トミーさんに誘われて、トミーさん主催のフタリシュピールという2人ゲームだけを遊ぶ会に参加しました。会場は中野のくるまりで、くるまりは年末に初訪問して以来2回目です。今回はチキンカレーオムレツを食べてみました。
忍者対戦 Ninja Taisen
(説明 10分 プレイ時間 各15分)
せっかくなのでトミーさんがデザインした「忍者対戦」をデザイナー直々の説明で遊びました。ボードの代わりにカードを並べ、コマの代わりに10枚の自分のカード(3色3ランク+ワイルドの4)を自分の側のそれぞれ左端に決められた枚数ずつ並べます。目的は、これらの自分のカードを右に移動させて、反対側からくる相手と戦って相手を全滅させるか、相手側の陣地に到着することです。
手番には3色3個のダイスを振り、出目をそのダイスに対応する色のカードに適用して動かします。このとき、上に重なっているカードは2枚まで一緒に運べます。そして相手のカードと同じ場所に来たら戦いを解決します。カードの色はじゃんけんのグーチョキパーに対応しており、この3すくみで強い方が勝ちます。負けた方は除外されます。同色(つまりあいこ)の場合は数字が強い方が勝ち、それも同じならば1歩お互いに引き下がります。面白いのは数枚のカードが重なっているときは、除外や引き下がりで新たに現れたカードでその場所の戦いを続けるのです。また引き下がりで下がった場所でも新たに戦闘が発生することもあり、なかなか先を読むのが難しいです。慣れてくるとこの連鎖が面白くなるのだと思います。
結果
1戦目:トミー 勝利、自分* 敗北
2戦目:自分 勝利、トミー* 敗北
グレート プレインズ Great Plains
(説明 5分 プレイ時間 15分)
6角形タイルを組み合わせてボードを作ります。スタート地点が各プレイヤーに3箇所づつあり、スタート地点の隣りか、すでに置かれた自分のコマの隣りのヘックスにコマを置きます。目的は黄色いエリアでのエリアマジョリティー争いに勝つことで、ゲーム終了時にそれぞれのエリアでより多くのコマを置いたプレイヤーがエリアのヘックス数だけ得点します。緑のエリアは得点にはなりませんが、3種類ある特殊タイルがもらえます。これによって2ヘックス離れたところに置けたり、山を越えて置けたり、相手のコマを押し出したりできます。どのくらい特殊タイルを取っていくかが考え所です。
自分は押し出す能力の多くを獲得し、頃合いを見てトミーさんのコマを追い出して大きな黄色エリアを獲得しました。悪くないけど、特筆すべきメカニクスに欠けるゲームなので、リプレイ度は低いかもしれません。
結果:自分* 26、トミー 5
ハーメルン ケイブ Hameln Cave
(プレイ時間 20分)
最近気に入っている2人トリックテイクの協力ゲームです。前回レベル1をクリアしたので、今回はレベル2に挑戦です。自分はリオという舵輪2枚で勝つと直進できるという能力、トミーさんはクライドという4トリック買ったときにもう1トリックだけできるという能力で、どちらもなかなか強かったです。勝負は最終5ディール目まで行き、到着したと思ったのですが、亡霊がすでに全て尽きていて、その時点で(第5ディールの中ほどで)失格だったみたいです。難しいけど面白い。
結果(レベル2):敗北
(自分 リオ、トミー クライド)
勝手にしやがれ Katteni Shiyagare
(プレイ時間 各5分)
久し振りに遊ぶ2人協力ゲームの「勝手にしやがれ」です。あまり遊ぶ機会がない拡張タイル(6番目のシンボル)も持ってきました。ginさんと2人でまずは基本の5シンボル10タイルに挑戦。しかし、すっかり感を忘れてしまったのか、2人の息が合わずになんと5連敗。6回目でようやく勝利しました。あとで、それを見ていたたっくんらが挑戦すると、あっさりと1回目で勝利。拡張セット入りも簡単だよ、と言われてしまいました。
結果
1戦目:敗北
2戦目:敗北
3戦目:敗北
4戦目:敗北
5戦目:敗北
6戦目:勝利
アン ギャルド En Garde (アバクス初版)
(プレイ時間 35分)
2人用ではかなり好きなゲームの一つです。今回は初版を袋に入れて持参しました。ニューゲームズオーダーからの日本語版もあるので、知名度はあるようで、知っているけど遊んだことはないという人が多いみたいですね。
途中で、手札を1枚落としたginさん。それがなぜか魔法のように消えてしまって、テーブルの他のプレイヤーも総出で探しましたが見つからず。床は木だしそんな手品みたいなことが、と思っていたら、なんとginさんの靴と靴下の間の隙間に挟まっていたのです。こんなことってあるのですね。本当に手品みたい。
結果:自分 5、gin 2
ザ ゲーム フェイス トゥ フェイス The Game: Face to Face
(説明 5分 プレイ時間 各15−25分)
「ザ・ゲーム」は「エクストリーム」は遊んだことがありますが、「フェイストゥフェイス」は初めて。「ザ・ゲーム」は、どうもあの10差で戻れることを仲間に伝えていいのか良くないのか曖昧なルールが好きになれないのですが、今回は2人専用で協力ゲームではなく対戦なので、本家よりは良いと思います。各自1からの昇順と60からの降順の2つのカード置き場があり、ここに2枚以上好きなだけプレイして2枚補充する、を繰り返します。つまり3枚以上プレイするとどんどん手札が減っていくわけです。相手を手助けするように逆方向の数字を相手に出すこともでき、そうすると見返りに手札を6枚にできます。
割と地味なゲームで、手筋の幅も狭くきたカードに合わせていくしかありません。どこまで自分の手札の邪魔カードをなくすために相手に出すか、というあたりが考えどころです。トランプのソリティアにありそうな感じのプレイ感覚です。本家の10差のカードに関するコミュニケーションの曖昧なルールがないのは良いことですね。
結果
1戦目:gin 勝利、自分* 敗北
2戦目:gin* 勝利、自分 敗北
ロストシティ Lost Cities (コスモス初版)
(プレイ時間 3ディール40分)
メルカッツさんと「ロストシティ」を遊びました。3ディール戦です。メルカッツさんはプレイングがうまく、3戦3敗で総合得点でも大差をつけられて敗北。久し振りに、ペア戦もやりたくなってきました。
結果:メルカッツ 167(15+63+89)、自分 86(6+44+36)
アクロン Akron
(プレイ時間 20分)
アブストラクトゲームが好きだというメルカッツさんに「アクロン」を紹介しつつ遊びました。使用したのはネスターの通常版の第2版で、ボードが3Dプリンターで製作したもので遊びやすくなっています。ただ、やはりボールのサイズが小さいので、ボールの移動がやりづらいのが欠点で、デラックス版2は劣ります。ゲーム自体は素晴らしく、コネクションゲームのなかでは傑作の一つだと思います。
結果:自分 勝利、メルカッツ 敗北
ヒュレ7 Hyle 7
(プレイ時間 50分)
秩序と混沌に分かれて戦う、非対称アブストラクトです。混沌のプレイヤーは袋から1枚引いたディスクを好きな位置に配置し、秩序のプレイヤーは、盤上のディスク1枚をルーク(飛車)のように動かせます。秩序の目的は縦横計14列で、なるべく対照的な形を作ることです。混沌のプレイヤーはそれを妨害します。役割を入れ替えて2回遊んで、秩序のときの得点を競います。
まずはトミーさんが秩序で自分が混沌です(写真)。後半は自分が秩序です。以前遊んだときより、面白く感じられました。土嚢の会でも遊んでみたいゲームです。
結果:トミー 84、自分 81
初めての参加でしたが、とても楽しめました。主催のトミーさん、ありがとうございました。
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