今日は記念すべきなかよし村の第2000回例会です。19時からなので、それまでは同じく遠方から参加するスコットさんと待ち合わせて、一緒に近くのGOTTA2カフェ(ゴッタニカフェ)で遊びました。
ミステリー ラミー ジャック ザ リッパー Mystery Rummy: Jack the Ripper
(説明 15分 プレイ時間 60分)
北米で古くから人気がある「ミステリーラミー」シリーズの1作目「ジャックザリッパー(切り裂きジャック)」を遊びました。カードには、場所、被害者、容疑者、証拠、アリバイといったカードがあり、被害者と場所は5種類、証拠、容疑者、アリバイは6種類あります。そのほかに特殊カードが5枚あります。これらのカードのうち約半数は証拠カードで、他のカードは各種1枚ずつしかありません。なので、ラミーとは言っても実際にメルドを作るのは証拠だけです。同種3枚以上でメルドとなり、自分や相手のメルドに対して付け札もできます。
被害者か場所が場に出るまでは他のカードをプレイできず、証拠のメルドがなければ容疑者やアリバイが出せません。証拠カード以外は手番に1枚しか出せなかったり、同種の被害者と場所はあとから出したプレイヤーのものになったり、アリバイは場に1枚しか存在できなかったりと、カードを出す条件が結構複雑です。
被害者カードは点数は低いのですが、2枚カードが補充でき、同様に場所カードは捨て札の好きな1枚を手札にできるなどといった強力な能力がインセンティブになっています。しかし、被害者がすべて出ているとリッパーエスケープという特殊カードを持っているプレイヤーはゲームを強制終了させて35点を獲得できるのです。これが緊張感を生んでいます。
手札をなくしたときに、それぞれ晒しているカードの数値合計が得点です。証拠より容疑者の得点が高いです。6種類のなかで、最も多くの得点がプレイされているものは得点が倍になりますが、アリバイが出されているとこれが打ち消されます。6種の犯罪には優先順位を示す番号がカードの左下に振られており、最多得点が同じ時のタイブレークになるので非常に大切です。
スコットさんが持ち込んでくれました。スコットさんによれば、2人がベストだとのことです。証拠カードを揃えていくのですが、優先順位が決まっているのでプレイしやすいかもしれません。優先順位が低い6の数字のカードはどんどん捨てられます。ここは、優先順位が低いものは枚数を多くするなどの調整があった方が良かったのではと感じます。証拠カードは5枚中3枚を集めなければならないので、3人以上だとメルドを達成すること自体が難しいかもしれませんね。
規定通り100点先取で遊びました。ビギナーズラックなのか4ディールで終了し、自分が勝利を収めました。あとでギークの記録を見ると、実は15年前に1度だけ遊んでいたようなので、今回は2回目だったみたいです。
結果:自分 127、スコット 44
ショッテントッテン2 Schotten Totten 2
(プレイ時間 各15-30分)
ショッテントッテンを別の面白さで楽しめるゲームです。スコットさんは初プレイ。まずはスコットさんが攻撃側となり、壁3枚を裏向きにするものの、1−2手番の差で防御側の自分が逃げ切りました。油の大釜も2つ使ったので、得点(残った壁4と大釜1)は5点です。
2戦目はこちらが攻撃。どうも攻撃側が不利なのではという気がしますが、今回は1箇所を2回崩して勝利を収めました。得点はデッキの残り枚数の20となります。珍しく攻撃と防御で両方とも勝てて嬉しいです。
結果
1戦目:自分 5、スコット* 敗北
2戦目:自分* 20、スコット 敗北
アン ギャルド En Garde (ニューゲームズオーダー版)
(プレイ時間 55分)
スコットさん持ち込みの、ニューゲームズオーダー版「アンギャルド」です。もちろん上級ルール。攻撃と前進攻撃のルールがやはり分かりづらいのですが、ここをきちんと理解するのがゲームを楽しむコツです。
まずはスコットさん2勝して0対2。3戦目はなんと引き分け(珍しい)。4、5戦目は自分が勝って2対2の同点になりました。。その後は勝ったり負けたりの接戦が続き、最終的には1点差でスコットさんの勝利。自分が得意なゲームだけにこれは悔しい。
結果:スコット 5、自分 4
キングダム Kingdoms (アークライト版)
(プレイ時間 60分)
カフェでの最後のゲームは、自分が持ち込んだ「キングダム」です。アークライト版を遊ぶのは初めてだと思います。「市場のお店」のリメイクですが、魔法使いという追加のタイルが1枚あります。これは縦横に隣接する城の価値を1あげるというものです。ちょっとガンダルフに似ています。スコットさんは初期の1枚がこのガンダルフだったことが3ラウンド中2回もありました。
ルールで間違えやすいのは、ドラゴンや金鉱はタイルそのものでなく、それらが含まれる列にだけ影響するのに対し、魔法使いは魔法使いが含まれていない列を決算するときにも城が魔法使いに隣接するならば価値が1つ上がります。つまり城そのものに影響するのです。どうしてこういう差異が生まれたのかはわかりません。
結果:自分 314、スコット 273
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このあと、いよいよ高田馬場ブリッジセンターに向かいます。なかよし村とゲームの木は日本で(おそらく世界でも)現存する最も例会の回数が多いゲーム回だと思います。1982年4月4日の第1回からこの日2021年6月26日までは2047週間あり、うち正月の39回は開催しなかったとなると、ほとんど毎週集まっていたということになります。これはすごいことです。
バックギャモン Backgammon
(プレイ時間 10ゲーム135分)
6月の第4週なので、例年通りバックギャモン大会でした。参加者は30人。1ゲーム終わったら空いているプレイヤーを探して次々に遊ぶという方式です。通常ゲーム1点、ギャモン2点、バックギャモン3点の得失点で勝敗を競い、ダブリングキューブはありません。みんなだいたい8−12ゲームくらいをこなしていたみたいです。
自分は全部で10人と対戦しました。途中から調子が出てきてギャモン勝ちを4回も決めたので、6勝4敗ながら得失点は+6。6位に入賞して入賞チップとなかよし村銀行券1円、それに商品の2000回記念花札をもらいました。久し振りに会う人も多く、とても楽しい会でした。来年は40周年、そして10年後は2500回記念ですね。会場が遠いのと、時間が短めなのが難点ですが、また時間を見つけて参加したいものです。
参考:なかよし村とゲームの木ホームページ
http://dcwg.web.fc2.com/gamenoki/
結果
1戦目:小川 1、自分 −1
2戦目:自分 1、トッチャン −1
3戦目:自分 2、なぎさ −2
4戦目:自分 2、草場 −2
5戦目:自分 2、ぶうりん −2
6戦目:大橋 1、自分 −1
7戦目:自分 2、タカギ −2
8戦目:自分 1、たっくん −1
9戦目:夜の花畑 1、自分 −1
10戦目:大堀 1、自分 −1
総合 +6(30人中6位)
(参考:総合1位 河内、2位 すみ、3位 大橋)
数々の豪華な賞品!
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