ゲームカフェぶんぶん 2019.02.19

カルカソンヌ ディ ブルク Carcassonne: Die Burg

(説明 5分 プレイ時間 35分)
DieBurg20190219.JPG他のプレイヤーが来るまで、一味さんと「カルカソンヌディブルク」を遊びました。一味さんは初プレイだそうです。それでも、さすが熟練ゲーマーだけあって、非常に困った手を打ってきます。一時は20点くらい引き離されて負けていましたが、城壁x2のタイルを持っていたので、これで一気に32点獲得し逆転。また屋根は序盤に5の大きさを作ったのが結局最大となって、6点の空白エリアボーナスも得ました。

結果:自分 103、一味 73



バストス! Bastos! (フィリピーノフルーツマーケット Filipino Fruit Market より)

(説明 15分 プレイ時間 4ディール50分)
Bastos20190219.JPG4人揃ったところで、懐かしい「フィリピーノフルーツマーケット」から「バストス!」です。2種類のトリックテイクが遊べるセットで、もう1つの「ティンダハン」はニューゲームズオーダーからリメイクされていますが、こちらの「バストス!」は影が薄い存在です。

5スート9ランク45枚を11枚ずつ配り、余った1枚は表にしてよけておきます。各プレイヤーは手札からカードを1枚同時選択して公開し、これがそれぞれのバストススートになります。このゲームではスートごとに取ったトリックでのカードの価値が決まっており、バストススートに選ばれた人数だけプラスになります。プレイヤーはバストススートでは決してトリックに勝てません。が、バストススートのカードをプレイするたびに、任意に1スートの価値を上下に1ランクだけ変動できます。トリックテイク自体はマストフォローのごく普通のトリックテイクですが、切り札は最初のスートをフォロー出来なくなったプレイヤーが決められます。

バストススートの選択が悩ましいです。あえてシングルトンを選択し、バストススートをボイドにしてしまう戦略もあるでしょう。しかし、やはり2−3枚はバストススートがあったほうが、スートの価値をコントロールできて面白い気がします。

結果:自分 28、一味 25、名人 21、シミーズ 17



皇帝なき帝国 Empire without Emperor
(プレイ時間 60分)
EmpireWithoutEmperor20190219.JPG同人ゲームで名前は聞いたことがありますが遊ぶのは初めてです。クニツィアの「革命/アトランティオン」をもう少し複雑にした感じですが、自分のタイルを一度、ストックから手元のボードに乗せてからでないと使えないという「エルグランデ」っぽさがあります。手番には手持ちのタイルをボードに置くか、あるいはストックから手元に補充するかです。またストックから裏向きのまま緊急配置という手段もあります。

ボードには都市が散りばめられており、それぞれ2種類のトークンがあります。それらの獲得方法が隣接するマスのタイル数でのマジョリティーと隣接するタイルグループの数値合計と2種類あるのですが、隣接するマスのタイル数だと最大4マスを争うのでタイがおきやすい構造になっています。斜めの隣接を考慮しても良かったのでは、さらに言えば、グループ数で争えば、グループを大きくすることと小さくすることの両方のインセンティブが働くのでより面白くなったのでは、と思います。

4人というプレイ人数が少々多すぎだったのかもしれませんが、手番数が少な過ぎで、どうにもこうにもならないまま終わってしまいました。

結果:一味 33、名人 27、シミーズ 24、自分 22



ハイジとペーター Der Berg ruft
(プレイ時間 60分)
BergRuft20190219.JPG前回は得点ルールを完全に分かっておらずにゲームをしたので、再挑戦したくてリクエストしました。相手が衝立の裏側に立てた旗の数(0−15本)を当てるだけなのですが、これが非常によくできています。各プレイヤーはハイジとペーターのコマを持ち、それをうまく推理することで、ボード上のゴールに向かって2つのコマを進めていきます。

旗を立てたプレイヤーの左隣りのプレイヤーが推理するプレイヤーで、旗の数を推理して宣言します。推理は最高で3回までできます。推理が当たった場合は、その推理が1、2、3度目ならハイジとペーターをそれぞれ3、2、1歩進めます。推理がはずれた場合には旗を立てたプレイヤーはこれで終わりにするか、または、実際の旗の数が宣言された旗の数よりも上か下かを言って続けるかを決めます(3度目で外れたら自動的に終わりです)。終わりにする場合は、旗を立てたプレイヤーがペーターを実際と宣言の旗の数の差だけ進め、ハイジを宣言の回数だけ(1、2、3度目ならそれぞれ1、2、3歩)進めます。

面白いのはハイジは決してペーターに追いついてはいけないというルールです。もし追いついてしまったら、そこからハイジは3歩、ペーターは1歩さがらなければなりません。しかし、最終的にはなるべくハイジはペーターのすぐ後ろにいたいのです。なぜなら、点数は(ペーターのゴールからの距離+7)と(ペーターとハイジの間のマス数)の積で、点数が少ないプレイヤーが勝利するからです。つまりハイジがペーターのすぐ後ろならば0点なのですね。

例えば5本の旗を立てていて、相手が6本と言ったとします。ここで降りるとハイジもペーターも1マスずつ進むだけですが、「下」と言って降りなければ、相手は5よりずっと下の数を宣言し、ペーターはより遠くまで、そしてハイジも2歩進めるかもしれません。いやー、しびれるシステムです。勝ててうれしい。

結果:自分 7、シミーズ 10、一味 18、名人 18

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