土嚢の会 2019.05.11

Donounokai20190511.JPGこの日の土嚢の会は、10人参加しました。初参加のフィンランド人のエサさん、スペイン人のアドリアンさんも加わって、賑やかです。午前中はトミーさんと多くの2人用ゲームを遊びました。また色々なテストプレイにも参加できたし、少人数ながらも実りが多い会でした。




クアダー Quader
(説明 5分 プレイ時間 各5-15分)
Quader20190511.JPG去年のエッセンで購入した怪しいアブストラクトゲーム。ギークにさえ登録されてなく、制作年もわかりません。立体3目並べで透明な立方体を2つ繋げたコマに、自分と相手の球が入っています。結構凝った作りのコマですが、このルールを実現するにはこれしかなかったのでしょう。手番に1つずつコマを置いていき、縦横斜めの3連を作れば勝利ですが、相手も同時に3連を作れてしまうような置き方はできません。このルールが効いていて、自分だけは置けるけど相手は置け無いというシチュエーションができます。

クアダーにはゲームが全部で5種類入っており、上記のゲーム1のほか、正方形を作ることを目指すゲーム2も少し遊びました。こちらの方が勝利しづらく、全部置き切ってから移動してなんとか正方形を完成させるという展開です。やはり3目並べよりひとつ多く必要なので、ぐっと難しくなるのでしょう。でもゲームとしてはゲーム1の方が面白かったです。

結果
1戦目(ゲーム1):自分* 勝利、トミー 敗北
2戦目(ゲーム1):トミー* 勝利、自分 敗北
3戦目(ゲーム1):トミー 勝利、自分* 敗北
4戦目(ゲーム1):トミー* 勝利、自分 敗北
5戦目(ゲーム2):トミー 勝利、自分* 敗北
6戦目(ゲーム2):自分* 勝利、トミー 敗北



二十 Ni-Ju
(プレイ時間 各5-15分)
Ni-Ju20190511.JPGネスターゲームズの中から短めのゲームをいくつかということで、まずは「二十」を遊びました。アクリルの造形が美しく、ルールもわかりやすいです。斜めに直接置けないことを利用するのが鉄則です。ふと思ったのですが、斜めだけ接していても配置できるとしても、面白いかもしれませんね。

結果
1戦目:自分* 勝利、トミー 敗北
2戦目:自分 勝利、トミー* 敗北



ペントアップ Pent-Up
(プレイ時間 15分)
Pent-Up20190511.JPG続けて「ペントアップ」です。これも自分はかなり慣れていることもあり、うまく相手に2階に置かせて自分は3階に置くというようなことで勝利しました。姉妹ゲームの「セブン」や「カウンタープレイ」ももう少し極めてみたいものです。

結果:自分 勝利、トミー 敗北



アクロン Akron
(プレイ時間 各5-20分)
Akron20190511.JPG個人的には、すべてのアブストラクトゲームでも五指に入るゲーム。コネクション系のゲームですが、かなり独特のコツがあります。どんどん積み上がるボールを引き抜いて落として移動したり、上からまたいで分断したりなど、非常に面白い動きがそこかしこにあります。紹介できてよかったです。のちに、エサさんとしのだけさんのあいだでも遊ばれていました。

結果
1戦目:自分 勝利、トミー 敗北
2戦目:自分 勝利、トミー 敗北
3戦目:自分 勝利、トミー 敗北



ナジャ Naja
(プレイ時間 35分)
Naja20190511.JPGトミーさんとの4ゲーム目は「ナジャ」です。かがり火7個でプレイ。このかがり火が曲者で、囲ってしまうとマイナス3点と大きいので、それらを避けつつ自分の領地を増やします。終盤は置けるところが3−4箇所となり、完全な読み合いです。結局、7個のうち5個のかがり火は誰のものにもならず、残り2個はトミーさんが取らされてしまい、自分は珍しく無傷で済みました。

結果:自分 24、トミー 16



フィリット Fillit
(プレイ時間 各5-25分)
Fillit20190511-1.JPGこの日のハイライト、「フィリット」の豪華版です。このゲームをデザインした中村さんが持ち込んでくれました。総木製で、非常に手が込んでおり美しい造形です。なんでも今月のゲームマーケットで受注販売をするとのことで、興味がある方は見本を見に行くと良いと思います。

Fillit20190511-2.JPGボードは表裏になっていて、表は通常の4x4x4のヘックスヘックスボード、裏面は大きい5x5x5のヘックスヘックスボードです。大きいボードは遊んだことがないので、まずは裏面の大きいボードで佐藤さんと対戦しました。そのあと通常の表面のボードで2回遊び、1勝2敗と負け越しました。暫く振りだったので、自分の石の使い方などを忘れていました。やはり豪華版は良いですね。なんだか別のゲームを遊んでいる気になってしまいます。

結果
1戦目(5x5x5):自分 勝利、佐藤* 敗北
2戦目(4x4x4):佐藤 勝利、自分* 敗北
3戦目(4x4x4):佐藤* 勝利、自分 敗北



オード Ordo
(プレイ時間 各15-20分)
Ordo20190511.JPGシュテインの非常に変わったアブストラクトゲーム「オード」です。モッタリしているようで実は結構鋭く、連結を意識していて、「ヴォロー」の前身となったゲームだという気がします。このゲームはいつも攻め過ぎて連結が弱くなってしまい負けるということが多いのですが、珍しく1戦目は道化師さんに自分の陣地を制圧されて負けました。2戦目はしのだけさんとで、自分のコマは3個に減ってやりやすくなったのですが、あと1手差で敗北。

結果
1戦目:風来の道化師 勝利、自分 敗北
2戦目:しのだけ 勝利、自分 敗北



ヘックス Hex
(プレイ時間 各30分)
Hex20190511.JPGヘックスが得意だというエサと対戦しました。これまでに対戦した相手の中で、おそらく最も強い相手です。1戦目はあっけなく敗北。気を取り直して2戦目。途中もう少しで負けそうだったのをなんとか切り崩し、うまくいくかと思いましたが、そのあと全く別の場所での戦いで苦しめられて敗北。ドラマチックな戦いでした。またぜひ近い将来、対戦したい相手です。

結果
1戦目:エサ 勝利、自分 敗北
2戦目:エサ 勝利、自分 敗北



ヤバラス Yavalath
もう時間がなくて帰ってしまうというアドリアンとまだ遊んでなかったので、1戦だけ「ヤバラス」を遊びました。そのあとはエサと4戦し、こちらは1勝3敗。初めて遊ぶプレイヤーとだと、たいていは勝つのですが、早速負け越してしまいました。エサはすごく強いですね。(写真撮り忘れ)

結果
1戦目:自分 勝利、アド 敗北
2戦目:エサ 勝利、自分 敗北
3戦目:自分 勝利、エサ 敗北
4戦目:エサ 勝利、自分 敗北
5戦目:エサ 勝利、自分 敗北



ヨメン Yomen
Yomen20190511.JPG「ヨメン」は推理ゲームです。以前、日本に住んでいたしょうさんが紹介してくれたもので、ブロックを積み上げてそれをお互いに推理します。周囲の12点からの見え方、あるいは真上の9点からの見え方を聞きます。メモは取れず、覚えていかなければなりません。自分が聞いた質問を相手にも答えなければならないこと、1回は間違えて宣言しても良いことなどは良いルールだと思います。

結果:しのだけ 勝利、自分 敗北



クラミ Kulami
時間調整も兼ねて「クラミ」を遊びました。6マスのボードの戦いがうまくいかず、大差で敗北。写真撮り忘れ。

結果:風来の道化師 30、自分 19



ゴー ゴー エスキモー Go Go Eskimo
GoGoEskimo20190511.JPG最後は風来の道化師さんの提案で、フィンランドのタクティックから出版された「ゴーゴーエスキモー」をフィンランド人のエサさんも交えた全員で遊びました。さすがフィンランドのゲーム、エサさんがうまいカード回しで28点とダントツで勝利。自分はなんとか2位に浮上しました。だいぶこのゲームも勝率が上がってきたと思います。

結果:エサ 28、自分 19、風来の道化師 17、佐藤 17、しのだけ 16



このあと向かいの蕎麦屋さんで軽く夕食をとって終了です。また来月!

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