草場さんと遊ぼう、という会です。少し遅れてしまい、到着すると珍しく草場さんが4人麻雀をしていました。麻雀って4人でもできるのですね。今回は総勢6人です。
ラマ L.A.M.A. + 笑うラマ L.A.C.H.E.N.
(プレイ時間 10分)
再び「ラマ」の拡張ルール「笑うラマ」です。人数が多いと、このバリアントはなかなか面白いと思います。笑うラマにチップが溜まってラマオンリーモードになりそうなら、降りるという選択肢もあるし、ラマのカードが単に悪いものだけではないのが良いですね。
結果:さたもと 8、草場 10、しいたけ 14、Shun 15、自分 24、やぬき 43
ピーナッツ Peanuts!
(説明 10分 プレイ時間 45分)
6人なので「ピーナッツ」を遊ぼうということになりました。たまにしか遊ばないのでルールをすっかり忘れていましたが、プレイしながら少しづつ思い出しました。6人だと誰か1人が最高値の2400のマスに入るのはほとんど確実で、それとの差分をはらうか、払いたくないので通りすぎるためにそのマスの数値を払うか、という感じで進んでいくので、1200以上のマスではこの他人からの収入が入ってこないことは自明です。実際は通り過ぎてもさらに払わなければならないので、1000以上だとほぼ収入はゼロでしょう。なので、やはり1000以下の安くて場所がいいところを稼ぐのが序盤は良いと思います。
人気があるゲームなのですが、どうも2400が強すぎるので、デザイン的にはあまり好きではありません。終盤だと安全地帯が増えるのでお金の動きも少なくなり、アンチクライマックスな部分もあります。また、高額の場所を買うメリットをもう少し増やしても良いと思います。それはともかくとして、このゲームで初めて勝利しました。
結果:自分 127、やぬき 98、さたもと 68、Shun 44、しいたけ 13、草場 0(破産)
街のアライグマ Tatort Tonne
(プレイ時間 20分)
アミーゴから出版されたカードゲームです。目的は多くのゴミを漁ることです。各プレイヤーは同じ3枚のカードを持ち、毎回1枚を選んで同時公開して、誰がゴミを得られるのか、そして誰が脱落するのかを決めます。ゴミが欲しいというカードは通常ならばゴミがもらえます。何もしないカードだともらえません。面白いのが3枚目の告発カードで、まずこれを選んだプレイヤーは誰を告発するかを個々に決めます。告発されたプレイヤーはカードを公開し、これがゴミが欲しいカードだと脱落、そうでなければ告発したプレイヤーが脱落するのです。こうして一定数のゴミを集めると勝利。今回は先に2回勝利したプレイヤーの勝ちということにしました。自分は一人だけ1勝もできずに最下位。
結果:Shun 2、しいたけ 1、やぬき 1、さたもと 1、草場 1、自分 0
フレッシュフィッシュ FrischFisch (2F初版)
(プレイ時間 各30-50分)
さたもとさんに誘われて、久し振りに「フレッシュフィッシュ」を持参しました。一緒に遊んだしいたけさんも大のフィレッシュフィッシュ好きで、このゲームを全く説明なしにすぐに始められるというのは素晴らしいことです。
1戦目は通常のゲーム。自分はこのゲームの感覚を少々忘れていて、ビッドを高くし過ぎてしまったことが原因で最下位。なんとかプラスにはならなかったものの、ジャスト0でした。
2戦目は自分が提案した変則競りです。一番多く握ったプレイヤーから欲しいか不要かを決めていくのです。不要ならば次に多く握ったプレイヤーが同様に決めていき、全員にとって不要だったら最後のプレイヤーだけが支払い0で引き取るというわけです。この競りは以前にも使ったことがあり、どうしても欲しくないタイルなら避けられるようになったので予約キューブが少なくてもめくるという選択肢が生まれます。この2戦目は自分が勝利しました。
それにしても、やはりフレッシュフィッシュは面白いです。競りの盛り上がりに欠けるのは確かなので、また色々な競りを考えてみたいものです。
結果
1戦目(通常ルール):しいたけ -8、さたもと -3、自分 0
2戦目(変則競りルール):自分 -1、しいたけ 2、さたもと 5
ジーベン バッテン Sieben Watten
(説明 15分 プレイ時間 70分)
「バッテン Watten」という一連のトリックテイキングゲーム群があり、そのバリアントのひとつである「ブリントバッテン Blind Watten」を草場さんがアレンジしたものが、この「ジーベンバッテン Sieben Watten」です。手札が7枚のところからこの名前にしたようです。32枚のスカートデッキを使い、4人で向かい合わせがペアになるペア戦です。7枚ずつ配り残った4枚は使いません。キャプテンと呼ばれるディーラーの左隣りのプレイヤーが切り札のランクを決め、ディーラーにそのランクのカードを見せます。次にディーラーは切り札のスートを決めて、キャプテンにそのスートのカードを見せます。切り札の中では切り札ランクのカードが強く、その次に切り札のスートが強いです。リヒテと呼ばれる切り札ランクで切り札スートのカードはさらに強いわけですが、一番強いのはリヒテより1つランクが上のグアテと呼ばれるカードです。この辺りが最初はかなりややこしいです。
グアテ(リヒテより1ランク大きい)>リヒテ(切り札スートで切り札ランク)>リンケン(切り札ランクの3枚)>切り札スートAー7>リードスートA−7
なお、ディーラーとキャプテンは切り札リードに対してはフォローしなければなりませんが他のスートのリードに関しては何を出しても良いです。また他の2人は何も知らない状態で始めるのでまったくのメイフォロー状態です。誰が勝つのかはディーラーとキャプテンの両者がチェックします。ヴァスシュティヒをゲームの最初ではなく途中にやるみたいで、徐々に切り札がわかってくるのが面白いです。
参考:https://en.wikipedia.org/wiki/Watten_(card_game)#Play
結果:さたもと&自分 7、Shun&しいたけ 4
トゥーペン Toepen
(プレイ時間 35分)
「トゥーペン」はトリックテイクにブラフの要素を取り入れたゲームで、かなりエキサイティングです。最後のトリックを取れるかどうかを賭けるので、プレイの感覚は「スパー」とちょっと似ています。いまだに口笛を吹いたり椅子から立ち上がるのを見たことがないのは残念ですが、ゲームは十分に楽しめました。序盤は調子が出ずにかなり負けていたのですが、中盤以降からコツを思い出してきて勝利。トゥーペンで勝つと気持ちが良いですね。
結果:自分 102、やぬき 15、Shun 3、草場 0
オレゴニアン ブラック レディ Oregonian Black Lady
(プレイ時間 30分)
「ブラックレディー(ハーツ)」のバリアントです。大昔に何度か遊んだことがありますが、本当に久しぶりです。ルールはブラックレディーと同じですが、フォローできないでディスカードするとそれが新たなリードスートになるのです。それがまたフォローできないと3番目のスートになったり元のスートに戻ったりと、なかなか大変です。これだけの違いですが、不思議な面白さがあります。特に終盤はすべてをカウンティングしてでもいないと読めないところがあります。そんな中でブラックレディーを取らされてしまってはたまったものではないですが、まあ仕方がないところでしょう。システムとしては面白いので、他のトリックテイクに応用してみるのも良いかもしれません。
結果:自分 19、草場 23、Shun 28、やぬき 39
これで2020年のボードゲームはおしまいです。Covid-19のためにゲームにとっては厳しい環境が続きますが、2021年も細々とクローズ会を中心に続けていきたいものです。
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