第44回土嚢の会のレポートです。本来ならば4月12日に予定していたのですが、Covid-19の影響で3ヶ月延期となりました。前回の第43回が3月14日だったので、4ヶ月振りの開催です。参加者は6人と少なめでした。今後は以前のように月に1回のペースといきたいところですが、もう第2波が来ているので予断を許しません。早く安全にゲームができる時が来ると良いですね。
スクー Squ
(プレイ時間 各5-10分)
去年、エッセンでネスターの新作として遊んだゲームの製品版です。手番に2個のコマを置き(先手の初手番のみ1個)大きな正方形を作るのが目的です。初参加のhiro12さんと3回遊びました。1戦目こそうまく勝てたものの、最大に近い9x9や8x8くらいの正方形を作るのは困難ではないので、そのあたりで引き分けになってしまうことが多いのではと思います。
結果
1戦目:自分 勝利、hiro12 敗北
2戦目:引き分け
3戦目:引き分け
ジルカン Zyrcan
(プレイ時間 30分)
道化師さんが到着し、何か3人でできるものをということで、久し振りに「ジルカン」を遊びました。多人数アブストラクトの範疇に入ると思いますが、最初の配置でもうどこにも置けないような辛い始まりになり、宇宙船コマの取り合いになります。ゲーム中に誰のコマを取るかを、割と任意に選べるので、かなりキングメイクの要素が大きいと思います。人数が4、5人と多い方が良いのかもしれませんね。
結果:hiro12 10、道化師 9、自分 8
タビュラ Tabula
(説明 5分 プレイ時間 各15分)
プロリグノといえば、クニツィアの初期作品「コンプリカ」「プリズマ」「ピラミッド」「カテナ」「アラーライシュピーラライ」を出版していた出版社ですが、クニツィア以外にもいくつかゲームを出版しています。この「タビュラ」はプロリグノの1993年出版のゲームです。ルールがドイツ語なのでグーグル翻訳での英語をもとに遊びました。
目的は、自分のコマ3色(赤青緑)が並んだ列を作ることです。ボードはすべて1x3で、赤青緑の3色が示されており、配置できるコマはボードに示された色と合致していなければなりません。また、ボードの配置は長辺を完全に接するようにしか置けません。各ボードは同じプレイヤーが2つのコマを置くことはできないので、3つのボードをまたいでの列を完成させることを目指します。手番にはボードを置いて、その上のどこかにコマを置くか、あるいは単にコマだけを置きます。コマをすべて置ききったら置く代わりに移動できます。
まずは土井さんと1戦。ルールが機能しているのかよくわかりませんでしたが、一方向しか認めない3目並べは珍しいです。続けて4人でペア戦を行いました。個人的にはこちらのペア戦の方が面白く思えました。
結果
1戦目:土井 勝利、自分 敗北
2戦目:自分&道化師 勝利、土井&hiro12 敗北
ウルビーノ Urbino
(プレイ時間 30分)
hiro12さんのリクエストで遊びました。グループの概念が最初な難しいのですが、建築士を誘導して相手のグループの成長を止めたり、自分のグループを伸ばしたりと、楽しいゲームです。建築士の位置をめぐる駆け引きがやはり面白いゲームですね。
結果:自分 20、hiro12 14
アキバ Akiba
(説明 5分 プレイ時間 25分)
何度か代用品で遊んだころがある「アキバ」ですが、製品版を去年のエッセンで手に入れました。製品版を遊ぶのは初めてです。以前は渋/マーゴなどのセットを流用して遊びましたが、やはり製品版の方が遊びやすいですね。相手を押し出すと連続手番というのが、かなりダイナミックなルールです。でもこのルールのおかげで冗長さはありません。
結果:土井 7、自分 6
コンヘックス ConHex (ゲルハルツ版)
(プレイ時間 各10-15分)
エサさん持参のゲルハルツ版のコンヘックスです。木製で、ペグの代わりに小さな玉を置く用意なっています。プレイしやすく、美しい仕上がりです。やはりアブストラクトには木製のボードやコマが似合いますね。
hiro12さんは初めてとのことで、1戦目は経験の差もあり勝利しましたが、2戦目はどんどん追い込まれて最後には負けてしまいました。
結果
1戦目:自分 勝利、hiro12 敗北
2戦目:hiro12 勝利、自分 敗北
ヤバラックス Yavalax
(説明 プレイ時間 各5-30分)
久し振りに「ヤバラックス」を遊びました。まずはhiro12さんと2回、そしてそのあとエサさんと3回と計5回です。hiro12さんは、初めてなのに隙を見せないプレイで、かなりの長期戦となりましたが、意地を見せて2勝。その後、エサさんとの対戦ではエサさんが強さを見せて2敗し、最後にようやく1勝しました。
結果
1戦目:自分 勝利、hiro12 敗北
2戦目:自分 勝利、hiro12 敗北
3戦目:エサ 勝利、自分 敗北
4戦目:エサ 勝利、自分 敗北
5戦目:自分 勝利、エサ 敗北
ブルー ラグーン Blue Lagoon
(説明 10分 プレイ時間 85分)
マーブルのじゅんこさんも交えて「ブルーラグーン」を遊びました。エサさんも初プレイだそうです。ゲーム開始時と後半開始時の産物のランダム配置だけが唯一の運の要素です。前半は8島上陸5島連結、そして10点の島を両方とも勝ち取るなど好調でしたが、小屋を置いた位置がいまひとつだったと思います。後半は少し伸び悩んで最終的にはエサさんが勝利しました。3人で遊んだのは久し振りですが、十分面白いですね。
結果:エサ 216、自分 200、じゅんこ 197
ユンダオ Yundao
(説明 15分 プレイ時間 20分)
エサさんの協力で、ようやくフィンランドのタクティック出版の「ユンダオ」を手に入れることができました。この日、エサさんが持ってきてくれて、早速遊びました。アブストラクトではないのですが、まあ良いでしょう。予想通り、ルールは「古代ローマの新しいゲーム」の「カエサル」から発展させた「フィッシュイートフィッシュ」に似ていますが、同数字だった時に得点化できるかどうかなど、細かいところが若干違います。シンプルな読み合いですが、自分は少々特殊カードを早く使いすぎてしまい、あとが続かずに失敗しました。エサさんの圧倒的勝利です。
結果:エサ 20、hiro12 3、自分 2
結果を見てみると、テストプレイ以外ではトミーさんと卓を囲んでいませんでした。次回は是非何か遊びましょう!
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