9年半続いてきたミスボドは、今回の第107回をもって最終回とし休会するそうです。自分がミスボドに行き始めたのは2013年2月2日の「ミスボドぷち」という派生の会がきっかけで、最初の本会への参加は2013年2月23日の第11回です。その当時の記事を見ると、すでに100人以上の参加という巨大な例会に育っており、多いときには300人近くの参加があった時期もあります。そんな日本を代表するような例会がなくなってしまうのは残念です。ミスボドの素晴らしいところは参加人数が多いので、どんなゲームを持っていっても遊べること。待ち時間がほぼ皆無なこと、そしていろいろな企画があることです。
主催の秋山さんの好意で参加費は無料ということもあり、定員130人いっぱいです。自分は、最後の会ということでいろいろな人と遊びたかったのですが、結局、同じメンバーと最後まで遊んでいました。
ツタンカーメン Tutankhamun (25世紀ゲームズ版ファラオエディション) + ファラオの贈り物 A Pharaoh's Gift
(説明 10分 プレイ時間 45分)
バックビルダー鷹&ミゼールワーカーマン2人のリクエストで「ツタンカーメン」のデラックス版をプレイ。最近こればかり遊んでいる気がします。今回はうまくいかずに最下位でした。
結果:ミゼールワーカーマン 0(勝利)、河原 1、バックビルダー鷹 2、自分 6
おじゃまっシー Block Ness
(プレイ時間 10分)
U字型のピースを水面から出たネッシーの身体に見立てて、できるだけ長いネッシーになるように配置するゲーム。箱のロゴのデザインから、タイトルは最初「おじゃもっシー」だと思ってしまいました。原題の Block Ness はネス湖 Loch Ness をもじったものになっています。
最初のピースの端から両方向に延ばしていくのですが、それぞれの端で3箇所ずつ置ける場所があるのが面白いです。また高いピースは低いピースを超えることができます。こうして配置できなくなったら終了で、より多くを配置したプレイヤーの勝利です。
久し振りに会う、東の道化師Dさんと河原さんと3人で遊びました。アブストラクトゲームなのですが、見た目はかなりファミリーゲームっぽくなっています。機会があれば、土嚢の会で解析してみたいと思います。
結果:河原 1(勝利)、自分 2、道化師D 3
スマトラ Sumatra
(説明 25分 プレイ時間 35分)
タイルを集めていく一種のセットコレクションゲームです。自分以外は初プレイでの5人プレイ。勝つとは思わなかったのですが、いち早く9種のタイルを達成したのが良かったのか、1点差での僅差で勝利しました。全員タイルを獲得する枚数は同じなので、どこで前に出て先手を取り、どこで後ろに下がって休むかという駆け引きなのですが、手軽でなかなか面白いと思います。人数によってかなり感覚が変わると聞いているので、今度は2−3人でも遊んでみたいです。
結果:自分 41、道化師D 40、バックパッカー鷹 38、河原 38、ミゼールワーカーマン 32
メガシティ オセアニア Megacity Oceania
(説明 25分 プレイ時間 60分)
大きめのヘックスタイルの上に様々な形のプラスチックの建築材を組み合わせて、それをテーブル中央までスライドさせて、街の一部にしていくというゲームです。ルールにあいまいな点が多く、解読に四苦八苦して相当の時間がかかってしまい、それだけでかなりやる気が失せてしまいました。
相手の手番の最中も、自分の建築材で組み立てができるというのは良いかもしれません。カードで与えられる条件が、いまひとつピンとこないものが多く、なんだかもやもやした気分でゲームが終わりました。ちゃんと遊べば面白いのかな。
結果:不明
ココナッツ島 Isle of Coconuts
(説明 5分 プレイ時間 10分)
ちょっと久し振りに遊ぶ「ココナッツ島」です。河原さんが、おこぼれにありつく(マジョリティー争いに参加せずに1点もらう)のが良いのでは、と何度も言っていましたが、その戦略で河原さんの勝利。
結果:河原 10、ミゼールワーカーマン 6、自分 6、バックビルダー鷹 4
マイ マイン My Mine
(プレイ時間 25分)
手軽なダイスゲームのマイマインです。77個ある金塊の奪い合いで、買っているとどんどん人から狙われるという典型的なマルチ風ダイスゲームなのですが、なんとか耐えて勝ちきりました。このゲームではおそらく初勝利。
結果:自分 20、クロマ 19、河原 17、バックビルダー鷹 12、ミゼールワーカーマン 8
フォーミュラ モーター レーシング Formula Motor Racing (GMT版)
(説明 5分 プレイ時間 45分)
6人でちょっと懐かしい「フォーミュラモーターレーシング」を遊びました。手軽なカードゲームですが、中盤から終盤に向かって手札をうまく調整するというという面白さがあります。ダイスでの運が時々あるのもなんだかすごい。それで巻き添えを食らって脱落というのも、すごいです。クニツィアがアメゲーを作ったという感じのデザインですが、ちゃんと短時間ゲームにしてダレないようにしてあるのはさすがです。
3レース(3ディール)の戦いで各レースの得点はグランプリ式(10、6、4、3、2、1点)です。7位以下は得点がありません。1レース目はクロマさん、2レース目は彩真さんがそれぞれ1位を取り、全体としては彩真さんが15点とリード、しかし、第3レースでは得点できず、1位はバックビルダー鷹さんでしたが、全体としては1位を1度もとっていないミゼールワーカーマンさんと河原さんが16点と同点1位。タイブレークは最終レースの結果なので、勝者はミゼールワーカーマンさんとなりました。最下位の自分以外はみんな僅差で良いレースでした。
このゲームを遊ぶのは、今はなき菊名のレルムで遊んだ時以来です。そのときはレポートしていないので、当サイトでGMT版を写真入りでレポートするのは今回が初めてですが、初版のギブソン版と比較した詳細レビューをあげています。(詳細レビューはここ)
結果:ミゼールワーカーマン 16(1位)、河原 16(2位)、彩真 15、バックビルダー鷹 14、クロマ 12、自分 5
アバランチ Avalanche
(プレイ時間 各15−25分)
ここからは、クロマさん持参のアクションゲームを幾つか遊びました。まずは「アバランチ」。上の入り口からマーブルを落とすと、引っかかったり、レバーが動いたりで、下側の出口からマーブルが出なかったり沢山出たりします。マーブルは3色あり、目的とする色を獲得するのはなかなか難しいです。
基本ルールでは9つのマーブルを指定された色の順に獲得するのが目的です。同時に出たマーブルが次の目的の色と合致していればそれも獲得できます。クロマさんが経験の差で勝利。
2戦目は、ルールブックに記載されていた別のバリアントのうち1つを遊びました。これは手番には何度もマーブルを入れられますが、パスもできます。特定の色を多く集めるのが目的で、こちらの方がゲームとしては面白いと思います。
ルールブックには更にもう一つ面白そうなバリアントが書かれていたのですが、それはまた次回。
1戦目:クロマ 勝利
2戦目:クロマ 勝利
キング オブ ザ リング King of the Ring
(説明 プレイ時間)
下側に鉄球が入っている相撲取りを滑らせて、土俵の中央で止めるというゲームです。磁石が入っているのでピタッと止まります。そのまましばらく時間が経過すると台が跳ね上がってキングオブザリングとなるわけですが、その前に他の相撲取りに弾かれてしまうかもしれません。リアルタイムで相手の相撲取りを弾き飛ばしたり、土俵の中央に行くタイミングを見計らったりと、なかなか楽しいゲームです。面白くて4回も遊んでしまいました。
結果:不明
一発逆転タンク戦 Ippatsu Gyakuten Tankusen
続けて、クロマさん所有のアクションゲームでは一番好きな「一発逆転タンク戦」です。やはり、タンクの反応や緩やかな坂などよくできています。タイミングに合わせてうまく打たないと、弾切れになってしまうのが良いです。相手を弾切れにさせるのが確実な戦法ですが、そればかり狙っていると危険な橋を渡らなければならずに負けてしまいます。面白くていろいろなプレイヤーを相手に10回もプレイ。
大卵盗ゴジラ Godzilla!
(説明 プレイ時間)
中央にいるゴジラの周りにある卵を拾って確保するというアクションゲームです。すごいのは、このゴジラが回転しながらなんと風を吹くということです。ここ風によって、プレイヤーが操るキャラクターが倒れてしまうので、風が来るときはうまく風を避けられるようにキャラクターのパネルを縦方向にしなければなりません。こういうアナログな感じが面白いですね。難易度が高いゲームで4回遊びましたがあまり卵を獲得できませんでした。
シミロ アニマル Similo: Animals
最後は「シミロ」という強力ゲームです。いろいろなシリーズがあるらしく、このアニマルの他に、ワイルドアニマル、ハロウィーン、ファーブル、歴史上の人物、神話、などがあるようです。伝達系の協力ゲームで、1人のプレイヤーが当てて欲しい動物をランダムに指定されます。その動物カードが最後まで残るように、他の動物カードで似てるか似てないかだけでヒントを他のプレイヤーに与えます。そのたびに、他のプレイヤは相談してカードを1枚ずつ取り除き、最後に残ったのが指定された動物だったら勝利というわけです。
今回はクロマさんが的確なヒントの順番で勝利。素晴らしい。
結果:勝利
これで長いことお世話になったミスボドも終わりです。またいつか、なんらかの形で復活して第108回目をやって欲しいものです。
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