ボードゲームステーション蒲田 2020.11.05

9ヶ月振りに蒲田で遊びました。少しずつクローズの小さな会を復活させていきたいものです。



ココナッツ島 Isle of Coconuts
(プレイ時間 10分)
IsleOfCoconuts20201105.JPGちょっと変わったダイスによるマジョリティーのゲームです。1は位2点、2位不在の1位は0点、不参加1点、という変則的なシステムで、今回はカヤさんが5-5-5を出して一気に5のマジョリティーをナカタさんから奪い取るという場面もあって(写真)、かなり面白い展開でした。

結果:自分 11、カヤ 8、ナカタ 8



紀元1800 Anno 1800
(説明 35分 プレイ時間 85分)
Anno1800-20201105.JPGワレスがデザインした今年の新作です。これまでも「紀元なんとか」というゲームは幾つか作られていますが、デザイナーが異なるようです。

プレイヤーは手札のカードを勝利点にするべく、いろいろな資源を集めます。
資源を集めるにも資源を使うにも数種類の自分のコマが必要ですが、これらは使い捨てではなく「フェスティバル」を行うと全て戻ってきます。ただ、このために1手番を費やすので、できるだけ効率よくコマを使ってからフェスティバルをするのが良いでしょう。

自分のコマ=自分が持つカードの総数(手札+得点化したカード)なので、自分のコマが増えると手札が増えて、全てのカードを得点化するまでに時間がかかってしまいます。

資源は早取りなので、ここだけはプレイヤー間のインターアクションがありますが、それ以外はソロプレイのゲームです。また相手に取られてしまった資源でもお金を払えば使えるのでそれほど厳しさはありません。そして、ここで問題になるのは2人以上が自分が使いたい資源を持っているときに、どちらの資源を使うかということです。この「他のプレイヤーに使ってもらうとお金がもらえるシステム」は、結構よく見るシステムなのですが、どちらかに使用料を払うという問題が常に付きまとうのであまり気持ちいいものではありません。いっそのこと使用料を無しにするか、全員がもらえるようにするほうがいいのではと思います。

手札の中で手札を2枚破棄できるというカードが強力で、これによって一気に手札をなくして勝利しました。

結果:自分 83、シミーズ 67、ナカタ 60、カヤ 27



メイクヘイ Makehay
(説明 15分 プレイ時間 30分)
Makehey20201105.JPG「メイクヘイ」はプロット式の総木製のゲームです。自分のトラクターを上手く操って、ボードに散らばる6種類の作物を集めていきます。毎回、時間内に手持ち6枚のプロットタイルから決められた枚数をプロットします。これらのタイル(もちろんこれも木製)には矢印が2-4個描かれていて左右の矢印は90度旋回、上の矢印は1マス前進を表します。移動先の作物を獲得します。裏向きにプロットすると、進行方向に関係なく上下左右に1マス移動しますが、作物は獲得できません。最初プロットできる枚数は1枚ですが、次からはプロット枚数を前回よりもプラスマイナス1枚の範囲で調整できます。ただ4枚くらいが限界でしょう。

「ロボラリー」を彷彿とさせるプロットゲームですが、1枚で複数分の動きができるなど、より洗練されています。

集める作物は種類ごとに三角数を用いた得点ですが、とても同じ種類を集めるというところまで考えが及びません。次回はボードの外につながるスロープを使った拡張を試してみたいものです。

結果:自分 39、カヤ 28、シミーズ 28、ナカタ 10



5211 5211
(プレイ時間 15分)
5211-20201105.JPG「5カラーズ」という同人ゲームのリメイクです。「5カラーズ」はエリックや秋山さんに勧められたことがあり、ずっと気になっていたゲームですが、なにしろ手に入れづらくてプレイ機会がこれまでありませんでした。それがリメイクされたというのは喜ばしいことです。

ゲームは同時プロット式で5枚の手札から、まず2枚をプロットして同時公開。次は1枚、そして最後も1枚です。プロットするたびに直ちに5枚になるように山札から補充します。

全員の出したカードをよく見て、ちょうど6枚のコドドが出ていたらコドドが得点、そうでなければ最も多く出ているスートが得点対象となります。最多枚数が同じだと相殺され、次に多く出ているスートが得点対象、というようになります。得点対象以外のカードは捨て札です。得点は数値(2−6)です(コドドは1点)。これをカードがなくなるまで繰り返します。

シンプルな同時アクションのゲームです。「モダンアートカードゲーム」の全員同時出しの部分だけをやっているような気分になりました。悪くはないのですが、あまり目新しさはないです。出すときに2-1-1枚ではなく1-1-2枚にしたほうが良いんじゃないかという意見もありました。

結果:シミーズ 21、カヤ 19、ナカタ 15、自分 15

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