土嚢の会 2022.01.30

Lunch20220130.JPG第58回目の土嚢の会です。蔓延防止期間の中、10人が参加しました。自分は12種26プレイで、うち土嚢8種と土嚢率が高かったです。「シンオブザレイク」「ニブル」「パサン」は初プレイ。ランチはオムライスと新鮮な果物でした。




ラオコーン Laocoon
(説明 15分 プレイ時間 40分)
Laocoon20220130.JPG4色チェッカー模様(ボールとのボードみたいな感じ)に並べられた4色のコマにある自分のリングを移動させ、相手を手詰まりにするゲームです。それぞれ2つずつのリングを持ち、自分のリングが置かれているマスのコマの色には相手は置けません。手番では必ずどちらかのリングを縦横斜めの隣接するコマがあるマスに移動させ、移動前のコマを取って他のコマの上に移動させます。こうしてどんどん空白がなくなり、いずれはどちらかのリングの周囲が全て空白かあるいは相手のリングがある色になって手詰まりになるという訳です。

とにかく序盤ではどうしたらいいのかよくわからないゲームです。同色が連続するようにコマを移動させて配置すれば、のちのその部分を移動している限りは同じ色で相手を縛れるので有利かもしれませんが、必ずしも自分が使えるようになるとは限りません。形勢があまりないゲームだという気がします。

結果:いわ* 勝利、自分 敗北



クロス Cross
(プレイ時間 各15分)
いわさんのリクエスト第2弾。「クロス」はキャメロンが作ったヘックスの変形です。ヘックスヘッックスボードを使い、ひとつおきの3辺を繋げば勝利ですが、向かい合う2辺を繋いだら敗北になります(両方が同時に起こったら勝利です)。引き分けはなく必ず決着がつきます。角はどちらの辺にも数えるので強そうですが、迂闊に置くと敗北の条件を満たす羽目にもなるので、諸刃の剣です。(写真撮り忘れ)

結果
1戦目:自分 勝利、いわ* 敗北
2戦目:自分 勝利、いわ* 敗北



アクロン Akron
(プレイ時間 各15分)
Akron20220130.JPG初参加のタモさんと、自分の一番好きなゲームのひとつ「アクロン」を遊びました。コネクションゲームですが、3Dがただのギミックではなくちゃんと戦略の核心になっている素晴らしいゲームです。1戦目こそ自分が余裕を持って勝ちましたが、2戦目はうっかりしていたら、たちまち負けてしまいました。ちゃんと手数を考えてブロックしていかないとダメですね。

結果
1戦目:自分 勝利、タモ* 敗北
2戦目:タモ* 勝利、自分 敗北



テリトリー Territories
(プレイ時間 5分)
Territories20220130.JPG前回遊んだ「スライドスプリット」が面白かったので、今回は同系統の「テリトリー」や「フェンドー」を持ってきて、そのうち「テリトリー」を遊びました。こういう正方グリッドで辺に柵を置いて領地を作る、というようなゲームは結構好きで、他にもアブストラクトだと、2人非対称の「モールヒル」、三角グリッドの「ミノワ」、多人数の「クレーム」、さらにドイツゲーム(ユーロゲーム)だと「レーベンヘルツ」などがあります。探せばもっとありそうですね。

久し振り過ぎてちょっとルールを忘れてましたが、囲ったあとの連続手番がやはり良いルールです。

結果:タモ* 28、自分 20



ジン オブ ザ レイク Jinns of the Lake
(プレイ時間 25分)
JinnOfTheLake20220130.JPG中村さんが持参したコスモルドシリーズのひとつ「ジン・オブ・ザ・レイク」です。2人だと1人2色のディスクを担当します。ディスクは1-4の数値が描かれており、それと等しいマスの数だけディスクを時計回りか反時計回りに進めます。このとき空きマスは数えません。同じ色のディスクがある場所には到達できません。こうして4色からなる4枚の塔をつくったら、一番上のディスクの色のプレイヤーが、その塔を獲得します。どちらかが動けなくなったら終了で、ボード上のディスクも含め、一番上のディスクの色のプレイヤーが、塔の高さとディスクの数値(1-4)の積を得点します。なのでできれば4のディスクで塔を完成させたいのですが、もちろん相手も同じことを考えているので、そううまくはいきません。

「ホキト」の初版に雰囲気やプレイ感覚が似ており、もしかしてこれが純粋な「ホキト(初版)」の後継なのかもしれません。

結果:道化師 40、自分 33



ファール Furl
(プレイ時間 各5-30分)
Furl20220130.JPG前回非常に面白かった「ファール」を4回も遊びました。「ファール」とは「巻き上げる」という意味ですが、手番にできるのが移動ではなくファールとアンファールだけであること、そしてその2つが完全に逆ではなく1マスずれることなどが、非常に面白いです。3の塔を作ると動きづらいのですが、つい作ってしまい、負けてしまうという展開が多かったです。

結果
1戦目:佐藤 勝利、自分* 敗北
2戦目:佐藤* 勝利、自分 敗北
3戦目:自分 勝利、ぴーかん* 敗北
4戦目:土井 勝利、自分 敗北



ニブル Nibble
(プレイ時間 35分)
Nibble20220130.JPG「ニブル」は9x9にランダムに並べられた9色9個ずつのコマを取り合って、マジョリティー争いをするゲームです。手番にはボードに並べられたコマのうち、周囲4辺中2辺以上が他のコマに隣接しないコマだけを取ることができます。つまり、最初は角からしか取れません。また全体の塊を分断するような取り方もできません。斜めだけのつながりはだめなので、ゲーム終盤にはこのルールが効いてきます。取れるならば同色を複数個取っても構いません。多く取るのが目的なので、基本的には複数個を狙っていきます。

獲得したコマは自分の側に色別に並べます。各色9個中、9個取ればサドンデス勝利。隣接する3色で7個以上取れば、これもサドンデス勝利。そして5色で5個以上取れば勝利です。必ず最後の条件はどちらかのプレイヤーが満たすので引き分けはありません。

シンプルながらも面白いゲームです。ランダム配置のアブストラクトはあまり好みではないのですが、このゲームは結構気に入りました。

結果:土井 勝利、自分 敗北



パサン Pasang
(プレイ時間 15分)
Pasang20220130.JPGブルネイの伝統ゲームです。石を取り合うゲームで、点対称のパターンを作り、黒は1点、白は2点です。自分のコマをチェスのルーク(将棋の飛車)のように動かして、移動先から直角方向に同じ色が奇数個連続して並んでいれば獲得できます。このとき、空白マスや自分のコマは飛ばして考えますが、他の色や相手のコマはこの並ぶをブロックします。この辺りが最初は分かりづらいのですが、慣れてくればだんだんわかってきます。

さらに難しいのは、ゲーム開始時には結構特殊な開始のシークエンスがあることです。自分の側の縦1列を取り除き、そこから左右に2マスの範囲でスタート場所を選び、取り除いた通路にコマを移動させて第1てを行う、という感じです。これがおそらくルールで一番わかりづらいところでしょう。

だんだんコツがわかってきて、うまく白を優先して撮っていったのですが、最後に自分が手詰まりになったので、ルールによれば120対0で敗北です。もし手詰まりにならなければ、91対89で自分が僅差で勝っていました。

結果:土井 120、自分 0



パステル Pastel
(プレイ時間 各5-10分)
Pastel20220130.JPGゲームマーケット2021秋の戦利品のひとつ。プレイヤーはクローバー1個、丸2個、正方形3個という3種6個のコマをボードに置きます。自分のコマを移動させて、縦横斜めに、自分のコマ4つ、同じ形4つ、空白4つ、のいずれかを作れば勝利です。

手番には自分のコマしか動かせませんが、クローバー→丸→正方形の順に動かさなければなりません。特に3手番に1回は必ずクローバーを動かすので、これを利用した戦略が必要です。先手と後手で、その辺りの考え方が異なるのも面白いところです。

4戦中1勝3敗でした。土井さんはこういうゲームは強いですね。

結果
1戦目:土井* 勝利、自分 敗北
2戦目:土井 勝利、自分* 敗北
3戦目:自分 勝利、土井* 敗北
4戦目:土井 勝利、自分* 敗北



ブロックス トライゴン Blokus Trigon
(プレイ時間 15分)
BlokusTrigon20220130.JPG久し振りに遊ぶ「ブロックストライゴン」です。トライゴンはその形からおそらく3人がベストなのではと思われます。頂点には6つの三角形が集まるので、まっすぐなピースでも角だけ接してつけられるというのは面白いですね。

あとで説明書を見ると、すべてのピースを置き切るとプラス15点。さらに最後のピースがモノトライアングル(三角1個の最小のピース)だとプラス5点だそうです。なので、最高得点は20点ということになります。今度は3人で3回戦をやってみたい。

結果:自分 20、いわ -14、ぴーかん -25



アンダンティーノ Andantino
(プレイ時間 各5-15分)
Andantino20220130.JPGこれも久し振り。タイトルは音楽用語ですが、中身は「シックス」みたいに2色の六角形のタイルがたくさん入っています。これをつかってシックスを遊ぶこともできそうです。

目的は自分のタイルを直線状に5個並べるか相手のタイルを囲うかのどちらかです。少し慣れるとおそらくどちらも防御し続けて決着がつかなくなるのでは、と思っていたら、4戦目はそのようになりました。タイルをすべて並べたあとは、置かれたタイルを移動するのですが、それでも決着がつかずに競技終了としました。

結果
1戦目:いわ* 勝利、自分 敗北
2戦目:自分* 勝利、いわ 敗北
3戦目:いわ* 勝利、自分 敗北
4戦目:引き分け(競技終了)



マナラス Manalath
(プレイ時間 各5-10分)
Manalath20220130.JPG最後は「マナラス」です。少し慣れてくると、3-1-2の勝ちのパターンが見えてきます。いわさんは初プレイなのですが、なかなか手ごわく4戦中2勝2敗。4戦とも後手勝利です。もしかしたら先手が不利なのかな?

結果
1戦目:自分 勝利、いわ* 敗北
2戦目:いわ 勝利、自分* 敗北
3戦目:自分 勝利、いわ* 敗北
4戦目:いわ 勝利、自分* 敗北



今回は、蔓延防止期間のために20時で終了です。残念ながら、中村さん、とけいさん、拓也さんとは遊べませんでしたが、また次回に一緒に遊びましょう。

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