マイシティ会 2021.06.27

マイシティ My City (アークライト版)
(説明 15分 プレイ時間 各35−45分)
MyCityEnvelopChpt8-20210627.JPGマイシティもいよいよ最終回です。この日は残ったチャピター8「繁栄」のエピソード3つをすべて終えました。前回同様に種明かし(ネタバレ)を防ぐために、文字色を背景色と同様にしています。写真はリンクを貼ってあります。各自の判断で続きを読み、写真をみてください。前回のレポートはここ

チャプター8「繁栄」の封筒を開けます。ゲーム終了時に金塊が最も多い、樹木が最も多い、そして岩が最も少ないプレイヤーにはボーナスが与えられることが予告されているので、全員それらを数えて現状を把握します。

まず、青の建物は工場(歯車のシンボルがあるもの)以外はすべて取り除かれます。これは予想していなかったことです。各自、工場の数が異なるので、取り除く建物タイルの枚数も異なります。自分は工場が少なかったので、多くのタイルがなくなりました。これが良いのか悪いのかはわかりません。


エピソード22:全員、まず宮殿シールを河の中流の指定された場所に貼ります。これは赤の建物とみなし、最初の建物は河ではなくこの宮殿から始めます。そして、岩か平地(薄緑のマス)の4辺を赤い建物だけで囲うとそこに木が植えられます。特に岩が木になるのは最終ボーナスに向けて大きな効果があります。また、岩の3辺が赤い建物でもう1辺が町の外縁や森林だと、平地になります。木にはならないもののマイナス要素が減らせるわけです。これらの追加ルールは「庭園ルール」と呼ばれています。

もちろん、これまでの線路ルールや港ルールは適用されます。とくに線路の隣に建てないと、タイルをパスする権利がないのはこれまでと同じです。

自分は1カ所を木に、そして2カ所の岩を平地にできました。得点も1位をとって2総合点獲得。2位はミロさんでした。
写真:終了時

エピソード23:これまでのルールに加えて、黄色の建物(住宅)を木に隣接するように建てたときに1点獲得できます。これで漸く3色の建物それぞれに固有の意味ができたわけです。やっとかよ! という感じですが、とにかく得点がなければパスする手段がないのでこれは助かります。これは「生活環境ルール」と言うようです。だんだん環境保護に目を向ける時代になってきたのですね。

ここで、なんとボードの一番下の段で河の出っ張りを残すように建物を配置してしまい、鉄道制覇が完全に不可能になってしまいました。そして、何を血迷ったのか、この出っ張りを赤の建物で囲んで木を植えてしまいました。本来ならこれはボードの端を使った3辺なので、何も起こらないのが正しいルールなのです。このルール間違いは、翌日ミロさんが教えてくれるまで気がつきませんでした。結果としては、このルール間違いが最後のエピソードでの悲劇を生んだのです。写真:失敗

それはともかく、得点では、木を残すのに慣れている自分が、うまく生活環境ルールを利用して、教会ボーナスも相まって2エピソード連続で1位。46点だったので、あと4点あれば、ボーナスで総合点が1点増えたのが惜しいところです。2位はもっちぇさん。
写真:終了時

エピソード24:いよいよ最終エピソード。これまでのルールに加えて、最後は木の上には建設できないという縛りが加わります。これによって、全エピソードで間違えて貼ってしまった木のシールにより、鉄道が絶望的になってしまったのです。いくらエピソードで上位になっても、鉄道でのボーナスがないのは非常に痛いです。本来だったら、最下段には木が貼れないようになっているという、ちゃんと矛盾がないようによくできたルールだったのですが、このときは罠にはまったような気分でした。点数では、もっちぇさんと自分がともに50点にあと1点届かずという49点での同点。最上段の埋まり具合のタイブレークでもっちぇさんが1位、自分が2位です。これで全エピソード終了です。

ここで最後のボーナスの集計です。以下の一覧にあるように、金塊はダントツでMinaさん、木はMinaさんと自分が同数、岩は自分がトップでした。それぞれ1位、2位は2総合点、1総合点を得るので、Minaさんと自分は5総合点のボーナスを得たことになります。

最終結果は以下のとおり。金塊に物を言わせたMinaさんの街「オールリバー」が41総合点で優勝です! 金塊棚も13個の金塊を集めると相当強いですね。チャプター7まではトップだったもっちぇさんの「モックヴィル」は逆転されてしまい2位。自分の「クニツィアポリス」はルール間違いもあり、いや、それがなくても取り柄は木を大切にすることくらいだったので、3位のまま。ミロさんの「ミルキータウン」も最後に失速してしまい4位でした。

写真:終了時 オールリバー(Mina)
写真:終了時 モックヴィル(もっちぇ)
写真:終了時 クニツィアポリス(自分)
写真:終了時 ミルキータウン(ミロ)

去年(2020年)の12月から4回で終了となりましたが、これでやっと1ゲーム終わったという気分です。ぜひもう何度かは通して遊びたいし、可能であれば1日かけて24エピソードを遊ぶ、なんてこともしてみたいものですね! 初めてのレガシーゲームでしたが、もうリプレイ意欲が湧いています。


結果
前回までの進捗状況(総合点):もっちぇ 33、Mina 30、自分 24、ミロ 20
(金塊:Mina 12、もっちぇ 7、自分 7、ミロ 5)
(木:Mina 15、自分 15、ミロ 13、もっちぇ 13)
(岩:自分 26、ミロ 30、Mina 30、もっちぇ 36)

チャプター8:繁栄
エピソード22(35分):自分 33、ミロ 30、もっちぇ 30、Mina 29
エピソード23(35分):自分 46、もっちぇ 43、ミロ 42、Mina 36
エピソード24(45分):もっちぇ 49、自分 49、ミロ 45、Mina 36



最終結果
進行状況(総合点):Mina 41、もっちぇ 39、自分 36、ミロ 25
(金塊:Mina 13、もっちぇ 7、自分 7、ミロ 7)
(木:Mina 21、自分 21、ミロ 17、もっちぇ 17)
(岩:自分 14、Mina 18、ミロ 26、もっちぇ 30
(最終ボーナス点:Mina 5、自分 5、もっちぇ 1、ミロ 1)




ミクロマクロ クライムシティ MicroMacro: Crime City
MicroMacroCrimeCity20210627.JPGゲームマーケットで試遊しましたが、本物を遊ぶのは初めてです。ボードとなる地図をホワイトボードに貼り付けて遊びました。「不自然死」「銀皇強盗」他、全部で4つの事件を楽しみました。基本的には、同じ登場人物を見つけながら、行動をたどっていくのですが、たどっていけるかどうかのギリギリのところに描いてあったり、また絵だけで事件の動機などといった状況説明がされていて、なかなかすごいと思います。みんなで一緒にわいわい話しながら遊ぶのは楽しいものです。




ラー Ra (アレア版)
(説明 10分 プレイ時間 各45−55分)
Ra20210627-1.JPGボードゲームギークが販売するギークアップ・ビットセットの「ラー」のアップグレードタイルが届いたので、初めてそのタイルを使って遊びました。競りの対象になるタイル180枚と得点タイル50枚です。すべて硬質プラスチック製で、得点チップはくぼみがしっかりついていてなかなか良い質感です。ただ、裏面からみてわかってしまうものもあるので、付属の袋から引くのが前提になっているのだと思います。袋を使わないほうが好きな自分としては、このあたりは微妙なところです。

Ra20210627-2.JPG最新のウィンドライダー版以外のグラフィック(つまりフォーヴィンケルのグラフィック)に対応しており、得点チップがオリジナルのアレア版と同じ大きさなので、今回はアレア版と合わせて使うことにしました。

ちょっと久し振りの「ラー」ですが、やっぱり素晴らしいゲームです。1戦目は2位のもっちぇさんと2点差。もう一度やろうということになり、2戦目はもっちぇさんと52点同士の同点でしたが、最後に持っていた競りの太陽チップがタイブレークとなり、12を持っていた自分が勝利。危なかった!

結果
1戦目:自分 42、もっちぇ 40、Mina 36、ミロ 20
2戦目:自分 52(12)、もっちぇ 52(10)、ミロ 51、Mina 31



フラフープ Hula-Hoo!
(説明 5分 プレイ時間 3ディール20分)
Hula-Hoo20210627.JPG1-13のカードを各自10枚の手札を持ちます。そのうち5枚は表向きで公開されています。途中で脱落しないように、手札をすべて出しきるのが目的です。手番にはカードを1枚出し、出した数値よりも高い数値かあるいは低い数値かを指定します。次のプレイヤーはそれに従わなければなりませんが、再び高いか低いかを宣言します。同じ数字を出すと山札からカードを補充でき、その次に出すカードは自由になります。また7はワイルド扱いです。出せないときは脱落します。ひとりが出し切るか、ひとりを除いて全員脱落したら終了です。

一度数値が高くなるとそのあとはずっと高く、また低くなるとずっと低くなるという展開がほとんどで、毎回高いか低いかを言う意味があまり感じられません。出し切ってしまえることはあまりないので、いかにカードを温存して同じ数字を出して手札を増やして生き残るかというゲームに思えます。
3ディール遊んで、Minaさんが2勝(22点と35点)。勝者にしか点が入らないのは得点システムとしては今ひとつかもしれませんね。

結果:Mina 57、自分 36、ミロ 0、もっちぇ 0

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