コロコロ堂クニツィア会の第11回目です。前回の第10回でひとまず終了ということだったのですが、みんなの熱いリクエストにまさのぶさんと河上さんが応えてくれました。会の名前は「とりあえずクニツィア会」というらしいです。このレポートでは、今後も続くことを考慮して、タイトルは「コロコロ堂クニツィア会」のままにしてあります。
エルファーラウス ボードゲーム Elfer raus! Das Brettspiel
(プレイ時間 50分)
コロコロ堂クニツィア会第11回を記念して、11から始まるエルファーラウス(Elfer raus = 11 Starts)です。7並べのようなルールで11並べをしますが、ボードに描かれたマス目の繋がり方により、変化に富んだ展開を楽しめます。ぽんさんが、1、2ディールであがって無失点。自分は第2ディール終了時は2位でしたが、最終ディールでココルナさんがあがって抜かれてビリになりました。久し振りに遊びましたが、とても面白いですね。
結果:ぽん 3、ココルナ 43、自分 71
マウマウ!! ボードゲーム Mau Mau!! Das Brettspiel
(説明 5分 プレイ時間 各15分)
「エルファーラウス」がクニツィアの7並べなら、「マウマウ」はクニツィアのウノです。細かいルール(ドロー2の扱いや塔にワイルドを置いたときなど)がきちんと書かれていないのが気になりますが、そのあたりはプレイヤー間の取り決めで良いと思います。各タイルは3枚であり、ボードに並べるという性質上これまでに出たタイルがわかるので、意外と戦略性があります。ボーナスの多い面(写真)と破棄ができる面で、両面を1回ずつ遊びました。
結果
1戦目:自分 31、ココルナ 25、ぽん 16
2戦目:ぽん 31、ココルナ 31、自分 14
アクシオ Axio
(プレイ時間 25分)
「アクシオ」は「頭脳絶好調」のシステムでタイルやボードのます目が正方形なことや、5色であること、そしてピラミッドのルールが追加されたこと以外は同じルールです。日本語版はないのですが、なぜか昨年出版された続編の「アクシオロータ」にはホビージャパンから日本語版が出ています。こちらもぜひ、日本語版を出して欲しいものです。ピラミッドを取れば良いというわけではないのが面白いところで、久し振りのプレイを楽しみました。
結果:自分 10−11−13−16−17、河上 9−10−11−13−17、ぽん 8-9-12-17-18
頭脳絶好調 エクストリーム Ingenious Extreme
(プレイ時間 50分)
「頭脳絶好調」の8角形版という狂ったバージョンです。トポロジー的には4角形の「アクシオ」に近く、斜めを数えるだけなのですが、8色をまんべんなく集めるのはかなり難しいです。13点で絶好調宣言ができます。斜めにタイルが置けないので(当たり前ですが)、かなり空きマスができます。斜め用(diagonal)と縦横用(orthogonal)の2種類のタイルがあったら面白いかもしれませんが、それだとさすがに複雑すぎますね。また近々遊びたい。
結果:
ぽん 6−7−9−9−10−10−12−13
てつ 6−7−7−7−7−9−9−10
自分 5−6−7−9−9−11−13−13
河上 5−5−6−6−7−8−13−13
コンプリカ Complica
(プレイ時間 5分)
クニツィアのプロリグノシリーズの初めのゲームで、ちょっと変わったスライド式の4目並べです。スライドさせて奥まで入れてしまうと、昔からあるよくあるコネクトフォーなのですが、そうではなくて徐々に押していくようにしたのが面白いところです。相手が使った列を直後には使えない(ただし相手が同列の3連を作ったときだけは例外)、というルールも非常に効いています。久し振りすぎてプレイ感覚を忘れてしまいました。
結果:てつ 勝利、自分 敗北
ラミー 17 Rummy 17 (ピアトニク版)
(プレイ時間 65分)
おそらく4人か5人が適正だと思われる「ラミー17」です(6人だとちょっと長いしダウンタイムが大きい)。いつもは5人以上で遊ぶことが多いのですが、珍しく4人で遊べました。2回上がったココルナさんが勝利、自分も1回は上がったのですが、そうでないときの手札失点がひどすぎて、ひとりだけマイナスでした。
結果:ココルナ 21、ぽん 15、Kinoshita 3、自分 −6
ミスカトニック大学 禁断の蔵書 Miskatonic University: The Restricted Collection (アークライト版)
(プレイ時間 35分)
数日前、横浜クニツィア会で遊んだアークライト版です。5ラウンドあることで特殊カード8枚のマネージメントの面白さを出し、そして運の要素を軽減しています。なので、個人的には運の要素はそこまで高いとは思えず、なかなか悩ましいめくりのゲームで気に入っています。気になるのは2位以下の赤い得点カードの数値がすべて異ならなければならないということなのですが、数値の種類が5種類しかないのでセットアップが結構面倒なことです。同じ数字でも問題ないじゃないかとも思うし、どうもクニツィアらしくない部分を感じてしまいます(もしかしたら出版社が変えてしまった部分なのかもしれませんが)。
結果:自分 38、Kinoshita 30、ココルナ 30、ぽん 10
ホットウィール スピード ラリー Hot Wheels: Speed Rallye
(プレイ時間 15分)
これも数日前に横浜クニツィア会で遊んだものです。コースを変えて、今回は崖を入れてみました。子供ゲームなのであまり戦略はないのですが、結構楽しめますね。
結果:ぽん 勝利 (自分、Kinoshita、ココルナ 敗北)
ムーミンの魚釣り Muumipeikon Kalaretki
(プレイ時間 5分)
息抜きに、フィンランドのムーミンのゲームを遊びました。やっていることは「ミスターダイアモンド」と大体同じです。かちっとマグネットで吸い付けば当たり、そうでなければ外れです。プリミティブな楽しさを味わえます。(写真撮り忘れ)
結果:ぽん 7、まお 5、自分 5
DTC DTC
(プレイ時間 15分)
ブラフゲームではかなり好きなDTCです。まおさんの信頼をなかなか勝ち取れず、結果としてまおさんがなんども自分が出したカードにチャレンジをして引き取るという展開になりました。ぽんさんと1点差で2位。
結果:ぽん 9、自分 10、まお 残り(推定47)
指輪物語 ボードゲーム Der Herr der Ringe (カプコン版)
(プレイ時間 80分)
かなり久し振りに遊ぶ「指輪物語ボードゲーム」です。以前からまおさんにリクエストされていたのですが、改めてカプコン版を見るとやはり誤訳だらけでひどいです。3人プレイでサウロンは10スタートの上級ですが、最初にダイスを振って4枚のカードを得るというオプションルール(正式にはこれはオプションルールなのです)を使ってまさのぶさんがサウロンの目を出してしまい、良くないスタートを切りました。そのあとはまずまず順調で、なんとかモルドールまでたどり着けましたが、すでにガンダルフカードも全て使い切ってしまい、本当にみんなへろへろでした。この一体感が得られるのは「指輪物語ボードゲーム」の素晴らしいところですね。まおサムとけがわピピンが倒れ、最後に残ったまさのぶフロドも滅びの山まであと4歩というところで倒れました。もう少しでしたね。
結果:上級(サウロン10) 56
まさのぶ(フロド)、まお(サム)、自分(ピピン)
ズーパーク Zoopark
(プレイ時間 10分)
ズベズダ出版のロシア版のチーキーモンキーです。去年、ミュンヘンでロシア人の友人にルールを確認してもらったところ、やはりバーストした場合はカードを毎回シャッフルするそうです。そんなわけで、今回は正式ルールのバースト毎にシャッフルで遊びました。
結果:自分 40、まさのぶ 32、まお 24
チーキー モンキー Cheeky Monkey (アークライト第2版)
(プレイ時間 20分)
まさのぶさんが、ちゃんとしたチーキーモンキーをやりたいということで、アークライトから新たに再販されたぬいぐるみなしの「チーキーモンキー」を5人で遊びました。黒い袋が付いており、チップは分厚くてしっかりしています。自分とてつさんは良いところがなく、最初に引いた2枚が同じということの連続でチップが全く獲得できない状態が続きました。幸い終盤になって自分は少しだけチップを獲得できましたが、てつさんは無得点。5人はちょっと多過ぎるかもしれませんね。(写真撮り忘れ)
結果:まさのぶ 48、まお 32、らくだ 14、自分 7、てつ 0
これで第11回コロコロ堂クニツィア会(あるいは「とりあえずクニツィア会」)は終了です。第12回があることを楽しみにしています。
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