:自分 66、しっぽ 39、usalapbit 39、もりまさ 34、イワイシ 9、よっしー 0
2戦目:よっしー 144、イワイシ 75、もりまさ 50、usalapbit 39、しっぽ 17、自分 8
ロビー ワン Robby One
(プレイ時間 15分)
隣同士の2人で協力してロボットを作るゲーム。各自ロボットのボードが配られ、ボードには頭1つ、腕2本、脚3本と合計6箇所にカードが必要です、それぞれどんな種類か(腕なら持っているものがドライバーかスパナか、など)が極秘裏にカードによって各プレイヤーに示されます。そしてテーブルの中央には5カ所にカード置場があります。なおカードは両面で、反対側の面に書かれていることも示されています。
このゲームの面白いところは、自分でこれら必要なカードを取ることはできず、右隣りのプレイヤーに指示を出しておいてもらわなければならないということです。それはつまり左隣りのプレイヤーから指示をもらってそのプレイヤーのロボットの完成を助けなければならないということでもあるのです。指示は部位と番号を示してそのカードを取ってもらいます。例えば3番の頭のカードだったら、頭を3回振ってそれを示すし、4番の脚のカードだったら右隣りのプレイヤーの脚を4回触ります。この辺りはかなりぶっ飛んだルールだと思います。とくにカードを裏返して欲しい時には部位をちゃんと示すのが大切です。こうしてロボットが完成するとそのプレイヤーと、それを助けた右隣りのプレイヤーに得点が入ります。
今回はusalapbitさんと自分がうまく完成させました。これが一応は練習ゲームというはずだったのですが、他のテーブルとの兼ね合いでここで終了。次回はちゃんと遊んでみたいです。
結果:不明
サンフランシスコ San Francisco
(説明 20分 プレイ時間 50分)
今年のエッセンで購入し、ようやく遊ぶことができました。ルールはそんなに複雑ではなく、3つの列にカードを1枚めくって加えるか、どれかの列を取って自分のボードに配置するかという「コロレット」のようなシステムです。これはクニレットと言って良いかもしれません。
列を取るたびに契約書をもらい、取る列の枚数が契約書より多くなければ撮れないのでどんどん取りづらくなります。ただしこれはほかのプレイヤーとの差分で、契約書がなかったプレイヤーが列を取るとその途端に全員契約書を1枚返却します。このシステムは手番順の絡みもあってなかなか面白いです。
取ったカードは色ごとに左詰めで配置します。カードに書かれた人の数を競うのですが、ケーブルカーの路線をうまく繋げるとケーブルカーが走りこれも後のマジョリティーに関与してきます。さらに高層ビルを立てたり、できるだけ早くある色の列5枚を埋めたりといろいろな要素があって非常に悩ましいです。常にほかのプレイヤーのボードを観察しなければなりません。
自分は序盤こそは約1枚を獲得したものの、そのあとしばらくしゃがんだのが失敗で手番順の関係からか契約書がないという優位性がうまく働きませんでした。カード枚数が少なく、ケーブルカーもまったくうまくいきません。各色ごとにコンパスのシンボルの2枚目を置くとボーナスが発動しますが、自分はこの恩恵にまったくあずかれませんでした。そんなわけで最下位でしたが、とても楽しめました。これはまた遊びたい。
結果:もりまさ 10.5、イワイシ 7、よっしー 6.5、自分 4.5
シー ソルト アンド ペーパー Sea Salt & Paper
(説明 10分 プレイ時間 35分)
エッセンで遊んだ時には面白さがわからなかったのですが、今回はルールがよくわかってから遊んだので大いに楽しめました。手札がない状態から手番ごとに1枚手札が増えていきます。山札から2枚とってどちらかを捨てるか、2つある捨札の山の1番上のカードを取るかのどちらかです。同じシンボルが2枚揃うと特殊能力が発動したり、複数枚揃うと点数が増えたり、ロンゲストスートに対して得点になる人魚があったりと、いろいろな得点方法があります。7点以上になればゲームを終了する権利がありますが、「ストップ」といってそのまま得点にする方法と「チャレンジ」といってさらに自分以外に1巡の手番を与えた上で自分が最高得点ならばさらにボーナスが与えられるというギャンブルに出る選択肢もあります。先に30点以上とったプレイヤーの勝利です。
1ゲーム目は人魚が2枚もあったこともあって、一気にチャレンジで15点を獲得。2ディール目では13点を取り、2ディール目で勝利をものにしました。結構面白いかもしれません。
結果:自分 31、usalapbit 18、もりまさ 16、しゅだっち 13
閉店時間になったので、これで終了です。緑に囲まれたような雰囲気の良いお店だったのですが、今日で閉店とはとても残念です。偶然とはいえ、最終日に来ることができて良かったです。これで2022年のゲームレポートは終了です。また来年!
コメント