第54回となる土嚢の会です。第5波に対応する緊急事態4回目の直前で、これ以降はしばらく開催は難しそうです。そんな中、11人が集まりました。初参加も3名おり、特にいわさんからは「キャノン」の面白さを教えてもらいました。また、久し振りに会った秋山さんとは、トリックテイクなどを楽しみました。
トライアンギュラー Triangular
(プレイ時間 各5-25分)
とけいさんが遊んだことがないという「トライアンギュラー」を遊びました。自分はかなり好きなゲームで、正三角形のタイルを使ったゲームでは最も面白いと思います。サドンデスで勝つか、得点を重ねて勝つかという駆け引きも良くできていて、1戦目はとけいさんがサドンデスで勝利、2戦目は自分が次々と大きな三角形を完成させて12点差をつけて勝利しました。このゲーム、全く知られていないのが残念です。どこかで再販すれば良いのに(本当なネスターゲームズから販売して欲しかった)。
結果
1戦目:とけい* 勝利(サドンデス)、自分 敗北
2戦目:自分* 勝利(12点)、とけい 敗北
キャノン Cannon
(プレイ時間 45分)
いわさんのリクエストで久し振りに遊びました。インターネット上で遊べるみたいですが、ネスターゲームズが出版を停止した現在は出版されていないとのことです。3連のキャノンで2歩或いは3歩先の居食いができるというのが非常に強力です。また、通常は後ろに下がれませんが、相手に接している時だけちょうど2歩後退ができるというルールもよく考えられています。以前、何度か遊んだ時は、そこまで面白さを感じませんでしたが、今回は慣れたプレイヤーと遊んだこともあってとても楽しめました。次回も持ち込みたいです。
結果:いわ* 勝利、自分 敗北
コンプリカ Complica
(プレイ時間 各5-10分)
クニツィアのプロリグノシリーズ第1弾である「コンプリカ」です。コマをスライドさせて4連を作るのが目的です。手番には4列のどれかを選んで自分のコマをその列にスライドさせます。相手が直前に選んだ列は選べない(ただし相手がその列で3連をつくったときに限り選べる)、というルールがあるのでゲームはほとんど3択の繰り返しなのですが、そうと感じさせないほどよくできています。たっくんと4戦遊びました。
結果
1戦目:自分 勝利、たっくん* 敗北
2戦目:自分* 勝利、たっくん 敗北
3戦目:たっくん* 勝利、自分 敗北
4戦目:自分* 勝利、たっくん 敗北
ジルカン Zyrcan
(プレイ時間 25分)
各自1-3の移動力のコマを順に配置し、すべて配置したらひたすら相手のコマを取り合っていくというゲームです。最後に残った自分のコマの移動力がそのまま点数になります。なので敵の3点のコマを撃破し、自分の3点のコマを守っていくというのが基本的な考え方だと思うのですが、5人プレイなだけあってそういうわけには行かず、3点のコマは誰も残せませんでした。自分は結構上手く立ち回ったと思ったのですが、いわさんが1枚上手でした。
結果:いわ 9、自分 8、たっくん 5、土井 5、とけい 3
ツタンカーメン Tutankhamen (25世紀ゲームズ版ファラオエディション)
(説明 15分 プレイ時間 50分)
クニツィア会でも遊んだツタンカーメンの新版です。旧版とはかなりルールが異なっており、そのバランスがきになるところです。ツタンカーメンは完全情報ゲーム、つまりアブストラクトストラテジーゲームに分類されるので、土嚢の会にもぴったりです。今回は最大人数の6人プレイなので18点スタートでここから0点にするのが目標です。前回同様に拡張タイルは使っていません。
目標の18点消費をどういう組み合わせで作っていくかという方針が大切で、10枚もある1点タイルは微調整に役立ちます。タイルの初期配置はランダムなので、それによって5種類ある特殊タイルの優劣に差が出てきます。それらを見極めながら、そしてタイブレークを考慮しながら進んでいきます。最終的には、1位を取る予定だったものが2位になったりと誤算が重なりとけいさんと同点3位の6点でした。たっくんがすべての点を使い切って勝利。もう少し慣れたら特殊タイルを使ってみたいです。
結果:たっくん 0、RISA 2、とけい 6、自分 6、土井 7、いわ 16
オリンピアード Olympiade
(プレイ時間 70分)
東京オリンピック中で唯一のゲーム会ということで、息抜きも兼ねてダイスゲームの「オリンピアード」を遊びました。クニツィアが1992年にバルセロナオリンピックを記念して作ったというシュピールボックスの付録ですが、意外と戦略的なゲームです。今回は全員がちゃんと10種を終わらせるという友好的な展開で、途中で我慢できずに低い目を受け入れてしまった自分は最下位でした。
結果:RISA 5200、たっくん 4400、英里子 4200、自分 4200
ハイパーロボット Rasende Roboter
少し余った時間で、ハイパーロボットを遊びました。ハイパーロボット好きのたっくんは回答を示してくれるコンピュータープログラムを持ってきており、だいたい毎回最善手を誰かが回答しました。かなり久し振りだったのでターゲットは1つのみ。次回は2つで遊びたいものです。
キャット イン ザ ボックス Cat in the Box
(説明 5分 プレイ時間 4ディール55分)
久し振りに会う秋山さんを囲んで「キャットインザボックス」を遊びました。ほとんどの場合はパラドックスが起こるはずなのですが、今回は3ディール目にはなんとパラドックスを免れました。こういうこともあるのですね。途中で手札に同じ数字が4枚配られるということがあったのですが、最初にそのうち1枚を捨ててしまうのと、他の数字を捨ててこの4枚すべて出すことにかけてみるのとどちらが良いのでしょうか? 自分は前者の作戦で残りは確実に出せて最後に残すカードを自由に選べるようにしたのですが、後者の作戦の方が良いのではという意見もありました。なかなか難しい選択ですね。最終ディールで8点を取り、なんと1位!
結果:自分 20、秋山 16、中村 8、道化師 3
ココナッツ島 Isle of Coconuts
(プレイ時間 15分)
最後は「ココナッツ島」です。アブストラクトゲームではないのですが、シンプルながらもかなり変わったエリアマジョリティーのゲームなので持ち込みました。2位がいない1位は0点、関わっていないと1点というのはやはり斬新です。全員が1点差ずつという僅差でした。
結果:秋山 11、中村 10、自分 9、道化師 8
他にも、様々なテストプレイなどをして楽しみました。これで7月の土嚢の会は終了です。緊急事態宣言中ということもあり、8月は開催せず、9月に再開する予定です。なお、写真は、マーブルのじゅんこさんが見せてくれた、ノスゲム製作の豪華版限定カタンです。これはすごい!
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