合宿2日目と3日目のレポートです。2日目は、リクエストされたものを中心に遊びました。1日目と同様に長時間ゲームで終わると思っていたら、さらにゲームを遊んでしまい、結局朝の4時でした。
頭脳絶好調 Einfach Genial (コスモス初版)
(プレイ時間 60分)
主催のShun.さんのリクエストで持ち込んだコスモス初版です。ボックスアートがウィトルィウス的人体図(人体の調和)になっており、タイルのプラスチックは厚めでタイルスタンドも重厚なつくり、そして得点マーカーは木製なのが特長です。今回は順調に自分に必要な色を露出させて他の色をブロックし、絶好調宣言も4回もして勝利。シンプルですが、やはり良いゲームだということを再認識させられます。ダブルが各6枚、シングルが各5枚なのは覚えておいても良いかもしれません。
結果:自分 14-16-18-18-18-18、あすまー 11-12-13-16-18-18、Shun. 10-13-14-15-18-18、Kazuna 10-11-11-11-18-18
エスペライゼーション Esperaization
(説明 5分 プレイ時間 165分)
まーさんが往路の車で話してくれて興味を持った言語構築ゲームです。まず基本となる単語を15くらい決めてから、与えられた単語をその新言語だけで説明するということを繰り返す協力ゲームです。難易度はだんだん高くなっていき、さらに身振り手振りが可能だったのが禁止になったりと制限も増えていきます。こうしてより多くの単語を説明することを目指すのです。
最初に、基本単語を決めるときに、適当な単語を考えるのですが、自分は「はい」を「パペポ」に、そして「いいえ」を「カラレトキ」にしてしまいまい、さたもとさんに「いいえ」にあたる言葉がそんなに長いわけがない、ともっともな指摘をされてしまいました。このとき頭にあったのは、Muumipeikon Kalaretki というゲーム名だったのでした。
与えられた単語の他に補助単語もあり、どんどんと我々の単語帳は増えていきます。ただ、やっていることは日本語の単語レベルでの置き換えだけなので、さらに一歩踏み込んだ何かがあると良かったのではと思います。最初に単語を適当に考えるのがちょっと気恥ずかしいし面倒なので、いっそのこと全員が知らない言語の辞書を用意して、それを使って遊べば、その言語を単語レベルで話せるようになるかもしないし面白いのではと思いました。どうでしょうか?
結果:25点(じゃにー、koba、まー、さたもと、自分)
ここで2時間ほど昼寝をし、ディスクゴルフに行っていたさたもとさんたちが戻ってきてから再びゲームです。
タージマハル Taj Mahal (ホビージャパン版)
(説明 15分 プレイ時間 120分)
さたもとさんリクエストの「タージマハル」です。自分が持っている新版はZ−MAN版だと勘違いしていましたが、ホビージャパンの日本語版でした。ゲーム的には同じで、色使いが少々派手になっています。序盤の2、3ラウンドで産物タイルを獲得し、出だしは順調かと思われたのですが、中盤で少々欲張りすぎました。宮殿のコネクションでほとんど得点を得られずに3位タイで終わりました。初プレイのプレイヤーが多かったのですが、割と独特のプレイ感があり好評だったようです。
結果:がとぅ 43、koba 39、じゃにー 37、自分 37、さたもと 29
ポートランド Portland (未開の西部のカードゲーム Kartenspiele im Wilden Westen より)
(プレイ時間 65分)
草場さんが持ち込んでくれたトランプを9組使って9人で「ポートランド」です。オレゴン州ポートランド Portland, OR からとったと思うのですが、草場さんは、ポーカーをもじったタイトルなのではと言います。言われてみれば、最初の3文字は por で同じですね。
各プレイヤーは52枚のデッキを持ち、6回ポーカーハンドを作ります。まず全員5枚を並べて開始。手番には降りて現在の手を確定させるか、山札から1枚目めくるかです。めくったカードは捨てられず、必ず5枚のどれかを上書きしなければなりません。全員降りたら順位点が付きます。(9-順位)
xラウンド数が得点です。つまり1ラウンド目はトップから8、7、6・・・0点なのですが、最終6ラウンド目ではこれが6倍になりトップから46、42、36・・・0点となります。なので後半にはある程度カード枚数に余裕をもたせたいのです。
カードは52枚なので、6回のポーカーハンドの初手としての30枚を除くと22枚しかありません。つまり各ラウンドで平均3−4枚しかめくれないのです。なんともきついゲームです。
今回はうまくリソースマネージメントができて1ラウンド目では8位だったものの、そのあとはフラッシュ2回とストレート1回を完成させ6ラウンド中4ラウンドは上位3位に食い込むことができたこともあって勝利。このゲームで勝つと非常に充実感があります。
結果:自分 121、さかた 111、さたもと 99、ジャンク 96、koba 94、がとぅ 80、わいづ 65、草場 52、プラティニ 38
ケルベロス Cerberus
(プレイ時間 60分)
草場さん持参のゲーム。1、2、3の3種類のカードのいずれかを出し、場にあれば獲得、なければばに残すというそれだけのゲームです。獲得した数値が得点ですが、6以上になるたびにリセットされます。うまくゲームが終わるときに5に近づけるのが目標です。なんとなく戦略がありそうにも思えますが、結局最後は運です。まあ「フィフティーン」や「かっくり」と同じくらいには面白いのではないでしょうか。
結果:草場 41、おーず 39、ゆい 29、自分 27、いえろー 21、さかた 19、まさひろ 14、がとぅ 10
クラスク Klask
また、隙間時間にクラスクを遊んでしまいました。そして、また写真を撮り損ねました。
結果
1戦目:自分 6、ゆい 4
2戦目:自分 6、ゆい 1
1849シシリー島 1849: The Game of Sicilian Railways
(説明 40分 プレイ時間 245分)
さたもとさん持ち込みの「1849」です。実は自分は以前キット版を持っていたのですが、作らずに売ってしまったというゲームでもあります。18シリーズではなかなか特長があるゲームで、作者はあの1841と同じフェデリコ・ベラーニです。
まず、列車はヘックス列車だということ。つまり4Hという列車は4ヘックス分しか進めないということです(つまり4回ヘックス間を越えられるので5ヘックスまでの距離になる)。なので通常の18XXではやらないような距離的なショートカットを作るのが大切になりそうです。
また線路は標準軌と狭軌の2種類あり、狭軌だと山に鉄道を敷設するコストが4分の1になります。しかし、狭軌だと距離は倍の扱いになってしまいます。さらに何故か列車は狭軌と標準軌をまたいで走れるのですが、その変更箇所は都市だけです。なんとも不思議な設定です。
つぎに株を買ったお金は会社に払い込み式です。そして売られた自社株は買い戻すことができます。このあたりは昔遊んだ1851テネシーと似ている気もします。
またボード上にはほとんど大都市がなく、収益が非常に厳しいのも特長です。そのために500リラの借金をすることができます。ただし利子は毎ラウンド50という恐ろしい利率です。
さらに会社の設立順序が決まっており、手番順などによってある程度運営する会社が決まってしまいます。まあどの会社でもそこそこやりようがあるので、これはあまり気になりませんでした。自分は島の南側の会社を割り当てられて、途中から2社経営し、最後には列車を1つの会社に寄せてもう1つを手放すことになりました。まずまずうまく進めていたと思うのですが、終盤にはがとぅさんがうまく立ち回って勝利。自分は初プレイで2位だったので良しとしましょう。
結果:がとぅ 5181、自分 4909、Shadowflame 4828、さたもと 3128
ここで寝ようと思っていたのですが、ナフタレンさんにリクエストされたゲームをまだひとつも遊べていないことに気がつきました。1849が終わるのを待っていてくれたようだったので、眠いのに耐えつつ、リクエストされた4つのうち2つを遊びました(あとの2つはトリニティとゴーゴーエスキモー)。なんだか昨日と同じことをやっています。
スキップ Skipp
(プレイ時間 各10-20分)
「スキップ」はなかなか良くできている到達系のアブストラクトゲームです。1戦目はあまりにも頭が回らずに敗北してしまったので、もう1戦遊ぶことにしました。こんどは満足する戦いになりました。「ミュルスガリカス」などに近いですが、このゲーム独特の面白さがあります。ただうまくコマを動かしていかないと手詰まりになりやすいです。
結果
1戦目:ナフタレン 勝利、自分 敗北
2戦目:自分 勝利、ナフタレン 敗北
ザイク Zaic
(プレイ時間 25分)
この日最後のゲームは「ザイク」です。ネスターのボードがないタイル系のゲームとしては好きなゲームです。配置のルールがシンプルながらも悩ましく、どこで自分の領地を確定させていくかのジレンマがあります。中盤かなり不利だったのですが、終盤にだいぶ追い上げました。それでも1点差で敗北。
なお、4月のゲームマーケットで販売予定です。
結果:ナフタレン 12、自分 11
これで合宿2日目は終了です。もう朝の4時くらい。また睡眠時間が短いです。明日は帰宅なので運転もしなければなりません。少々不安です。
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合宿3日目の最終日は、起床後ベッドメイクをして、朝食をとり、部屋の掃除をしてから有志で会議室に移動して少し遊びました。
バビロニア Babylonia
(説明 20分 プレイ時間 60分)
持参した大箱の中でまだ遊んでいなかった「バビロニア」を遊びました。アブストラクト色が強いので、好みは分かれると思います。今回は都市タイル決算の得点が1.5倍になるという能力と10点の2枚を取って、そのまま走りきって勝利。いろいろな勝ち方があると思いますが、この都市タイル決算での勝ち方が分かりやすいかもしれません。
結果:自分 171、ジャンク 147、Shun. 138、Kazuna 132
ラマ L.A.M.A.
(説明 プレイ時間 各15-20分)
最後は「ラマ」を2回ほど遊んで終了です。ようやくせんせーとも遊べました。1戦目は4人で2戦目は5人です。最後にダラダラと遊ぶには良いゲームですね。
結果
1戦目:自分 5、せんせー 25、ジャンク 25、Kazuna 46
2戦目:Kazuna 6、せんせー 21、ジャンク 33、自分 35、Shadowflame 58
お昼過ぎになったので、夕方の予定に間に合うように出発です。帰りはまーさん、がとぅさんに加えてジャンクさんも加わり、4人で戻りました。主催のShun.さん、一緒に遊んでくれた皆さん、どうもありがとう。5月の合宿も日程が合えば参加したいです。
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