らうんどとりっぷ 2021.06.10

カチオン Cation
(説明 5分 プレイ時間 30分)
Cation20210610.JPG「カチオン」は囲碁の劫(コウ)の原理を切り違いの解決に用いた、斬新なコネクションゲームです。縦横のつながりだけで自分の色の対辺を繋ぐのが目的です。手番の最初に切り違いが1つでもある場合は、自分のコマを新たに打つ代わりに、切り違いを構成する自分のコマを別の場所に動かさなければなりません。この移動によって切り違いを発生させてはなりません(レアケースですが、もし置く場所がない場合は手元に戻します)。また、手番の最初に切り違いがない場合は自分のコマを新たに打ちますが、相手が直前に打った(あるいは移動させた)コマが含まれた切り違いを作ることは禁止です(またもやレアケースですが、置く場所がないときはパスします。それ以外の理由ではパスできません)。

最初はちょっと間違えたルールで遊んでしまい、なかなかゲームが終わりそうになくルールを確認してやり直しました。正しいルールで遊んだら、結構楽しめました。1ゲームにそれなりに時間がかかるので、次回は9x9か11x11のボードで遊んでみたいです。

結果:自分* 勝利



ブルームーン Blue Moon
(プレイ時間 20+20+20=60分)
統一種族総当たり戦の第79戦、ピラー対ピラーです。前回のテラ対テラとは打って変わって、なかなか渋い戦いになりました。

BlueMoon20210610-0.JPGピラーはエースのPillar01「プリマス・マジカス」の6−2の攻撃値を筆頭にカードの攻撃値が偶数のものが多く、高い方の数値に限って言えば奇数のものは Pillar03「コロッサス・ギガンタス」の攻撃値1−5と Pillar04「ビガス・マッセラス」の攻撃値0−5の2枚しかありません。なのでピラー同士の戦いだと、攻撃値2、4、6というように進んでいくことが多く、その辺りを意識して手番を進めていきます。

ピラーの特徴といえば、4枚のイモムシ、6枚の薬、2枚の蝶(手札公開)です。薬はキャラクターだけを強化させるので、さらに攻撃値2を加えられる2枚の巨大蝶サポートも貴重なカードです。また蝶で手札公開をさせたあと、Pillar13「カルダス・ニックス - 今、私はあなたの手札から裏向きのままカードを1枚選んで捨てることができる」で公開されたカードからも選べるという強力な技があるのですが、今回は蝶のめぐりが悪く、一度もこれが実行できませんでした。イモムシブースターなどフリーアイコンのあるカードが多く6枚以上になりやすいのでミュータント Mutant103「ペン・ドル・ニス - あなたの戦闘/サポートエリアに6枚以上のカードがあるときに限って、私はこのカードをプレイできる。戦いの元素は炎と大地のあいだで変わる」も、それなりに使いどころがあります。

BlueMoon20210610-1.JPG1ディール目は自分が先手。相手の手札を公開させるカードが最後に埋まっており、主導権が取れない戦いでした。終盤はお互いに手札を公開するというピラー対ピラーらしい展開でしたが、キノさんがドラゴンを1つ獲得して2点先制。

BlueMoon20210610-2.JPG2ディール目は、1ディール目で負けた自分が再び先手です。途中、劣勢だったところからイモムシと薬とサポートを使った総攻撃をお互いに繰り出し、そのあとは両者一進一退のジリジリした戦いが続きます。ドラゴンが全て中央に戻った時に、先にカードが尽きたキノさんが敗北。このとき、手札は Pillar25「地動の薬」のブースター1枚だけで、薄氷を履む勝利でした。これで1点獲得し、1対2となります。

BlueMoon20210610-3.JPG3ディール目では、ようやく Pillar14「クリサラス・フレンダス - 【イモムシ】ブースターカード1枚の効果が2倍になる」を Pillar19「光を求めるイモムシ - あなたのブースター/サポートフェイズ終了時までに、あなたは手札から書かれた炎の攻撃値5以上か、または大地の攻撃値5以上のカードを捨てるか、さもなければ撤退しなければならない」と組み合わせて使うことができました。これは相手に炎10か大地10を捨てさせるという強力なものです。おそらく「クリサラス・フレンダス」は、「光を求めるイモムシ」と組み合わせるのが最強だと思います。しかし、その後はキノさんが優勢で、うまく手札を回して、こちらの強いカードが回る前に終了。結果としてキノさんがドラゴン2匹勝ちで1対5とし、勝利を収めました。

結果:キノ(ピラー) 5(2+0+3)、自分* 1(0+1+0)



ショッテントッテン2 Schotten Totten 2
(プレイ時間 20+25=55分)
SchottenTotten2-20210610.JPG「ショッテントッテン」とは違った面白さがある「ショッテントッテン2」です。特殊カードは使わずに遊びましたが、それでも攻撃と防御という非対称な戦いが素晴らしいです。壁タイルの表裏の組み合わせもよくできています。

攻防を変えて2戦遊びました。2回とも防御側の勝利でだったので、無傷の壁の枚数と未使用の油の大釜トークンの数の多い方が勝利ということで、自分が僅差で勝利しました。

結果(*が攻撃側:防御側の得点は、無傷の壁+未使用の油の大釜)
1戦目:自分 7、キノ* 敗北
2戦目:キノ 6、自分* 敗北



アクシオ ロータ Axio Rota (ホビージャパン版)
(説明 5分 プレイ時間 10分)
AxioRota20210610.JPGホビージャパンから出版された日本語版を遊ぶのは初めてです。頭脳絶好調と同様に、2人の方が面白いかもしれないと思って持ち込みました。あまり点数が爆発的には伸びないようにできているので、ちょっとダイナミックさに欠けます。12手番しかないので、アクシオ宣言(12点達成)ができるのはおそらく1色だけなのですが、全体の点数がそこまで変動がないので、12点は諦めて平均的に進めた方が良いのかもしれません。

結果:自分 6-6-7-7-12、キノ 4-6-7-7-12



チェーン ライトニング Chain Lightning
(プレイ時間 各5-20分)
ChainLightning20210610.JPG前回、非常に面白かった非対称コネクションゲームの「チェーンライトニング」です。大分2人とも慣れてきました。先手の白は2手打ちで斜めのつながりも考慮する一方で、後手の黒は3手打ちで縦横だけを考慮するというコネクションゲームです。どうも先手が辛いのではという感想になりましたが、まだまだ双方の攻め方や守り方が色々とありそうなので、もう少し遊び続けていきたいところです。

結果(*は先手(白))
1戦目:キノ 勝利、自分* 敗北
2戦目:自分 勝利、キノ* 敗北
3戦目:キノ 勝利、自分* 敗北
4戦目:キノ* 勝利、自分 敗北

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