コロコロ堂 クニツィア会 2019.05.13

シャークトレード/スティンジー Stingy
(説明  10分 プレイ時間 40分)
Stingy20190513.JPG日本では「シャークトレード」という名前でアークライトから売られているゲームの初版で、箱が少し小さめです。「アフリカ」の交易品の強制交換の部分をだけを抽出してゲームに仕立てたという感じです。人数が少なめの方が補充が2枚なのでサクサク進みます。今回は3人で遊びました。ルールを説明してもピンとこないというタイプのゲームだと思いますが、徐々にどのようにプレイすれば効率が良いかがわかってきます。中盤までは自分は種類が多く、補充だけでもどんどん揃います。こうして価値を高めてから、一度奪われたジョリーロジャーズ(海賊の旗)6枚を奪い返しました。最終的にはこれは再び奪われて、シンカさんが7色達成となったのですが、この奪い奪われの攻防が熱かったです。

結果:自分 138、シンカ 131、ムラ 112



パイレーツ Pirates!
(説明 15分 プレイ時間 75分)
Pirates20190513-1.JPG以前1度だけ遊んだことがあり、そのまま眠っていたゲームです。クニツィアにしては珍しく個人攻撃色が強いのですが、「海賊/コルセア Pirat/Loot/Corser」も個人攻撃が強いので、クニツィアの中では海賊=個人攻撃ということなのかもしれません。各プレイヤーの船はダイスの目に対応して1−6の場所があり、そこに大砲か海賊のどちらかを配置して自分の船をカスタマイズします。海賊の数は移動力、大砲の数は攻撃力(振れるダイスの数)を表します。ただし、6箇所全てを同じにしてはいけません。

港から出港して裏返っている要塞タイルを表にし、要塞から宝を奪ったり、あるいは他のプレイヤーの船から宝を奪ったりして、再び港まで戻れば得点です。手番は、移動、攻撃、修復の順に行いますが、この3つのうち2つのアクションしかできません(つまり全部で3通り)。

移動は船にいる海賊の数まで大海原を移動します。攻撃は隣りマスの要塞か同じマスの相手プレイヤーの船に対して行います。大砲の数と等しいだけダイスを振って、出た目の場所に置かれた相手の海賊や大砲が吹き飛びます。相手の海賊、または大砲のどちらかが全てなくなれば宝箱を奪えます。相手を倒せなければ、相手が反撃してきてこちらにダメージを与えます。修復は船の場所2つまでを海賊や大砲を配置したり置き換えたりできます。港で修復した時に限り、すべてを自由に交換できます。

Pirates20190513-2.JPG面白いのは、宝箱を獲得すると、6の場所に乗せるので、海賊や大砲が1つ少なくなって弱くなるようにできていることです。また、移動や攻撃の前に修復して備えたいし、攻撃のすぐあとに移動したいものですが、ルール上、同手番でできないようになっています。

こうして規定の個数の宝物を港に持ち帰ればそのプレイヤーの勝利。あるいは要塞から宝が全奪われたら終了で、そのときは船に乗っている宝も得点に含みます。なので、港に持ち帰れば勝てるけど、その前に要塞から宝がなくなると負ける、ということもあるわけで、なかなか複雑です。

わいわい騒ぎながら要塞を探検し、宝を奪っていくのは楽しいですが、それなりに戦略もあります。自分は相手の大砲を見事一撃で破壊というのを2回も達成したのですが、それだけでは勝てなかったようです。

結果:シンカ 14、自分 9、クロス 8、ココルナ 3



ラマ L.A.M.A.
(プレイ時間 15分)
Lama20190513.JPG最近よく遊んでいる「ラマ」です。まったくよいところがなく、圧倒的な差で負けてしまいました。変に考えすぎたのがよくなかったのかもしれません。ラマラマ。

結果:ココルナ 3、クロス 23、シンカ 27、自分 62



セイミ イン ザ スーパー クレイジー ワールド Seimi in the Super Crazy World
(説明 10分 プレイ時間 50分)
SeimiInTheSuperCrazyWorld20190513.JPGハードバージョン(上級ルール)をまだ1度しか遊んだことがなかったので、この機会にと出してみました。いつもこのゲームが初めてのプレイヤーと遊ぶことが多いので、どうしても基本ルールになってしまうのです。今回もやはり初めてのプレイヤーばかりでしたが、ちゃんと説明すれば、初めから上級ルールでも問題なかったです。それぞれのモンスター固有の特殊ルールがよくできていて、なんといっても途中にもっとも高得点の7点チップ(ただし列のカードをすべて捨てる)を巡る戦いがあり、その前には得点の代わりにカードが引けるという戦いが準備されているのが心憎いです。自分はカードの争いでは2着で4枚補充でしたが、それが役に立ったかは難しいところです。それでも、戦い抜いて勝利できたのは嬉しい。このハードバージョンはおすすめですよ!

結果:自分 24、ケイ 20、シンカ 20、礼作 18



チグリス ユーフラテス Euphrat & Tigris (ハンスイムグリュック版)
(説明 30分 プレイ時間 各50−70分)
Euphrat&Tigris20190513.JPG礼作さん持ち込みの初版です。礼作さんはオンラインのアプリケーションでしか遊んだことがないとのこと、そして他の2人は初プレイです。でもちゃんと説明をすれば、それなりに最初から楽しめるゲームだと思います。内部戦争(反乱)と外部戦争(戦争)という2種類の戦争(紛争)をきちんと理解するのが肝となります。礼作さんが、やっぱり実際に遊ぶのとアプリは違う、と言っていましたが、まさにその通りで、アプリはルールを覚える役には経ちますが、AIがワンパターンだしあまり強くないので面白味には欠けます。モニュメントが4つ建つという展開で、青が不足していたのをこれから戦闘で勝ちとろうと思っていた矢先に、財宝が残り2つになりあっけなく終了。たったの50分。そりゃないよ! というわけで、再戦を申し出ました。

2戦目は3人です。1戦目と異なり、ayaさんがそこかしこで戦争を勃発させて、翻弄されました。こりゃまずいと思っているうちに、負けてはいけない戦争にも負けてしまい、そのまま手が打てずにタイル切れで終了です。ひとりだけ安定に帝国を築いていったayaさんの勝利。こんどは70分かかりました。ということで、この日のチグユーは2戦0勝2敗です。

結果
1戦目:礼作 8−8−9−12、aya 7−7−8−13、自分 5−8−8−11、フミ 5−5−5−7
2戦目:aya 19−19−19−22、自分 16−17−17−18、礼作 12−13−13−17



指輪物語 ボードゲーム Lord of the Rings/Der Herr der Ringe (カプコン版)
(プレイ時間 80分)
DerHerrDerRinge20190513.JPG持ってこようと思って忘れてきたゲーム。しかしMaoさんがカプコン版を持ち込んでいたのでそれを使わせてもらいました。3人プレイで、クロスさんがフロド、ayaさんがサム、自分はピピンを担当しました。サウロン12の中級です。Maoさんがいうには絶対にクリアできないとのことですが、何度もクリアしたことあるのでおそらくカプコンルールの誤訳が主な原因だと思います。

途中のヘルム渓谷やシェロブの巣では、いくつかの危機があったものの、終盤までかなりの数の黄色いカードやシンボルが複数ある特殊カードを温存していたので、最後はあっけなく滅びの山までたどり着けました。シールドも15個もっていたので結果は75点です。久し振りに勝ちました。

結果:75(勝利)



ラミー 17 Rummy 17 (ピアトニク版)
(プレイ時間 3ディール50分)
Rummy17-20190513.JPG最後はもう1時間を切ってしまったこともあり、ラミー17で軽く締めることにしました。ラミー系のゲームで6人だと、ノックシステムは活きますが、1ディールの時間が長いので3ディール戦が良いと思います。人数分を遊ぶなら4−5人が良いかもしれません。ボーナスカードの組み合わせで色々と思惑が変わるのもよいし、マイナスが大きくて一番役に立たない17を最後まで持っていて捨てれば得失点が倍になるのもよいルールです。また、必ずしも上がったプレイヤーが最も得点が高いわけではないというのも好きなところです。今回も1、2ディール目は上がったプレイヤーではないプレイヤーの方が得点がわずかに高かったです。自分は2ディール終了時でマイナス12と最下位でしたが、そこから少しだけ追い上げました。

結果:くらさん 15、シンカ 8、ケイ 2、自分 −11、礼作 −15、aya −20



これで第4回目のコロコロ堂クニツィア会は終了です。第5回があるとよいですね。投票によれば、他の会よりもクニツィア会を求める世論が強いみたいですよ!

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