土嚢の会 2022.09.03

Lunch20220903.JPG第66回土嚢の会のレポートです。11人参加。自分の初プレイゲームは「キルン」と「トォルトゥーガ」です。さらに、ネスターゲームズ5種、そして久し振りに「オリオン」というゲームシステムから同名の「オリオン」を遊びました。ランチはマーブル特製のドライカレーです。

Tea&Scones20220903.JPG夕方には希望者に紅茶とスコーンのセットが提供されました。このスコーンがとても美味。優雅なひとときです。




オリックス Olix
(プレイ時間 35分)
Olix20220903.JPGクニツィアのアブストラクトゲーム。O、L、I、/の4つの形を作っていく連珠系で、自分を伸ばすか相手を止めるかが悩ましいゲームです。手始めにぶぞうさんと遊びました。その後も結構みんなが遊んでくれたようで良かったです。現物を手に入れるのは難しいですが、シュピールボックスの付録であり、さらにのちのシュピールボックスのクニツィア特集でも取り上げられていたので、知名度はまずまずあると思われます。

結果:自分 勝利、ぶぞう 敗北



オリオン Orion (オリオン Orion より)
(プレイ時間 各15-40分)
Orion20220903.JPG久し振りにゲームシステム「オリオン」のメインゲーム「オリオン」を遊びました。一種の陣取りで、ルールに色々と穴があるのですが、それでも他のゲームにはない面白い感覚のゲームです。3アクション(1アクションはローターを90度回転)もあるので、相手のコマを分裂させて囲むように戦っていきます。一度有利になってしまうと、同じ展開の繰り返しになりがちなのが欠点ですが、これを解消する何か良いルールがあるかもしれません。

佐藤さんと3戦し、今日の最後にしのだけさんと1戦しました。4戦1勝3敗。

結果
1戦目:佐藤* 9、自分 2
2戦目:自分 15* 佐藤 3
3戦目:佐藤* 21、自分 14
4戦目:しのだけ* 21、自分 18



ツヴォゲル Zwoggel
(プレイ時間 10分)
Zwoggel20220903.JPG息抜きに前回も遊んだ「ツヴォゲル」を遊びました。自分で配置したタイルは自分だけが知っているので、うまく相手への罠を作ったり、自分だけの安全タイルを確保したりするゲームです。手軽ですが中々楽しめますね。今回は前回の反省を踏まえて安全タイルも結構確保していき初勝利。

結果:自分 勝利、佐藤 2位、土井 3位



キルン Kiln
(プレイ時間 45分)
Kiln20220903.JPG多人数アブストラクトです。5x5に4色のタイルをランダムに並べて、端からスライドさせて自分の色が縦横に並んだ最大の形と同じ形を個人ボードで塗り潰し、個人ボードで縦か横の列を作ると得点化できます。この時、最大の形を選ばなければならず、形を回転させたり裏返してはなりません。そして縦列や横列を複数作るとより高得点になりますが、狙いすぎると多くが埋まっている個人ボードでは塗りつぶせずにパスする羽目になります。同じ場所からスライドして戻すことはできませんが、1つだけあるニュートラルタイルを押し出すともう1手番できます。

最初がランダム配置なのは気がかりですが、パズルゲームとしてはなかなか面白いと思います。

結果:みどり 17、自分 15、さぼ 10、しのだけ 10



ファイア & アイス Fire and Ice
(プレイ時間 各10-15分)
FireAndIce20220903.JPG最近土嚢の会でよく遊ばれている「ファイア&アイス」です。全体がファノ平面と呼ばれる射影平面になっていて、それぞれの頂点が小さなファノ平面になっています。ファノ平面は7個全ての頂点が埋まると必ずどちから1人だけが3連を獲得するという性質があり、これによって獲得した小さなファノ平面によって全体で3連を作れば勝利というわけです。

自分のコマを移動したあとには相手のコマが置かれるというルールがまたこのゲームの持ち味です。このゲームが好きだおちうあやかすさんと2回遊んで0勝2敗。次に初めてだというさぼさんと2回遊んで1勝1敗。最後にまたあやかすさんと遊んでようやくあやかすさんに勝てました。

このゲームを7個買ってファノ平面状に並べて「メガ・ファイア&アイス」というのはどうでしょうか? プレイ時間が2時間くらいかかりそうですが。

結果
1戦目:あやかす 勝利、自分 敗北
2戦目:あやかす 勝利、自分 敗北
3戦目:自分 勝利、さぼ 敗北
4戦目:さぼ 勝利、自分 敗北
5戦目:自分 勝利 あやかす 敗北



ファール Furl
(プレイ時間 計25分)
Furl20220903.JPG巻き取ったり解いたりを繰り返して敵陣を制圧するゲームです。ルールは難しくないのですがプレイはかなり難しいと思います。初プレイのあやかすさんが強く、2戦0勝2敗でした。3個重ねると厳しいですが、2個でもやり方を間違えると失敗しますね。

結果
1戦目:あやかす 勝利、自分* 敗北
2戦目:あやかす* 勝利、自分 敗北



ヤバラックス Yavalax
(プレイ時間 15分)
Yavalax20220903.JPGさぼさんが未プレイだというので「ヤバラックス」を遊びました。あと少しで勝つと思っていたらあっさりと負けてしまいました。

結果:さぼ* 勝利、自分 敗北



カラニッシュ Callanish
(プレイ時間 30分)
Callanish20220903.JPG久し振りに遊ぶ「カラニッシュ」です。タクヤさんは初プレイとのこと。チェスのナイトの動きでコマが分裂し的、それによって列の過半数にコマ多くことを目指します。序盤で相手の上に乗りすぎると、後半それらを動かせなくなったりして、そこまで上に乗るのが強くないというのがこのゲームの良いところだと思います。

結果:自分 勝利、タクヤ 敗北



ルクニ Rukuni
(プレイ時間 各10-20分)
Rukuni20220903.JPGヘックスヘックスボードでアンカーとなる6つの赤いコマのどれかを動かしその周囲に自分のコマを置きます。そして最後に自分のコマからなるグループはその構成するコマ数と接するアンカーの数の積が得点となります。アンカーのアイディアを用いたゲームは「ヤバランカー」などあまり多くないのですが、もっと使われても良いアイディアだと思います。次回は同じくヘックスヘックスボードの「ハバナ」でも持っていくかな。

結果
1戦目:自分 55、たっくん 37
2戦目:たっくん 41、自分 25



ウルビーノ Urbino
Urbino20220903.JPGプレイ時間 各20-40分)
たっくんが未プレイだというので「ウルビーノ」を紹介を兼ねてプレイ。建築家のルールがやはり秀逸です。非常に好評で2回遊びました。2戦目は接戦の末敗北し、1勝1敗。ゲルハルトの木製ゲームはどれもかなり完成度が高いので、みんなに遊んで欲しいです。

結果
1戦目:自分 11、たっくん* 4
2戦目:たっくん 21、自分* 18



トォルトゥーガ Tortuga
(説明 5分 プレイ時間 各5-15分)
Tortuga20220903.JPGしのだけさん持ち込みのギガミックからの筒状のゲームで、以前ネスターゲームズからも出版されていました。自分のカメを相手の陣地に到達させることが目的のチェッカー系のゲームで、自分のカメも相手のカメも飛び越すことができます。両方を同じ手番では飛越せず、また相手のカメを飛び越すのは強制です。そしてより多くのカメを飛び越さなくてはなりません。相手のカメを飛び越すと裏返しにされ次にその裏返しのカメを飛び越したプレイヤーがどちらのカメかを決めて表にすることができます(たいていは自分のものにします)。

慣れるまでは結構戸惑いますが、慣れてくるとちょっと独特の動きがあって面白いです。コンポーネントも可愛らしくて良いですね。

結果
1戦目:しのだけ* 勝利、自分 敗北
2戦目:自分* 勝利、しのだけ 敗北



FillitPuzzle20220903.JPG最後に「オリオン(オリオンより)」をしのだけさんと遊んでこの日は終了です(前述)。ラディアスリーの中村さんからフィリットパズルという冊子を頂きました。どうもありがとうございました。次回はエッセンのあと11月の予定です。

SHARE