第5波も明けて、久し振りにミズキ&ウサギさんの家でみんなで集まって遊びました。
美術泥棒 Art Robery
(プレイ時間 15分)
ヘルベチクからのクニツィアの新作です。同出版社の「オメルタ」と同じ少々大型の箱です。目的はできるだけ多くの美術品チップを集めること。ラウンドごとに使うチップが決まっており、構成が少しずつ異なっています。ラウンド開始時にチップは全てテーブル中央に並んでおり、手番ではカードをプレイして同じ数値のチップを取ります。すでに誰かに取られているときはそのプレイヤーから奪います。中央からチップがなくなったら終了です。これを4ラウンド繰り返すだけなのですが、幾つか面白い要素があります。まず番犬を取ると相手から奪われずに済みます(代わりに相手は番犬を取ります)。ボスは4か5を持っていないと得点にならず、ラウンド終了時に捨てます。さらに3のチップは3枚あるので盗まれづらいです。同作者の「カンガルー」「くまさんグミ、キャッチミー」を発展させたようなプレイ感ですが、最後にアリバイの少ないプレイヤーは脱落するなど、なかなか工夫されています。今回はアリバイが2番目に少なかったウサギさんの勝利!
結果:ウサギ 26(3)、自分 25(5)、キノ 17(6)、名人 21(1脱落)
(カッコ内は足切り対象のアリバイの数)
ドラゴンの利息 Dragon's Interest
(説明 20分 プレイ時間 75分)
「ポンジスキーム」の通貨を2種類にして決算を少なめにしたゲーム。通貨のうち1種類は金塊で、これは取引に使えますし価値も高いのですが、利息を払うことには使えません。封筒の代わりに小箱の中にお金や金塊を入れて秘密の取引をします。
そのうち誰かが利息を払えなくなって終了という流れは同じですが、今回は時間が進むというイベントが2つ同時に出てしまい、そのせいで自分以外の3人が全員破産という恐ろしい結末になりました。
リスクをできるだけ避けることだけを考えていた自分が、消去法で勝利!
結果:自分 勝利、名人 破産、キノ 破産、ウサギ 破産
インペリアル Imperial
(説明 30分 プレイ時間 175分)
第1次世界大戦をモチーフにしたゲルツのロンデルシステムのゲームです。各国の債権が株券のような役割を果たし、最も多く持っているプレイヤーがその国をコントロールしますが、得点は債権を持つすべてのプレイヤーに与えられます。そして収益は工場や占領下の地域数によって決まり、得点はこの収益によって決まります。投資をして新たに再建を買う機会は順に回ってくるためにそれほど急激な投資は出来ません。
開始時は、キノさんフランス、ウサギさんロシア、自分イギリス、名人ドイツでスタート。その後、自分がフランスとイギリスを制覇し、さらにドイツも制覇したりと、会社の所有権が変わる18XXシリーズを思わせるような展開でした。
収益と得点の関係が複雑なために、ゲームが終わったあとでもルールを半分くらいしか把握していないのですが、ゲーム自体は楽しめました。あまり間を空けずにもう一度遊びたいです。
結果:キノ(フランス) 122、ウサギ(ロシア) 100、自分 97、名人 48
ハンザ テウトニカ Hansa Teutonica
(説明 20分 プレイ時間 60分)
10年振りくらいに遊ぶ「ハンザテウトニカ」です。以前2回くらい遊んだ時には、あまり面白さを感じなかったので、それ以来遊ぶ機会もなかったのですが、最近再び良い評価をよく聞くようになったのでもう1回試してみようと思ってリクエストしました。
配置に自由度があるのは良いのですが、プレイヤーの意図によってインターアクションがほぼ皆無になったり逆にインターアクションだらけのマルチな展開になったりします。こういった幅の広さがこのゲームの魅力なのかもしれません。
やはりアクション数を増やさないとどうしようもないので、序盤はアクション数増加の取り合いという展開になってしまうのは少々不満です。そこでの局所的な競り合いから徐々にコマが広がっていくのですが、もう少し序盤に幾つかの有効な手筋がある方が好みです。でも前回遊んだ時よりは面白く感じました。やはりゲームの印象というのは場所や相手によって変わるものですね。
自分はアクション数を5まで増やしたのですが、そこまで増やさなくても良かったかもしれません。バランスよく攻めて行ったキノさんの勝利。
結果:キノ(青) 71、ウサギ(赤) 48、自分(黄) 48
前から遊んでみたかった「インペリアル」を始め、たっぷりと楽しめました。またの機会を楽しみにしています。
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