この日は、ウィニングムーブズの懐かしいゲーム２本立てと、同人ゲーム１つを遊びました。
アレクサンドロス Alexandros
（説明 １５分 プレイ時間 ６０分）
「アレクサンドロス」は正三角形グリッドで区切られた土地でみんなでアレクサンダーを移動しながら土地を分割して占領していくというゲームです。コロヴィーニ好きのキノさんの持ち込みで、自分は大昔にどこかで遊んだことがありますが、どんなゲームなのかはすっかり忘れていました。
ボードの正三角形グリッドには何も書いていない空きマスとシンボルが書かれたマスがあります。シンボルは全部で５種類でカードもそれに対応してシンボルのどれかが描かれているだけというシンプルさです。これらのカードのうち２枚が表向きになって場に置かれています。
手番では、まずこれら２枚のうちどちらかを選んで、対応するシンボルのうち一番近いシンボルの周辺のいづれかにアレクサンダーを移動させます。移動経路は最短であれば自由に選べ、移動経路には境界線が引かれます。こうして土地が区切られていくのです。選んだカードは手札になります。
そのあとは区切られた土地を占領する、勝利点を得る、カードを１枚補充する、ボード上の自分のコマを１個回収するの４つのアクションの選択肢があり、任意の組み合わせで２アクションできます。土地を占有するにはその土地のシンボルに対応したカードが必要ですが、シンボルの描かれたマスのうち１つには自分のコマを置くので、その分のカードは不要です。カードを節約するために２つ以上の自分のコマでも占領できますが、２つ以上のコマの土地は勝利点を発生しません。他のプレイヤーが占領した土地を奪うこともできます。その場合は相手プレイヤーのコマ１個につき、追加でそのマスのシンボルのカード２枚が必要になります。
勝利点を得るというアクションが曲者で、カードを消費しなければならず、さらに全員が得点します。得点は自分が支配する土地の空きマス分なので、自分が有利の時にしか（獲得点数が１位や２位の時しか）発動しないでしょう。
できるだけ空きマスが多くシンボルマスが少ないという組み合わせの土地を占領するのが効率的です。カードの動きや様々なアクションがあまり直感的ではないために、慣れるまでは少々大変です。しかし、相手の領地を小さく区切れたりと、色々と面白いプレイもできます。
懐かしのコロヴィーニのゲームです。昔一度だけ遊んだことがありますが、今回は昔よりはかなり楽しめました。
結果：自分 ８５、名人 ７６、シミーズ ６８、キノ ６０
大勝負 Hab & Gut
（説明 １５分 プレイ時間 ８０分）
６種の産物の株を売買するゲームです。株価を上下させるのが手札なのですが、手札は隣接するプレイヤーの間のカード立てに置かれます。つまり左隣りのプレイヤーと共用する手札があり、それとは別に右隣りのプレイヤーと共用する手札があるのです。カードは６種類の産物それぞれに、−６、ー４、ー２、２、４、６という数値があります。
各ラウンドでは、まずは株の売買を１巡だけします。合計３枚までで売るか買うかしかできません。これがまた歯がゆいところです。そのあとに株価操作を１巡行います。ここでは、自分の左側と右側のカード立てから１枚ずつ選ばなければなりません。そしてどちらかの数値を必ず半分として扱うのです（なのでカードに書かれた数値はすべて偶数なわけです）。
これを４ラウンド終了時、つまり手札がなくなるまで行い、再びカードを配り直して同様にもう４ラウンド行います。
毎ラウンド、株を１枚だけ自分のボードに裏向きに置くことができます。これは寄付を表し、ゲーム終了時にこの寄付の合計が最も少ないと脱落してしまいます。寄付しすぎても負けますし、まったくしなければ確実に負けです。
株の売買はもう少し自由にできても良いと思いますが、なかなかよくできていると思います。特に各プレイヤーの見えている情報が重なっているところと異なるところがあるのが良いですね。自分は心配しすぎて寄付を少々しすぎてしまい、さらに安く買った株が思うようにね上がらずに足切りは避けられたものの３位でした。これは、面白い。また遊びたいです。
結果：シミーズ １１２０（５４０）、キノ １０４５（５７０）、自分 ６４０（６４０）、名人 １１００（５２０脱落）
お前はどこのわかめじゃ？ Whose Wakame?
（プレイ時間 ２５分）
最後は「お前はどこのわかめじゃ？」です。２０１９年の同人ゲームのアブストラクトです。ボードには、ランダムに体操選手、カップ麺、アフロの男のチップが置かれています。プレイヤーは２、５、７の移動力を持っており、どれかを使って自分のコマを動かします。動きは直線ですが、１度だけ直角に曲がれます。また他のコマを押すこともできます。使った移動力は、すべての移動力を使い切るまでは使えません。最終的に体操選手は１点、カップ麺は２点ですが、アフロの男１枚につきカップ麺１枚が相殺されます。７の移動力をうまく使うのが難しいですね。
結果：キノ ２０、自分 １３、名人 １０、シミーズ ９
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