キルドクターラッキー デラックス版 Kill Doctor Lucky Deluxe Edition
(説明 15分 プレイ時間 60分)
まさか2022年になって「キルドクターラッキー」を遊ぶとは思いませんでした。大昔に一度だけ「セイブドクターラッキー」を遊んだことはあるのですが、実は「キル」の方は初プレイです。とはいっても「他人から見られてはならない(キル)」が「他人が見ていなければならない(セイブ)」になっただけでゲームの本質は変わりません。今回使ったのは、あとから出版されたデラックス版で悪意トークンが追加されており少し収束しやすくなっています。さらに今回は収束に役立ちそうな犬にも悪意トークンを与えるというバリアントを採用しました。
誰かが殺害を試みると、誰が止めるの? っていうキルドクターシンドロームが始まるわけです。今回は悪意トークンという公開情報があるので、ギリギリそれらを使わせて止められるくらいに調整することはできます。それでも、この不条理な感じはどうもなあ。80年代にタイムスリップした感じです。
結果:ちゃべい 勝利、(トミー、コンドウ、イズナ、自分)
サバストラル Subastral
(説明 15分 プレイ時間 各30−35分)
シンプルなカード集めのゲーム。8スートで1−6の数字が書かれています。これらのカードを集めて自分の前にタブロー(カードの列)を作り高得点を目指します。中央のボードには1−6のカード置場があり、手番にはカードを1枚、対応する置場にプレイし、他の置場を1列選んで置かれているカードをすべて取ります。プレイしたカードより大きい数値の置場なら取ったカードは自分のタブローになり、小さな数値なら手札になります。ただし端の1と6をプレイした時は、それぞれ6と1はタブローにしても手札にしても構いません。
タブローの作り方にかなり制限があり、新規のスートのカードは最上列に左から順に並べ、すでに取っているスートならば同スートの下に縦に並べていきます。
ゲーム終了時に自分のタブローの得点を計算します。横列は左端から連続している列だけを数え、各列は構成枚数による三角数が得点になります。縦列は最長の2列(同数なら左優先)のみを数え、左端からの位置x枚数が得点です。
つまり、最大で横に8枚並ぶのですが、左詰めでしか並べられず、左端から繋がっていれば1、2、3、4・・・と点数が増えていき、また最も集めた2スートは繋がりにかかわらずこの点数をもう1回数えるというふうに考えると良いと思います。なのでなるべく早く7−8スートを集めてから右側にある高得点のスートを縦に伸ばすのが良い気がしますが、横列で切れているとそのカードは倍付けにならないので3−4点の低めのスートで2回数えるようにした方が効率的なのかもしれません。非常に興味深い得点システムです。
難を言えばカード構成が覚えづらく、そのあたりをもう少しすっきりさせた方がゲームプレイに集中できると思います。おそらく人数が少ない方が先読みが出来て面白いと思うので、2−3人で遊んでみたいものです。
結果
1戦目:ちゃべい 92、自分 80、コンドウ 73、イズナ 58、ホサカ 52
2戦目:イズナ 92、自分 76、ちゃべい 72、コンドウ 61、ホサカ 52
スプリット Splito
(説明 15分 プレイ時間 15分)
両隣の間に置いていくゲーム。「ふたつの街の物語」と同様の隣接するプレイヤーとの間にカードをプレイしていき、両隣の得点の積が最終得点になります。全員同時にブースタードラフト式に1枚選んでは自分のどちら側かに対して公開してプレイします。このとき、どちらの側にプレイするかも全員同時にやらないとアンフェアだと思いますが、そのあたりはどうも適当みたいです。また、隣りのプレイヤーと話し合いができますが、カードの内容がわかるような話し合いはできません。カードは通常の数字とスートがあるカードと、得点のルールが書いてあるカードがあります。すべてのカードをプレイし終わった後、このルールカードに従って得点が決まるのです。このアイディアはちょっと「マスターオブルールズ」を彷彿とさせ好きなシステムです。
結果:イズナ 72、usalapbit 56、ホサカ 54、ちゃべい 42、コンドウ 21、自分 21
シージ オブ ルーンダー Die Schlacht von Runedar
(説明 30分 プレイ時間 120分)
今回が通算5回目の挑戦です。初級を選択したのですが、ブロックを3つ除去し、ゴブリントークンを6つ破壊したところで、デッキが尽きて時間切れになってしまいました。中盤からリソースがうまくカードに集中させられなくなってきたこと、そして敵を倒すことばかりに集中して、岩を掘るのが実質自分だけだったことが敗因だと思います。もう少し敵の侵入を許して、2人がかりで岩を掘り進めていけば良かったかもしれません。それにしても難しい。
結果:敗北 残り黄金8、破壊ゴブリンタイル6
(イズナ、usalapbit、自分)
蹄鉄ゲーム Das Hufeisenspiel (ゲーム全格納庫(アラーライシュピーラライ)Allerley Spielerey より)
(プレイ時間 3戦30分)
ゲーム全格納庫(アラーライシュピーラライ)は6つのゲームが含まれていますが、そのうち未プレイだった2つのうちの1つ。ルールだけ聞くと単純な伝統ゲームっぽさを匂わせる作りですが、クニツィアらしくシンプルながら面白いゲームでした。
ボードには1−7の得点が示された蹄鉄が並んでいます。各プレイヤーは手元に自分の色の1−12のコマを持ちますが、すべて裏返し、表の数字かわからないようにしておきます。手番には自分の裏向きのコマからひとつをこっそり見て、それをボード上の好きな場所に置きます。各得点エリアで最初のコマは裏向き、2つ目が置かれると表になり、大きな数字のコマが上になります。どう数字なら後から置かれたコマが上です。それ以降は(3人目以降は)表向きで同じ要領で置きます。各エリアには1回しか置けないので手番は7回のみ。一番上のコマのプレイヤーがそのエリアの得点を得るという非常にシンプルなゲームなのです。
1ゲームが短く、また先手が有利(あるいは不利)という可能性もあるので、スタートプレイヤーを変えて3回行いました。「ローマ七丘」を思わせるゲームです。1−12のうち7個しか使わないので運の要素もありますが、相手の心理を読む要素もあってよくできています。
結果:自分 36、usalapbit 30、イズナ 18
K3 K3
(説明 10分 プレイ時間 各10分)
K2といえば8611mの世界第2位の山ですが、K3は「ブロードピーク」の名前で知られる世界12位の山だそうです。ゲームとしては、ペンギンパーティーの要領で共通の場に色付きのブロックを積み上げていきますが、目的は最後まで自分のブロックを尽きさせないようにすること。各プレイヤーはランダムに引いたブロックを好きなように山状に積み上げますが、これらの上からしか使うことはできません。なのでどれも置けなくなってしまうと脱落です。また、同じ色が連続した上に乗せると他のプレイヤーのブロックを獲得できます。3人で2回遊び、それぞれusalapbitさんとイズナさんの勝利。
3ゲーム目は協力ゲームを試してみました。場の山を完成させれば勝利です。こちらは思ったより簡単でした。
結果
1戦目:usalapbit 勝利
2戦目:イズナ 勝利
3戦目(協力ゲーム):勝利
スーパー メガ ラッキー ボックス Super Mega Lucky Box
(説明 10分 プレイ時間 30分)
ビンゴに連鎖要素を加えた戦略的なゲームです。今回で3回目。最初の3枚がどうしても均等に数字を選ぶことができずに苦しかったのですが、その後の追加のカードで何とかなりました。星のシンボルで13点を獲得し、合計で5枚完成させて勝利。
結果:自分 63、武井 61、イズナ 51、こんどう 49、トミー 47、usalapbit 39
ジャスト ワン Just One
(プレイ時間 35分)
最後は協力連想ゲームの「ジャストワン」です。トピックに関するヒントを書くのですが、同じヒントを書くと消されてしまいます。今回は、自分がトンチンカンなことを書いたり、5番の「溶岩」に対して4番の「アルコール」のヒントを書いてしまったり、ライオンがライオンキングになったり、キューピッドがキューピーマヨネーズになったりと、色々とハプニングがありました。13枚中5枚達成。
結果:5/13
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