第68回土嚢の会です。師走なのか参加人数は6人(最後に来たダリルさんを含めて7人)と少なめでした。ネスターゲームズ(土嚢)では「ニブル」と「ディヴォック」を遊びました。個人的には「ガンボ」「将棋たおしゲーム」「ディヴォック」「ウェラ」「スリップストリーム」と5種類も初プレイのゲームを遊べました。道化師さんと遊べなかったのは残念です。
マダ Mada
(プレイ時間 20分)
みんなが来るまでマーブルのじゅんこ&ぶぞうさんと軽いカードゲームの「マダ」を遊びました。手軽さもあり、エッセンで買ったゲームで一番遊んでいるゲームです。今回は受け良くてよかった。そのうち日本版も出るのではないでしょうか。
結果:じゅんこ 21、自分 20、ぶぞう 14
頭脳絶好調 スペシャル Genial Spezial
(説明 5分 プレイ時間 45分)
ぴーかんさんのリクエストで持ち込みました。2-4人で遊べる完全情報公開ゲームですが、これまで2人で遊んだことはありませんでした。今回は、他の参加者が到着する前にぴーかんさんと2人プレイです。2人だと柱の数は減りますが、基本的なルールは全く同じです。
結論から言うと、当たり前なのですが2人でも全く問題なく遊べます。むしろ2人がベスト人数かもしれません。きっかり20手番ずつですが考え所も多く、当面は2人プレイの「頭脳絶好調スペシャル」をやってみようかという気になります。本家の「頭脳絶好調」とはゲーム性がまったく異なるので、ある意味名前で損をしているゲームかもしれません。別タイトルで再販すれば良いのに。
結果:自分 13-14-14-14、ぴーかん 11-12-13-14
ガンボ Gambo
(プレイ時間 25分)
コスモルドが出している茶色の箱のシリーズです。3種類の動物がゾウ→ネコ→ネズミ→ゾウというように3すくみになっており、同じ種類同士なら数値(1-3のドットで示される)が大きい方が勝ちます。手番にはコマを中央に進めるか、中央のコマのいずれかで隣接する相手のコマを取るかのどちらかです。このとき隣接はあいだが空白であればどれだけ離れていても構いません。そして取ったコマと取られたコマは両方とも除外されて、取ったプレイヤーの得点になります。得点は2つのコマのドット数の積というのが曲者で、できれば3のネズミで3のゾウを取って9点を目指したいところです。序盤は自分が取り続けてこれは大差で勝利かと思いましたが、最後に取ったプレイヤーにはボーナスで4点が入るということもあり、そこまで点差は開きませんでした。細かいことは忘れてしまいましたが、どうもルールに不備があったみたいで、次回はこれを解決する必要がありそうです。
結果:自分 25、ぴーかん 17
戦略 将棋たおしゲーム Topple
(プレイ時間 各15−20分)
しのだけさん持ち込み。この日一番の傑作です。それぞれ自分の側にキングを2つ立てます。目的は相手のキングを2つとも倒すこと。手番には好きな場所に好きな方向でコマを1つ立てるか、自分のキングから将棋倒しをして相手のキングを倒すことを試みるかのどちらかです。将棋倒しをして成功すれば相手のキングは除外され自分のキングは元に戻りますが、失敗すると逆に自分のキングが除外されてしまいます。慣れるまでは意外と倒れるか倒れないかの判断がしづらいのですが、少し慣れればこれは形を変えたギミックのあるアブストラクトゲームだということがわかってきます。プレイ感覚はギアのゲーム「メカニクス」と少しだけ似ている気がします。
形が将棋の駒に似ているので日本製のゲームだと思っていましたが、どうも海外の製品のようでボードゲームギークにも登録されていました。
結果
1戦目:自分 勝利、しのだけ 敗北
2戦目:佐藤 勝利、自分 敗北
3戦目:自分 勝利、佐藤 敗北
ニブル Nibble
(プレイ時間 15分)
ランダムに並べられたコマを端から順にとっていきマジョリティーやモノポリーを争うゲームです。一般的にランダム配置のゲームはあまり好きではないのですが、このゲームはランダム配置が活きている好例だと思います。うっかりミスで佐藤さんに青を9個独占されてしまいました。
結果:佐藤 勝利、自分 敗北
ディヴォック Divoc
(プレイ時間 各25−45分)
ランダム配置で7x7の正方グリッドボードに互いに24ずつの三角柱を配置します(中央のスペースは空きマスです)。目的は自分のコマを全てつなげてひとつのグループにすること。手番では、自分のコマを縦横直線に自由に何マスでも動かせます。途中に他のコマがあっても良いし、到着点は相手の上でも空白マスでも構いません。スタックになっている一番上のコマも分割して動かすことが可能です。
思っていたよりもよくできています。しかし、分割があるので慣れてくるとゲームが収束しづらいかもしれません。2ゲーム目では1ゲーム目の倍近くかかってしまいました。なおタイトルはCovidの逆でソーシャルディスタンスを取らないようにするゲームということです。
結果
1戦目:自分 勝利、土井 敗北
2戦目:しのだけ 勝利、自分 敗北
ウェラ Wella
(プレイ時間 60分)
この日一番難しかったゲームです。どうもサッカーをモチーフにしているみたいな感じですが、コマの動きが結構複雑で、最後までどうしていいのかよくわかりませんでした。ボードの中央にあるコマを端のゴールまで運べば良いのですが、そのパズル的な部分だけで精一杯で、相手を邪魔するとかそういったインターアクションまで考えが及びませんでした。今日一番の不可解作です。誰かにコツを教えてもらいたい。
結果:佐藤 3、自分 1
スリップストリーム Slip Stream
(プレイ時間 30分)
2人専用の完全公開情報のレースゲームです。ほぼ完全公開情報のレースゲームは「ブレーキングアウエイ」などいくつかありますが、2人用のものは珍しいと思います。手番では自分の4台の車を前に進めるだけ。そのときに隣のレーンに移動することもできます。またスリップストリームで移動した前方に他の車があればすぐ後ろまで進むという大胆なルールです。これはちゃんと機能しているのかと遊ぶ前は少し心配になりましたが、このルールのためにダイナミックな展開になって非常に楽しめました。コースが何箇所かのチェックポイントに分かれていて先に全ての車を通過させれば得点が入ったりと、途中も気を抜けません。今回は基本的だと思われるコースで遊びました。
結果:自分 勝利、佐藤 敗北
ここで、2日前に会った日本滞在中のダリルさんが立ち寄ってくれて、みんなでマダを遊びました。プレイヤー人数の都合上自分は観戦していましたが、1ゲームだけでもダリルさんが遊べてよかった。終了後は大井町駅方面の居酒屋で食事。これで今年の土嚢の会は終了です。
今年はエッセンシュピールの10月以外は毎月開催することができました。また来年もよろしくお願いします。
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