今年最後の土嚢の会です。全部で13人参加です。
怪盗 Kaito
(説明 10分 プレイ時間 各10−20分)
「怪盗」とは妙なタイトルですが、シュテフェンシュピールの新作のひとつです。共通の怪盗コマを縦横にいくつでも動かして移動先にある相手のコマを盗るのです。兜を3つか刀を7個取れば勝利。自分のコマを取っても構いませんが、相手に有利になるだけです。
このゲームの一番の工夫はコインです。コインも同様に相手のコインを盗むのですが、合計でコイン4−5枚で相手が取った自分の兜や刀を盤上に戻せます。これは自分の手番の最初に行い、戻す位置は現在怪盗コマがある位置だというのがポイントです。これにより、どのタイミングで戻すかという面白い駆け引きが生まれるのです。
ナポポラさんと2回プレイし、「コネクション」のあとにkobaさんと2回遊びました。4戦0勝4敗です。
結果
1戦目:ナポポラ* 勝利、自分 敗北
2戦目:ナポポラ 勝利、自分* 敗北
3戦目:koba 勝利、自分* 敗北
4戦目:koba* 勝利、自分 敗北
クアンゴ Qango
(プレイ時間 各5分)
5連を作るか、4マスの正方形をつくるか、3ますから成る色分けされたエリアをすべて取るか、を目的とする変形N目並べです。3マスのエリアと4マスの正方形であっという間に積んでしまう気もしますが、ぎりぎりゲームになっているような気もします。もしかしたら解かれている(必勝法が存在する)ゲームなのかもしれません。以前6x6で遊んだときはちょっと手が狭いと感じたので今回は裏面の7x7で3回遊びました。
結果
1戦目:ナポポラ* 勝利、自分 敗北
2戦目:ナポポラ 勝利、自分* 敗北
3戦目:自分 勝利、ナポポラ* 敗北
スキップ Skipp
(プレイ時間 20分)
現在のところ、エッセン2019での新作アブストラクトで一番面白いのはこのゲームです。ベースとトップの異なる動きのコマをうまく組み合わせてトップを到達させるというゲームですが、良いアブストラクトゲームがそうであるように、ルールは直感的でシンプルです。しばらくやりこみたいゲームです。
結果:自分 勝利、ナポポラ* 敗北
クヴィーク! Quiek!
(説明 5分 プレイ時間 各5−10分)
ゲームマーケットの新作でしのだけさんの持ち込みです。2人用アブストラクトで、ハイパーロボットの要領でネズミがチーズにたどり着くかどうかを読むゲームです。ひとつずつ壁となる石を置いていって辿り着けると思ったらそれを宣言します。アイディアは良いと思いますが、石を置く場所の制限がちょっと面倒であることや、そもそも石を置く場所の選択肢があまり多くなくてすぐに詰んでしまうことが気になりました。
結果
1戦目:土井* 勝利、自分 敗北
2戦目:自分* 勝利、土井 敗北
コネクション Connection
(プレイ時間 各10−20分)
かなり古いコネクションゲームで、自分が持っているのはそのトラベル版です。そこまで深いゲームではないと思いますが、コネクションゲームの手始めとしてはヘックスよりも優しいかもしれません。トラックス同様に、端から端までつなぐか、輪を作ったら勝利です。
結果
1戦目:えあんぬ* 勝利、自分 敗北
2戦目:えあんぬ 勝利、自分* 敗北
シャルティエ Chartae
(プレイ時間 5分)
クニツィアの新作です。アブストラクトではないのですが(山札があるため)読み合いがかなりアブストラクトっぽいので遊びました。ミニマリステイックなゲームで、たった9枚のタイルだけで成り立っています。目的は自分の領地(陸か海)をなるべく繋げること。スタートタイル以外の8枚はシャッフルされ山札とし、一番上のタイルは常に見えています(表向きに積み重ねるそうです)。手番には山札から1枚取って少なくとも1辺が他のタイルに接するように置くか、置かれたタイルどれかを90度時計回りに回転させるかのどちらかです。ただし回転が連続して3回起こってはなりません。つまり自分が回転、相手も回転となったら、自分は山札から取って置くしかないのです。この辺り日本語ルールに誤訳があり、例を見ればなんとかわかるもののかなりひどいので気をつけましょう。
回転しても自分の領地が繋がるように置いていくのがコツだと思われます。クニツィアが500円ゲームを作ったらこうなるのかもしれません。kobaさんと戦い、同点でしたが最後に置いた自分がタイブレーク負けです。
結果:koba(海) 6(勝利)、自分(陸) 6(敗北)
ザイク Zaic
(プレイ時間 25分)
ネスターのタイルゲームのなかではかなり好きな方のひとつです。最近第2版がでて白黒のアクリルになりましたが、個人的にはこの青と灰色の方が好みです。テーブルに置くときは自分のタイルに隣接できない、タイルを完全に覆えない、必ず相手のタイルを少しは覆わなければならない、という一見なんの変哲もなさそうな3つのルールが非常に活きており悩ましいです。
結果:しのだけ 8、自分 6
アクロン Akron
(プレイ時間 20−35分)
えあんぬさんと「アクロン」です。1戦目はこちらのミスで割とあっさりと負けてしまいました。2戦目は、3段目まで到達する戦いが繰り広げられたのですが、なんと手持ちのボールを使い切ってしまいました。こういうときはどうしたらいいのでしょうか? 新たにボードに置けないので、動かすだけでしたが、決着がつかずに引き分けとしました。こんなことは初めてです。あとで作者のキャメロンに問い合わせてみると、引き分けというのは初めて聞いたとのことです。でも正式ルールは引き分けで良いみたい。かなりのレアケースということですね。
結果
1戦目:えあんぬ 勝利、自分 敗北
2戦目:引き分け
ヘックス Hex
(プレイ時間 25分)
次にヘックスを遊びました。ヘックスの良いところは必ず決着がつくところです。またヘックス大会をやりたいものですね。
結果:自分 勝利、えあんぬ 敗北
ウルビーノ Urbino
(プレイ時間 35分)
最後はやぎのさんと見た目も美しい「ウルビーノ」を紹介がてら遊びました。区画の概念が慣れないと難しいのですが、どうやって相手の区画を狭めるか、など基本的な面白さをわかってくれたみたいで嬉しいです。やぎのさんは、今日はこの「ウルビーノ」が一番面白かったと言ってくれました。
結果:自分 22、やぎの 15
えあんぬ
けがわさんこんにちは。
Akron 白熱しましたね。
いま改めて写真を見たら白プレイヤーは手前のボールを移動すれば繋げられて勝てるように見えますね。赤は手前の領域にボールを置けなそうなので詰んでますが。
どちらのプレイヤーも積む状況があるのか気になります。
けがわ
えあんぬさん
白プレイヤーが動いたら、そのうえに赤プレイヤーがボールを移動させてつなげてしまうのでどちらも動けない状態ではなかったでしたっけ?
キャメロンにこの写真を見せたら、手持ちのボールを増やすことを検討しているみたいです。