土嚢の会 2019.08.04

6月の末以来の土嚢の会です。7月はうまく予定が合わずになしで、8月初旬になってしまいました。今回は参加が少ないかもしれないと危惧していましたが、合計10人が集まりました。久し振りに会うメンマさんや、初参加のかくてさん、中澤さんなど、一緒に遊べなかったもののいろいろなゲームを紹介できました。週末(8月10日)がブルームーンレジェンド日本選手権なので、今回に限り、特別ブルームーンを遊んでも良いということにしました。



トラックス Trax
(プレイ時間 各5-10分)
Trax20190804.JPGちょっと古めのアブストラクトタイルゲームです。8x8のグリッドでループを作るか縦か横に繋ぐかのどちらかです。基本的にはループを目指すのですが、L字でのダブルアタックなどの基本が分かっていないとだらだらしてしまうかもしれません。慣れてくれば面白いと思います。

結果
1戦目:自分* 勝利、とけい 敗北
2戦目:とけい* 勝利、自分 敗北
3戦目:自分* 勝利、とけい 敗北


ロット Lot
(プレイ時間 各10分)
Lot20190804.JPGとけいさんは初めてだというので、この二重三目並べを遊びました。ふと思ったのですが、三重三目にしたらどうなるのでしょうか? タイトルが line of three の略なので、高さでも line of three ができたら面白い気がします。

結果
1戦目:自分* 勝利、とけい 敗北
2戦目:自分 勝利、とけい* 敗北



カイロ コリドー Cairo Corridor
(プレイ時間 10分)
CairoCorridor20190804.JPGカイロ五角形を使ったタイル置きです。最終的に、東西南北の十字路沿いにより多くのコマを置いていたら勝利です。タイになりやすいのが欠点だと思うのですが、今回は決着がつきました。勝っていると思ったのに敗北です。

結果:とけい 9、自分 8



ナジャ Naja
(プレイ時間 35分)
Naja20190804.JPG土井さんは「ナジャ」は初プレイだそうです。ちょっと意外。コマを1つ交互に置いていくというだけの簡単なルールですが、悩ましいです。領地は境界の辺の数が多い方が獲得しますが、領地にかがり火があると領地の点数は0で、かがり火のペナルティがマイナス3点もつきます。今回は、領地の奪い合いはいい勝負で、最終的に領地は21対21の同点だったのですが、かがり火で差がつきました。自分はかがり火を1個も取らずに済んだのですが、土井さんは4個もとってしまいました。

結果:自分 21、土井 9



たこ焼きパーティー Takoyaki Party
(プレイ時間 25分)
TakoyakiParty20190804.JPG立方体はたこ焼きを表しており、これを回転させることでたこ焼きが完成する過程を表します。手番には自分のコマを3歩動かし、回転させていくだけ。手が狭く、成り行きに任せるしかないようなゲームです。人数が少ないともう少し考え所が生まれるかもしれません。

結果:しのだけ 12、土井 11、自分 9、とけい 8



ブルームーン Blue Moon
(プレイ時間 各15−25分)
BlueMoon20190804.JPGこの週末(8月10日)にブルームーンレジェンド日本選手権がある関係で、今回は特別にブルームーンを練習しても良いということにしました。まだ初めたばかりのエサさんが、これで一通りのデッキを遊ぶことができます。自分はしのだけさんと1回、そして「スリザー」のあとでエサさんと3回遊びました。しのだけさんは初プレイなので基本のヴァルカ対ホークスを、そしてエサさんとはホークス対ミミックスを遊びました。ミミックスもホークスも好きなデッキなのですが、ホークスが3勝ということは、結構差がある組み合わせかもしれません。

結果
1戦目:しのだけ(ヴァルカ) 2、自分(ホークス) 0
2戦目:エサ(ホークス) 4、自分(ミミックス) 0
3戦目:エサ(ホークス) 1、自分(ミミックス) 0
4戦目:自分(ホークス) 3、エサ(ミミックス) 0


ウボンゴ3D Ubongo 3D
Ubongo3D20190804.JPGみんなで「ウボンゴ3D」を遊びました。アブストラクトではないですが、パズル的思考が強いのでたまにここで遊びます。だいぶ慣れてきて、コンスタントにウボンゴが言えるようになってきました。途中、しのだけさんに交代しましたが、我がチームが勝利しました。

結果:自分&しのだけ 勝利、(他、とけい、ミロ、中村)



シノミリア Sinomilia
(説明 25分 プレイ時間 30分)
Sinomilia20190804.JPG大塚さんがデザインした新作ゲーム「シノミリア」です。タイトルはギリシャ語らしいです。中央に置かれたチップの合計と自分があらかじめプロットしたカードを一致させる(あるいはできるだけ近づける)のが目的です。手番には手持ちのチップを1枚中央に積むか、パスをするかです。2人が連続してパスしたら終了で、チップの枚数とプロットしたカードの差が少ない方がチップを総取りします。同差のときには先にパスした方が勝ち。これを数ラウンド行って、破産したら負けです。あるいはどちらかの手札が2枚になっても終了します。さらにラウンド中に1度だけプロットしたカードを交換したりなど、スパイスとなる要素があります。ちょっとゲームが長く感じたのと、9のカードだけは手元に戻すので、9をプロットし続けるとゲームが終わらないのでは、というあたりが気になりました。でも、慣れてくるとそのようなことはないのかもしれません。今回はとけいさんにダブルスコアで負けました。

結果:とけい 20、自分 10



デュプロヘックス Duplohex (デラックス版9x9)
(プレイ時間 30分)
Duplohex20190804.JPGここからは、しのだけさんといくつかコネクションゲームを遊びます。まずは「デュプロヘックス」。コネクションゲームの傑作のひとつです。最初から9x9はちょっときつかったかもしれません。途中までは、こちらの布石が活きて優勢を保っていたと思いますが、あれよあれよと言う間に負けてしまいました。ヘックスと異なり、ブリッジをディスクとリングの両方で一時的に防ぐことができますが、そのあとの手筋をもう少し研究してみたいものです。

結果:しのだけ 勝利、自分 敗北



ヘックスキャップ Hexcap
Hexcap20190804.JPG続いて、同じボードで、3目並べると自動的に相手のコマが両端に置かれるという「ヘックスキャップ」を遊びました。こちらも敗北。しのだけさんは、弱いふりをして強い!

結果:しのだけ 勝利、自分 敗北



フィリット Fillit
(プレイ時間 10分)
Fillit20190804.JPG作者の中村さんと「フィリット」を遊びます。自分はこのゲームがあまり得意ではないので、もっと練習が必要です。3つあるコマをどう生かしていくかが非常に面白いですね。

結果:中村 勝利、自分 敗北



ラマ L.A.M.A.
草場さんの提案で「ミゼールラマ」を遊びました。草場さんはなんでもミゼールにするのが好きなのですが、ミゼールといっても定義が難しいです。目的を逆にするのか、手順を逆にするのか、得点システムを逆にするのか、そして逆とはどういう意味なのか、といった感じです。正確な定義があるならば、知りたいものです。

それはともかく、今回は(失点を避けるのではなく)得点を取るのが目的です。草場ルールでは、「出せるときは出さなければならない(紳士協定)」「出せないときで、手札の得点が10未満ならば降りても良い。そうでなければ降りられない」というルールでした。「ラマ」は、引くか降りるかのジレンマですが、ミゼールだと出すか降りるかのジレンマにした方が良いと思ったので、「出したあとに、降りても良い。それ以外の方法では降りられない」「出せないならば引く(紳士協定)」というルールにしたら、その方が好評でした。

結果:不明



マクベス Macbeth
(プレイ時間 20分)
Macbeth20190804.JPG囲碁のようですが、石の死活を周囲8マスの状態によって個別に判断するという変わったゲームです。自分の石は周囲8マス中3マスが自分の石なら活きますが、自分の石が3マスより少なく相手の石が3マスだと取られてしまいます。また空き地が自分の石3つで囲まれている状態だと自動的に石が生まれます。細かいルールが最後までわからなかったのですが、大体そんな雰囲気です。

名前はたまに聞いたことがあるアブストラクトゲームです。おそらく国産なのではと思われます。石の生き死にはシミュレーションのライフゲームを思い起こさせます。そして石を個々に判定するのは「スーザン」にも似ています。また次回遊んでみたい妙なゲームです。

結果:しのだけ 勝利、自分 敗北



スリザー Slither
(プレイ時間 35分)
Slither20190804.JPG正方グリッドでのコネクションゲームの傑作「スリザー」です。役に立たなくなったコマでもずりずりと少しずつ動かすことによって再利用できるのが面白いです。「アクロン」の2D版のような感じで、かなり好きなアブストラクトのひとつです。製品版はないですが、碁盤と碁石があれば遊べるので、コネクションゲームファンにはぜひ遊んで欲しいです。(詳しいルールはここ

結果:しのだけ 勝利、自分 敗北



最後に前述した通りブルームーンを3回やって終了です。夕食は向かいの蕎麦屋さんです。次回は9月7日の予定です。

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