マイシティ会 2021.03.27

昨年12月以来、2度目のマイシティ会です。2度目の緊急事態宣言(1月14日から3月21日まで)のために、なかなか集まれませんでしたが、ようやく2度目が遊べました。今回は東京・八丁堀が会場です。



マイシティ My City
(説明 15分 プレイ時間 各10−30分)
MyCityEnvelopesChpt3-5-20210327.JPG今回は合計3チャプター9エピソードを遊びました。チャプター3「洪水」、チャプター4「ゴールドラッシュ」、そしてチャプタ−5「工場」という3つの封筒を開けたことになります。暫く振りなので、基本のルールからじっくり説明して開始。前回同様に、ネタバレになるので文字色を背景と同色にしてあります。写真はリンクを貼ってあります。各自の判断でレポートを読み、写真を見てください。前回のレポートはここ

チャプター3「洪水」の始まりです。予想では、河の氾濫が起こり、河の周りに水のステッカーを貼っていくのかなあと想像していましたが、河から左側が洪水にあって使えない、というものでした! こうして次のルールを想像するのはレガシーならではの楽しみ方ですね。

このチャプターでは、2位以下のプレイヤーは森林開拓が出来ます。平原か木のステッカーをボード右側の森林に貼ることができるのです。


エピソード7:洪水が起こって河の左側が使えなくなります。ここには建物タイルを置けず、得点もない代わりに失点もありません。これまでは、あまりパスをすると建物が足りなくなる恐れもあるのですが、そういうことはなくなります。しかし、パスをすると1失点には違いないので、そこまでパスはできません。半分くらいのタイルが出たところでエピソードから離脱することになるでしょう。つまり目当てのタイルを使えるかがかなり不確定になるという難しさがあるのです。

これ以外はエピソード6までのルールが適用されるので、テトロミノO(正方形x4)の大きな教会を持っているもっちぇさんにはなかなか苦しい日々が続きます。久し振りに僅差で自分が1位でMinaさんが2位。写真


エピソード8:製材所が登場します。開始時に全員製材所ステッカーをしてされた右下に貼り、以降は河ではなく製材所に隣接した場所から建設を開始しなければなりません。2枚目以降の建物は、既存の建物か製材所に隣接していれば良いというのが河と少し異なるところです。つまり、場合によっては建物同士は繋がっていなくても両方が製材所に隣接していれば良いのです。もっちぇさんが1位で自分は2位でした。13点で2位というのもすごい。

エピソード9:ボード右側の一帯を占めていた森に建設できます。そしてエピソード6と同様にパスができません! 森は建設しなくても失点にはならないので、変な配置にしても問題ありません。それをうまく使うのが大切です。これだけで、これまでとはかなり異なる感覚です。ミロさんが1位でMinaさんが2位。自分は最下位でした。16点という低い点数も、洪水ならではでしょう。このエピソードがこれまでで一番プレイ時間が短く、たったの10分でした。

チャプター4「ゴールドラッシュ」の封筒を開けました。直前のチャプター3エピソード9でボード右側の森に建設できるようになったので、今度はボード左側の鉱山に建設できるようになるのでは? という多数の予想を覆し、金鉱という新たな要素が加わりました。このチャプターの開始時に全プレイヤーは金鉱2個をボード状の指定された場所に、そして金鉱による金ボーナスを示す展示棚を外枠の指定された場所にそれぞれ貼ります。

また洪水が終わり、再び河の左側にも建設できるようになります。なお、引き続き森にも建設可能で、製材所もあります。

このチャプターでは終了時に全員森林開拓をします。平原1、平原2、あるいは平原2+木1です。前チャプター以上に森林開拓が加速していくのです。


エピソード10:金鉱によってプレイヤー間に競争の要素が発生します。最初に両方の金鉱の上に建設したプレイヤーは、金ボーナスを獲得します。これは展示棚に金塊シールを貼るのです。金塊シールが溜まると進捗状況(総合点)マスを塗りつぶせます。得点で1位2位になったり50点以上を獲得する(まだ起こっていませんが)以外の総合点の獲得方法ができたというわけです。さらにエピソード12終了時に金塊が最多と2位のプレイヤーは、それぞれ総合点2点か1点を得ることが告知されます。

しかし、金鉱はボードの右上の左下にあり、スタートの製材所は右下なので遠いです。建物の色ボーナスなどをある程度捨てて競争に勝たなければならず、それでもぎりぎりで負けてしまうこともあります。競争に勝ち、自分が金塊を獲得。しかし得点は最下位の32点。金塊の競争と得点獲得の両立が課題ですね。写真


エピソード11:森林ボーナス。金塊1。森林を最初に建物で埋めたプレイヤーはボーナスとして金塊1を得ます。つまりこのエピソードでは金ボーナスと森林ボーナスの2つがあり、それぞれ金塊を得られるわけです。

エピソード12:森林ボーナスは続きますが、さらに森林を建物で埋めれば、その速さにか関わらず+10点となります。これは全員獲得して10点を得ました。さらにこのエピソードでは平原による失点はないので、岩だけを埋めれば良いことになります。さすがにみんな高得点で、もっちぇさんが54点と初の50点越えで1総合点のボーナス。自分はそれにぎりぎり届かない49点で悔しい思いをしました。写真

金塊最多はMinaさんで2総合点獲得。2位はもっちぇさんと自分でそれぞれ1総合点です。


チャプター5「工場」の始まりです。前回は2チャプター(計6エピソード)を遊んだので、今回もここで終わりにしようと思ったのですが、続きが見たい、そして遊びたい、ということになり、もう1チャプター(計3エピソード)を遊びました。このチャプター5からがゲームの後半になります。前半(チャプター1−4)は「街の夜明け」でしたが、後半(チャプター5以降)は「工業化の時代」となっています。

まず、製材所とそれに隣接する森林、そして井戸がすべてなくなり平原(薄緑色マス)になります。再び川岸からスタートし、僅かに残っているであろう森林には建設不可となり森林ボーナスもなくなります。そして同色建物のグループ得点もなくなります。また得点は10点ではなく0点スタートになります。その代わりに投資家が登場します。投資家を使ってゲーム中に得点を稼ぎ、それでパスができるようになるというわけです。教会やゴールドラッシュ(金塊)のルールはそのまま引き継ぎます。

また最終エピソード24の後のボーナスが明かされます。展示棚の金塊が多いこと、木が多いこと、岩が少ないこと、のそれぞれがボーナスとなるのです。それと相反するように、このチャプターの各エピソードで1位のプレイヤーは岩2個が描かれたステッカーを貼らなければなりません。


エピソード13:新しい要素、投資家に慣れるためのエピソードです。投資家は最後に建てた建物の上に置き、新たに建物を建てるたびに移動していきます。連続して辺で隣接するように建物を建てたときに得点1点を得ます。なるべく一筆書きのように立てていけば良いのですが、それをどこまで妥協するかが難しくなるのではないかと思います。アブストラクトゲームの「リンケージ」を思い出してしまいました。Minaさんと自分が同点首位ですが、タイブレーク(最上段の空きマス数)でMinaさんが1位。

エピソード14:新たな建物、工場が登場します。工場は青い建物とみなし、工場が1つ以上ある青い建物のグループから各2点を得ます。つまり工場は離して置けば、それぞれ2点になるわけです。それほど難しくないので、みんな工場2こ分の4点を獲得できると思います。ちょっと気が抜けた気がしますが、おそらくのちのエピソードの布石になっているのではと、期待します。写真

3位以下のプレイヤーは青の建物を1つ選んで工場のステッカーを貼って工場にできます。これは続くエピソード15でも同じです。


エピソード15:平原の空きマスは減点対象になりません。これによってきっちりと建物を建てる必要はなくなり、減点対象となる岩だけをうまくカバーすれば良くなります。しかし、教会、工場、投資家のルールはもちろん考慮しなければなりません。

最初の建物が赤のテトロミノO型テトロミノ(2x2の正方形)だったのですが、金塊を獲得すべく、置き方を熟考したら次がJ型テトロミノで大正解。それにもかかわらず、右側の金塊競争に敗れました。金塊は難しい! 得点はもっちぇさんと同点でしたが、またしてもタイブレークで負けて2位。このチャプターではすべて2位です。写真


総合結果は以下の通りです。これで全体の8分の5終了です。次回が楽しみです。

結果
前回までの進行状況(総合点):もっちぇ 8、ミロ 5、自分 3、Mina 2

チャプター3:洪水
エピソード7(25分):自分 26、Mina 25、ミロ 23、もっちぇ 21
エピソード8(15分):もっちぇ 20、自分 13、ミロ 10、Mina 9
エピソード9(10分):ミロ 25、Mina 24、もっちぇ 18、自分 16
進行状況(総合点):もっちぇ 10、ミロ 7、自分 6、Mina 4


チャプター4:ゴールドラッシュ
エピソード10(20分):ミロ 40、もっちぇ 37、Mina 35、自分 32
エピソード11(30分):ミロ 37、Mina 37、もっちぇ 32、自分 29
エピソード12(30分):もっちぇ 50(54)、自分 49、Mina 40、ミロ 39
進行状況(総合点):もっちぇ 15、ミロ 11、自分 8、Mina 7
(金塊:Mina 3 、もっちぇ 2、自分 2、ミロ 0)


チャプター5:工場
エピソード13(30分):Mina 26、自分 26、もっちぇ 12、ミロ 8
エピソード14(25分):Mina 37、自分 36、もっちぇ 24、ミロ 20
エピソード15(20分):もっちぇ 37、自分 37、Mina 35、ミロ 34
進行状況(総合点):もっちぇ 17、Mina 12、自分 11、ミロ 11
(金塊:Mina 5、もっちぇ 2、自分 2、ミロ 1)




ドーナッツ カードゲーム Baker's Dozen
(プレイ時間 40分)
BakersDozen20210327.JPG「ポイズン」のリメイク版「ドーナッツカードゲーム」です。枚数が増えて手札が5枚になった以外は同じルールです。枚数5枚はドイツ語版のリメイク「13」でも同じですが、それ以降は再び元のルールに戻って「ポイズン」として販売されているようです。

「ドーナッツカードゲーム」はカードがドーナツ型で見た目が可愛らしいのですが、少々数字の視認性が悪いです。ゲームはとてもシビアなことには変わりないですね。

3ディール終了時には最下位だったのですが、最終ディールを2点に抑えてMinaさんと並び同点2位。トップだったもっちぇさんは17失点を喰らってしまい最下位でした。総合優勝は終始低い失点に抑えていたミロさん。

結果:ミロ 26、Mina 29、自分 29、もっちぇ 34



マスターズ ギャラリー Masters Gallery (小箱版)
(プレイ時間 30分)
MastersGallery20210327.JPG最後は、Minaさん持ち込みの「マスターズギャラリー」です。最近はこの小箱版シリーズは非常にコンパクトで持ち運びに便利です。現在は「モダンアートカードゲーム」として再び再販されていますが、カードサイズがやたら大きいので、コンパクト版も出して欲しいところです。

3ディール目くらいまでは、もっちぇさん、ミロさん、自分がほぼ同点だったのですが、最後でミロさんが70点を叩き出して勝利。序盤から流れに乗り遅れてしまったMinaさんはちょっと可哀想でした。

結果:ミロ 127、自分 102、もっちぇ 101、Mina 89

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