ヘックメック デラックス Heckmeck Deluxe
(プレイ時間 各40−45分)
名人はよくヘックメックの拡張入りを遊ぶそうです。それならとヘックメックに拡張が加わり、さらにりんごというコマも増えたデラックスを持ち込みました。ヘックメックは元来2−3人が面白いと思っているのですが、この拡張は2人だと虫が3面ある黄色いダイスと振り直しの白いイタチくらいしか活躍しません。それでも十分面白いのですが、本来は拡張(そしてこのデラックスも)は3人以上の時こそ真価を発揮する気がします。
ところで拡張セットやデラックス版には、11と13という2枚の低数値のタイルがあり、ちょうどでないと取れませんが、他のプレイヤーから盗まれることもありません。名人が言うには、これらのタイルは1点の価値しかない割には意外と取りずらくて最後まで残ることがあり、そうすると、高い数値のタイルが吐き出されてしまい、ゲームがなかなか終わらないそうです。特に場に戻したタイルが最高値なら表向きのままにするというルールがあるので、これが何度も起こるとゲームが進みません。そのあたりを確かめたかったのですが、虫1個しかでないときはバーストを恐れて虫だけ固定して11や13を狙うのは、思ったより易しく感じました。虫1個(5の目に該当)を固定すると、残りは6や8なので、結構取りやすい気がします。
結果
1戦目:自分 23、名人 10
2戦目:自分 14、名人 13
ヘックメック バーベキュー Heckmeck barbecue (赤箱)
(プレイ時間 50分)
収束性の違いが気になるヘックメックシリーズです。今回は結構そういう視点で2人とも遊んでいました。思ったよりも同じ目を2回獲得するのが難しく、取り合いもそれなりに発生します。でもバーストするたびにゲームが確実に進むのは良いところですね。バーストのペナルティーもないので、ついつい欲張って高い合計値を目指してしまいます。最初から最後まで接戦で楽しめました。でも50分というのはダイスゲームにしては長めですね。
結果:名人 24、自分 16
二人のホームズ シャーロックとマイクロフト Holmes: Sherlock & Mycroft
(説明 25分 プレイ時間 45分)
2人でカードを集めていくゲームです。カードは数値がデッキに入っている枚数で、3−9までの数値があります。より多く集めた方がカードの数値と相手のとった枚数の差分を得点にできます。例えば8のカードを5枚と2枚持っていたら、5枚持っていたプレイヤーは6点得られるのです。それ以外にも三角数的に得点が増えるカードがあります。
7ラウンド(7日間)でアクションを3個使ってこれらカードを集めます。アクションには虫眼鏡チップが必要なことも多く、これら虫眼鏡チップの獲得にもアクションが必要です。アクションの種類はラウンドが進むにつれてどんどんと増えていきます。面白いのは2人が同じアクションを選ぶと、そのアクションは次のラウンドでは使えなくなることです。アクションにより、公開されているカードからドラフトしたり、デッキから裏向きにとったり、相手のカードを捨てさせたり、といったことができます。地味ですが、カード収集のツボは押さえているので楽しめました。
ひとつ気になったのは、山札がなくなったら捨て札をリシャッフルするというルールです。せっかく少ない枚数のカードでマジョリティーを取るために、アクションを使って捨て札としたのに、それがまた戻ってくるというのはちょっと台無しな気がします。
結果:自分 26、名人 15
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