第64回土嚢の会は、前回と比べて参加者が7人と少なめでしたが、その分たっぷりと色々なゲームを遊べました。初プレイの「スパングルス」や「メリディアンズ」はとても面白かったです。写真は昼食のマーブル特製オムライス。
フォー Four
(プレイ時間 各10−15分)
すごく久し振りに遊ぶ「フォー」です。その名の通り4つの色、4つの形のタイル合計16枚を各プレイヤーは持ちます。これらを9x9の仮想正方グリッドに配置していき、置けなくなった方が負けです。直前に相手が置いた色と形はおけないという縛りと、テーブル上で同じ色や形が辺を接してはいけないという縛りがあります。この2つの縛りがうまく働いており、手軽ながらも面白いゲームになっているのです。4つの形は2x2の4マス分の正方形、3マス分のL字、1x2の長方形、1x1の正方形です。よって各プレイヤーのコマの総面積は40づつなので、もしかしたらギリギリ9x9に収まるのかもしれませんが、通常はそれよりもずっと前に手詰まりになってゲームが終わります。
プレイ感覚は「プリズマ」とちょっと似ています。また「ザイク」は同じネスターゲームズの出版で見た目が似ているので、これまで「ザイク」ばかり遊んでいましたが、この「フォー」はルールは全く異なりカラフルなので、よりとっつきやすいかもしれません。
結果
1戦目:自分 勝利、いわ* 敗北
2戦目:自分* 勝利、いわ 敗北
マーゴ Margo
(プレイ時間 各15−20分)
好きなのですがなかなか遊ぶ機会がない「マーゴ」です。囲碁をマーブルで重ねていって遊ぶという独創的ですがなかなか難易度は高いゲームです。今回初めて3Dプリンターボードの基本セットで遊びました。これは値段の割にはしっかりしていて遊びやすいと思います。写真を撮り忘れてしまったので、「スパングルス」のあとに2戦目をもう一回遊びました。
結果
1戦目:自分* 勝利、いわ 敗北
2戦目:自分 勝利、いわ* 敗北
ラスカ Laska (ネスターゲームズ版)
(プレイ時間 各5−35分)
「ラスカ」はジャンプして取る代わりに自分のスタックの底に相手のコマを捕獲するという変わったチェッカーです。今日遊んだゲームの中では一番古いゲームだと思われます。2戦目は膠着してしまい、最後は競技終了で引き分けとしました。もしかしたらルールに見落としがあるのかもしれません。
結果
1戦目:いわ 勝利、自分* 敗北
2戦目:競技終了(引き分け)
スパングルス Spangles
(プレイ時間 各5分)
正三角形のタイルを辺が接するように配置し、1辺2の長さの正三角形の頂点3カ所が自分のタイルになるようにするげーむです。このとき中央は埋まっていなければなりませんが自分のタイルでも相手のでも構いません。「トライアンギュラー」を簡単にしたようなプレイ感覚です。しかし、トライアンギュラーにある程度自信があったにもかかわらず、2戦2敗を喫しました。詰ませる手筋がいくつかありそうで探求してみたいです。
結果
1戦目:いわ* 勝利、自分 敗北
2戦目:いわ 勝利、自分* 敗北
パラゴ Palago
中村さんに紹介するべく「パラゴ」を遊びました。「トラックス」に似ていますがタイルは1種類しかなく(トラックスは表と裏の2種類)、また1手番2枚配置で、その2枚が繋がっていなければなりません。「トラックス」のように相手を詰めるパターンがいくつかあり、それらを知っておくことが大切です。でも、今回は遊んだのが暫く振りで忘れてしまい、そのせいかゲームがかなり長引きました。
結果:自分* 勝利、中村 敗北
ヨンモク Yonmoque
(プレイ時間 各5分)
配置か移動をする4目並べです。移動して相手のコマを挟むとオセロのように裏返ります。移動は1マスですが、自分の色のマスからは何マスでも移動できます。このマス目の色分けによって先手後手の有利不利を解消しようとしているのですが、今回は3回遊んで3戦とも後手の勝利でした。実際にバランスが取れているのかどうか気になるところです。
結果
1戦目:いわ 勝利、自分* 敗北
2戦目:自分 勝利、いわ* 敗北
3戦目:いわ 勝利、自分* 敗北
ファイア&アイス Fire and Ice
(プレイ時間 各15分)
久し振りに遊びに来てくれたあやかすさんと、いくつかゲームを遊びました。まずはボードの形状が印象的な「ファイア&アイス」です。二層構造になっている一種のマジョリティーなのですが、7つある点のうちで直線上の3つを制覇するのが目的です。なので他の4つの点は相手に取らせてしまっても良いわけです。このゲームは購入してから結構な頻度で遊んでいますが、かなり面白い部類ですね。出版社PINのベストゲームかもしれません。1勝1敗。
結果
1戦目:自分* 勝利、あやかす 敗北
2戦目:あやかす* 勝利、自分 敗北
フィボナッチ Fibonacci
続けて、相手のセンターピース(キングにあたる)を取り囲むという変わった目的の「フィボナッチ」です。1手番に最大6アクションもあるので展開は非常にスピーディーです。謎の初期配置といい、これも奇妙で面白いゲームですね。こういうのが埋もれてしまっているのが残念でなりませんが、再販はしないだろうなあ。これも1勝1敗でした。(写真撮り忘れ)
結果
1戦目:あやかす 勝利、自分 敗北
2戦目:自分 勝利、あやかす 敗北
ピーク Peak
(プレイ時間 20分)
ゲルハルトの比較的新しいゲーム「ピーク」です。ちょうどコマを2つ飛び越えるというありそうでなかったルールが新鮮です。2段の塔は飛び越えられますが3段だと飛び越えられません。また1段の塔と2段の塔が隣接して並んでいると、片側からは飛び越えられますが、反対側からは飛び越えられないというのも面白いです。もう少し続けて遊んでみたいゲームです。
結果:自分 19、あやかす 12
ロット Lot
2重3目並べ。3目をつくるとそのうちどれか1つを選んで2段重ねにして他の2つのコマを取り除きます。2段重ねの3目をつくれば勝利です。久し振りに遊びましたが、面白いゲームです。今回はパイルールを使いました。7x7と比較的小さいボードなのでパイルールを使う方が良いと思います。いわさんと5戦。お互い2勝2敗で、それまでは先手が全て勝っていたのですが、5戦目は後手を受け持ったいわさんの勝利。2勝3敗。(写真撮り忘れ)
結果
1戦目:自分* 勝利、いわ 敗北
2戦目:いわ* 勝利、自分 敗北
3戦目:自分* 勝利、いわ 敗北
4戦目:いわ* 勝利、自分 敗北
5戦目:いわ 勝利、自分* 敗北
メリディアンズ Meridians
(プレイ時間 各55−65分)
土井さんが教えてくれたゲーム。必ず自分のコマから見える地点にコマを配置し、そのあと他のどのグループからも見えていないグループは取り除かれます。たったこれだけのルールなのに面白い! ちょっと「タンブルウィード」と似てますが、こちらの方が洗練されているかもしれません。これはまたぜひ遊びたいゲームです。製品版はないようなので、今回は「オメガ」の用具を使いました。作者のウェブサイトでは他にも様々なアブストラクトゲームが発表されています。他のゲームもぜひ試してみたいものです。
結果
1戦目:中村 16、自分 8
2戦目:自分 勝利、中村 敗北
アキバ Akiba
(プレイ時間 各5−30分)
「アバロン」の改良版とでもいうべき「アキバ」です。目的は相手の玉を落とすことでなく中央の13個の玉のうち過半数を落とすこと、そして落とすと連続手番があることなどで、スピーディーなゲーム展開となります。また指を差し込む隙間がないとボールを動かせないというルールも良いルールです。あまり知られていないゲームですが、少し慣れてくるとかなり考えます。
結果
1戦目:中村* 勝利、自分 敗北
2戦目:中村 7、自分* 5
今回は少し早めに終了。とけいさん、土井さん、道化師さんとは一緒に遊べませんでしたが、また次回に。
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