続きです。2日目は、kizuさん、スコットさんと3人で色々遊びました。
ノストラダイス スコア7ゲーム Nostradice Score 7
(プレイ時間 55分)
スコットさんが300円で買ったという無名のゲーム。ノストラダムスからきていると思われる怪しげなタイトル。気になるのは、このゲームがノストラダイスシリーズ01ということです。ということはシリーズの続編が存在するのかもしれません。いずれそれらも見てみたいものです。
さて、このゲームの内容は、30面ダイスを使ったビンゴゲームでした。得点は負けたプレイヤーが買ったプレイヤーに支払い、親だと収支が倍になるという、なんとも麻雀に影響を受けた感じがするルールです。負けたときは、自分のスコアシートの右端に得点をと自分の名前を書いて、ハサミで切って、勝ったプレイヤーに支払うというのが原始的ながら面白い感覚です。
結果:kizu 110、自分 -54、スコット -56
ファーナス ロシア産業革命 Furnace
(プレイ時間 95分)
自分は2回目となる「ファーナス」です。今回は、獲得したカードは1列に並べて、左から右にしか処理できないとし、カードは獲得したときに任意の場所に挿入するというバリアントを採用しました。これはルールブックにも載っているようですが、こちらを本来のルールにした方が良いと思います。かなり時間の削減になります。それでもリソース変換は複雑で、これをあれに変えてあれをそれに変えて・・・とみんなぶつぶつ言いながら進めていきます。
競りの部分はちょっと「魔法にかかったみたい」みたいなところがあって面白いと思います。問題は、結構似ているカードが多くて、なんかどれでもいいんじゃないかと思えてしまうこと。あと、リソース変換に辟易してしまう自分は、この競りのシステムを使って別のゲームができれば良いなあ、と待ち時間に考えてしまいます。
結果:kizu 75、自分 71、スコット 66
ブルゴーニュ Die Burgen von Burgund
(説明 25分 プレイ時間 125分)
フェルトのアレア大箱シリーズのひとつで、そんな中でもまあ面白かった記憶があるので、もう一度やってみようと思ったゲームです。記録を見ると、今回が2回目のプレイで1回目はなんと10年前! スコットさんはフェルトのゲームがかなり好きなので、説明してもらいました。今更ながら、タイトルが韻を踏んでいることに気がつきました。
ダイスを使った、個人ボード拡張ゲームです。フェルトのアレア大箱では、ひとつ前の「マカオ」もダイスゲームで、高い目のダイスほど多くのアクションができるけど発動は後になるというメカニクスだったと思うのですが、この「ブルゴーニュ」はもっとシンプルです。中央の共通の場からタイルを獲得して自分のプールに置き、プールから自分の街ボードに置きます。どちらも指定されたダイスの目でしか置けません。
街は1辺が4のヘックスヘックスボードですが、それがタイルの種類に対応する色でグループ化されています。あるグループを埋めると大きな得点が入ります。大きさによる得点は、例の三角数ですが、大切なのはこれに加えてゲームのフェイズの早いうちに完成させればさせるほど高いボーナス点がつくということです。
このくらいなら、まだ良いのですが、それぞれのタイルが異なる応力で全てを把握して遊ぶのは大変です。10年前に遊んだときはもっとシンプルで洗練されていた気がしたものですが、きっと気のせいなのでしょう。
他にも船による順番争いとか、それに付随する産物とか、お金とか、闇の市場とか、ダイスの目の変更チップとか、要素の多さがすごいです。しかし、やはり不満点はソロプレイ感です。自分の個人ボードを見ることで精一杯なのもありますが、やはりゲームを遊ぶからにはもう少しインターアクションが欲しいですね。
終わってから「ボンファイア(黄昏の篝火)とどっちが良かったか?」とスコットさんに聞かれましたが、うーん、どっちもかなり面倒だなあ。そして、その面倒さを乗り越えようという気にならないです。やはりフェルトでは「倉庫の街」くらいが自分には合っているのでしょう。
結果:スコット 200、自分 194、kizu 193
マッターホルン Matterhorn
(プレイ時間 30分)
コロヴィーニのレースゲーム。ヘルベチクにしては大きめの箱です。ボードにはマッターホルンを模した山の形に数字の列が8列あります。最上段が5で、最下段が12。プレイヤーは12の列に置いた2つの登山者コマを最上段まで進め、さらにその先1歩進めれば勝利です。
5個のダイスを振り、その合計値に対応する場所にアクションチップを置きます。ここで、2個以上の同数値のダイス目はキャンセルされます。プレイヤーは幾つかのダイスを除去することにより、ダイス目の調整ができます。ここが面白いダイスの使い方で、例えば1、1、2、4、5という目だと、そのままでは11ですが、ダイス目を取り除くことにより、1−12のすべての目が可能です。
アクションチップを置いた列に誰かのコマがあれば追加アクションができます。そして、プレイヤーは取り除いていないダイスをさらに振り続けることができます。ただし、どの列にもアクションチップをおけないとバーストで手番終了です。その前に終われば、置いたアクションチップの数だけアクションができます。つまりコマを進めたり障害物を除去したりできるのです。そのあと、置いたアクションチップは裏向きになり障害物になります。
今回はルールに少し混乱がありましたが、ちゃんとわかれば結構面白いと思います。また遊んでみたい。
結果:スコット 勝利
菊花賽
(プレイ時間 各25分)
スコットさん所有の同人ダイスゲーム。3つのダイスで役を作ります。これが条件が結構厳しく、3つのダイスはすべて同じ色かすべて違う色、そして数字はすべて同じか3連続でなければなりません。あらかじめダイスを2つ隠して持っており、手番には袋から引いて振り、それを自分の手持ちのダイスと交換して、手持ちからいらないダイスを捨てるか、あるいはそのまま捨てます。相手が捨てたダイスでも上がれるのは、麻雀っぽいです。
各色7個しかないので、よくカウンティングをして進めなければなりません。最初の印象よりも良くできているゲームだと思います。
結果
1戦目:自分 6、スコット 0
2戦目:自分 1、スコット 0
クメル Khmer
最後は賽苑の「クメル」です。これと似たゲームをやったことがあると言われたので、あとで見てみたら、昔のメープルゲーム会で「ガガリオ」を遊んでいました。クメルはその元になった、よりシンプルなバージョンです。降りることもできる6点先取で、途中までは自分が勝っていたのですが、最後には逆転負け。
結果:スコット 6、自分 4
2日間のメープルゲーム会、とても楽しめました。特に1日目は国際色豊かで、自分にとっては非常に懐かしい雰囲気のゲーム会を味わえました。またぜひ参加したいです。
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