スコットさんに誘われて、1泊2日の予定で千葉・佐倉にある彼の自宅でゲームを楽しんできました。結局遊びすぎて2泊3日もたっぷりたのしんでしまいました。メープルゲーム会というのは、スコットさんの出身のカナダにちなんだ名称です。
カリバ Kariba (すごろくや版)
まずは、手軽なカードゲーム「カリバ」です。絵柄がちょっと怖いすごろくや版です。どうしてわざわざ絵柄を変えてしまったのか不思議です。今回は初プレイのkizuさんもいるので、場札がない通常ルールで遊びました。この方が運の要素が強いのですが手軽です。
結果:自分 19、kizu 18、スコット 10
エルドラドを探して Wettlauf nach El Dorado (アークライト版)
(説明 10分 プレイ時間 65分)
ポーランド版「Wyprawa do El Dorado」がおそらく最初なのではと思われる、新しい絵柄の「エルドラド」です。自分のコピーは横浜クニツィア会などで他のプレイヤーにも遊ばれていましたが、自分自身が遊ぶのは初めてです。
強力なカードの活躍や、デッキの圧縮などの面白さを楽しむには、やはり難易度の高いマップが良いだろうということで、上級者用の「沼沢地(湿地) Sumpfgebiete/The Wetlands」をえらびました。もちろん火山タイルを使用します(その方がゲームも早くなるので)。これまでは原題の Sumpfgebiete、あるいはThe Wetlandsを訳して「湿地」と呼んでいたマップですが、この新版では「沼沢地」という名前になっています。他のマップも思っていたのとは違う名称が多かったです。
今回は、圧縮と購入を重ねた結果、9枚のデッキに地図製作者と先住民を2枚ずつデッキに組み込んで勝利。
結果:自分 勝利
レッド7 Red7
(プレイ時間 計60分)
7つの異なる目的があり、手番には手札を1枚自分の前にプレイするか、1枚中央にプレイしてルールを変更するかのどちらかを行い、そのルールのもとで勝っていなければなりません。勝てないときは脱落です。なお通常は補充はできませんが、中央に出したカードの数値が自分が前に出したカードの枚数より多ければ手番終了時に補充できるというバリアントがあり、今回はそちらを使いました。最後まで残ったプレイヤーが、その勝利に関わったカードの数値合計を得点します。確か3ディール遊んだと思います。通常は3人だと35点先取らしいです。
結果:スコット 24、自分 18、kizu 16
ライド ザ レイルズ Ride the Rails
(説明 30分 プレイ時間 130分)
ウィンサムの「レイルUSA」のリメイクらしいです。ヘックスタイルを引くのではなく、列車駒を並べて路線を作るタイプのゲームです。路線建設とピックアップアンドデリバリー(乗客の移動)と株の要素を合わせたゲームで、結構複雑です。ただ、株とは言っても売買するわけではなく、毎ラウンド1株を購入するだけで全員常に同じ株数。株はその鉄道から得点する権利を表すだけです。
まず、株を1株獲得。次に自分が株主の会社の路線を好きな組み合わせで合計で4ヘックス伸ばせます。そして、あらかじめボードの各都市の置いてある乗客コマを路線沿いに任意の都市まで任意の経路で運び、使用した路線1セグメント(都市間)につきその路線の会社1株に1点が全プレイヤーに入ります。また手番プレイヤーだけはそれに加えて合計セグメント数も得点になります。なお掛け算が苦手な人のために、個人ボードには掛け算表があります。
これを繰り返すだけなので、一度ルールが理解できればそれほど難しくはないです。毎回全員に得点が入るので、あまり他のプレイヤーを利しないように気をつけなければなりません。なるべく他のプレイヤーに得点を入れてもらうように仕向けるのはなかなか楽しい部分があります。
手番毎に乗客がゲームから消えるので、人身事故なんじゃないかという話になり、結構ダークなゲームですね。今回のメープルゲーム会で一番のヘビーゲームでした。
結果:デイブ 269、スコット 261、kizu 238、自分 232、ジム 218
ストライク Strike
(プレイ時間 各5−10分)
長時間ゲームの後は、息抜きの「ストライク」です。結構久し振り。うまくマッチングさせて空にすると、次のプレイヤーはすべてのダイスを投入しなければならないのが少々理不尽で苦しいです。まあそんなに戦略が云々というゲームではないので、これで良いのだと思います。
結果
1戦目:kizu 勝利
2戦目:自分 勝利
モダンアート Modern Art (ハンスイムグリュック初版)
(プレイ時間 75分)
スコットさんと自分以外は初プレイ。最近は出版されるゲームが多すぎて、なかなかこういった古いゲームを遊ぶ機会がないみたいです。スコットさんは以前一度だけ遊んだことがあってとても気に入ったようです。
1ラウンド目はカール、2&3ラウンド目はクリプト、最終の4ラウンド目はヨーコがトップを取ったのですが、クリスティンPはマイラウンド3以内に入っていました。対照的にライトメタルは一度も3位以内にならず毎回紙屑。1位を比較的取りやすいライトメタルでも、こういうこともあるのですね。
途中で自分だけ高く買ってしまったりと、必ずしも有利な展開ではなかったのですが、なんとか2位になれました。
結果:スコット 552、自分 453、ジム 410、デイブ 380、kizu 337
リカーーーリング Recurrring
スコットさんのリクエストもあって持ってきた「リカーーーリング」です。まずは5人で1ディールをお試しプレイ。ここからは4人になったので仕切り直して4人で3ラウンド戦を遊びました。2ラウンド目で大勝したスコットさんが勝ちきり。3ラウンド中2ラウンドであがった(カードを無くした)デイブは最下位でした。
結果
1戦目(1ディールのみ):ジム 9、自分 8、デイブ 4、kizu 3、スコット 0
2戦目(3ディール戦):スコット 28、ジム 24、自分 21、デイブ 8
ロンド Rondo
(プレイ時間 30分)
久し振りに遊ぶ「ロンド」です。ファミリーゲームとして持ってきたのですが、ゲーマ−4人でプレイ。今回は青面で遊びました。クニツィアにしては珍しく手札制限があるゲームで、タイルを置かずに2枚補充をして手札を5枚にしてから一気に5枚使って1枚補充、というのを繰り返すのが理想ですが、そうもいきません。他のプレイヤーと意図的に補充のタイミングをずらして、うまく自分だけが4や5のマスの恩恵に与れるようにするのです。そういういみでは、結構場の流れを読むのが大切なゲームですね。調べてみたら、自分は今回でちょうど30回目のプレイでした。
結果:自分 69、ジム 68、デイブ 66、スコット 65
モダンアート カードゲーム Modern Art: The Card Game
(プレイ時間 35分)
スコットさんが「モダンアート」との違いにかなり興味を持っていたので、こちらの競りのないモダンアートである「モダンアートカードゲーム」も遊びました。先ほどと同じ5人の画家が再び戻ってきたということで、ライトメタルには2の追加チップが3枚も乗せられます。自分は例によって最初の2ラウンドでじっくり手札を整えて3&4ラウンドで勝負したのですが、2点差で2位でした。
なお、正式ルールと思われる「既に出しているスートそれぞれに、同スートのカードを1枚追加で出せる」というルールを採用しました。(以前書いたルールの違いなどの詳細レビューはここ)
結果:デイブ 103、自分 101、ジム 92、スコット 83
アン ギャルド En Garde (グリフォンゲームズ版)
(プレイ時間 35分)
今回使用したグリフォンゲームズ版は、同社の2人用ゲームシリーズの1番目となるゲームで、背表紙には「1」という番号が振られています。このシリーズは「ドスデマヨ」など合計4つがあるようです。フェルティ版と同じグラフィックですが、箱が大きめなので、ボードはロールマットではなく2つ折りになっています。また得点用の金属製と思われる石が付いています。
スコットさんは初プレイですが、最初から前進攻撃や複数枚攻撃があるアドバンスドルールで遊びました。カードを補充するタイミングや、攻撃をかわすときは相手の手番中だということさえ理解すれば、それほど難しいルールではありません。
懐の中に飛び込んでくるスコットさんを相手に、経験の差から得点を重ねて勝利。
結果:自分 5、スコット 1
その2に続く。
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