ゲームカフェぶんぶん 2018.12.28

古战阵 バトルライン Battle Line (ウォーゲームズクラブ版)
(プレイ時間 15分)
BattleLine20181228.JPGまずは、名人と2人でバトルラインの香港版(ウォーゲームズクラブ出版)を遊びました。旗が金属製でなかなか格好が良いです。カードは元のバトルラインの絵柄を東洋風にしたという感じですが、色使いは似ています。今回は中国語の戦略カードは使わずに「ショッテントッテン」として1−9のみで遊びました。名人は1時間かかる重いゲームだと言っていましたが、そんな名人に15分であっけなくやられてしまいました。

結果:名人 勝利、自分* 敗北



スマートフォン株式会社 Smartphone Inc.
(説明 30分 プレイ時間 練習25分+85分)
SmartphoneInc20181228-1.JPGスマートフォンを世界中に売るというテーマのゲームです。5ラウンド制で各ラウンドは8フェイズに分かれていますが、そのうちの最初のフェイズである計画フェイズでそのあとどこにどれだけ力を入れるかをすべて決めます。どういうことかというと、各プレイヤーは2計画をビッドするための小さな2x3の長方形ボードを2枚組み合わせて、見えるシンボルの数だけそれぞれのフェイズの行動をするというわけです。このボードは全員同一の2枚を持っているのですが、表裏でシンボルの組み合わせが異なり、また必ず1−4つのシンボル分を重ね合わせなければならないのでなかなか思うように行きません。スマートフォンなのになんだかスマートではないですが、ここが一番ゲームっぽいところです。シンボルによって値付け、生産量、1x2追加ボードの獲得、技術競争、世界への輸送ということがすべて決まるわけです。また、そのすべてにおいて、値付けで最も低い値段のプレイヤーが優先されるために、ここを誤るとかなり悲惨です。今回も値付けを間違えて、初プレイの自分と名人が散々な目に合いそうだったので、仕切り直しをしました。

SmartphoneInc20181228-2.JPG自分は技術競争は途中で諦めて、輸送を強めて世界に拠点をつくり、世界中に安く売るという作戦をとりました。というより、気がついたらそうせざるを得なかったのです。ダミープレイヤーのスティーブ・ジョブスより優先度が先か後かがかなり重要で「ジョブスの前を走れ!(ジョブスより安く値付けをして、ジョブスが売る前に売れ!)」が合言葉になっていました。他の2人は技術で得点を稼ぎ、高値でも売れる体制を整えて、少数生産高額電話を売っており、これは完全に負けた、と思いましたが、終わってみれば1位のシミーズさんに5点差だったのでそこまで悪くないかもしれません。やはりスマートフォンを実際に持っているプレイヤーが勝ちましたね。結果として、名人と自分はスマートフォンを持つ前にスマートフォン株式会社を遊んでしまいましたね。

なかなか面白い経済ゲームですが、この計画フェイズのビッド(とくに値付け)の結果でかなり大味なところもあります。もう少し緻密な方が、経済ゲームとしては好みです。

結果:シミーズ 228、自分 223、ジョブス 206、名人 188



空手トマト Karate Tomate
(説明 10分 プレイ時間 各15−20分)
KarateTomate20181228.JPG最後は初プレイとなるクニツィアの新作カードゲーム「空手トマト」です。他の2人も初プレイなのにあまり乗り気ではありません。でも始めてみたら、これは面白い。「アタック/ジェムディーラー」や「タージマハル」のカードプレイを同時出しにしたという感じです。つまりラウンドで最初に出したスートを出し続けなければならないのです。出したくないときあるいは出せないときはトマトカードを出して降りてカードを2枚補充します。カードはあっという間になくなってしまうのでときどきちゃんと降りて補充しなければなりません。最後まで残った2人は場の2枚の正方形カードのどちらかを取れます。この正方形カードに書かれたトロフィーを集めるのが目的ですが、書かれたナイフの数の大切で、これが一番少ないと足切りになります。トロフィーが12以上なら終了宣言が出来ますが、足切り似合うと思うならばしなくても構いません。今回は2回ともトロフィーが最も多かったプレイヤーが足切りになってしまいました。3人から10人なので、色々な人数で遊んでみたいゲームです。

結果
1戦目:シミーズ 13(6)、名人 12(5)、自分 14(4脱落)
2戦目:自分 10(4)、シミーズ 8(5)、名人 14(2脱落)

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