土嚢の会 2018.07.07

Donounokai20180707.JPG七夕に行われた第26回土嚢の会は、いつも参加するプレイヤーが相次いで欠席表明をして参加者が少なく合計10人でした。他のゲーム会のいくつかと重なっていたのも原因かもしれません。コアなアブストラクトを遊ぶプレイヤーがほとんど不在だったこともあって、半ばアブストラクトを遊ぶのは諦めて普通のゲーム会みたいになっていました。あとで数えてみたら、2つしか純粋なアブストラクトゲームを遊んでいません。キャメロンが偶然にも日本に3日間だけ来ていて、その2日目ということもあり数時間だけ遊びに来てくれました。




カルカソンヌ ディ ブルグ Carcassonne: Die Burg
(プレイ時間 30分)
CarcassonneDieBurg20180707.JPG始まって3時間後に最初に来たのはミスミンさん。彼はアブストラクトが好きというわけではないので、リクエストに応えて「ディブルグ」を遊びました。屋根のボーナスは取られたのですが、市場を多く取っていたので、なんとかギリギリ勝利。

結果:自分 85、ミスミン* 82



ビッグ ファイブ Big Five (クワークルトラベル Qwirkle 使用)
(プレイ時間 各20分)
BigFive20180707.JPG続けてクワークルのコンポーネントを使ってビッグファイブを遊びました。クロスワードパズルのように同色異種か同種異色の最大5枚を並べます。クワークルと異なり配置のルールが少しだけ厳しいこと、そして得点制ではないのでプレイがスムースに進むことなどが長所です。ミスミンさんは最後に5枚綺麗に同種異色を残していました。さらに、この日の最後にもミロさんとも2回遊びました。これは点数は忘れましたが1勝1敗。

結果
1戦目:自分 0(勝利)、ミスミン 5(敗北)
2戦目:自分 勝利、ミロ 敗北
3戦目:ミロ 勝利、自分 敗北



アダプトイド Adaptoid (スーパーアダプトイド Superadaptoid) + + アダプト3 Adapt3 (スーパーアダプト3 Superadapt3)
(説明 10分 プレイ時間 35分)
Adaptoid20180707.JPGキャメロンのリクエストもあって「アダプトイド」を遊びました。自分の被捕食者の陰に隠れて卵を産むのが良いのではと思っているのですが、そのプロセスで佐藤さんに捕食されてしまいかなり差がつきました。強制的にパーツを増やさなければならないというルールがかなり厳しいこともあり、とくに個体数が少ないとかなり手詰まりになります。1人がすべてのアダプトイドを失いそうになったのですが、その場合にどうするかがルールには明記されていませんでした。2人の時はもう1人が勝つのですが、3人の時はどうするのでしょうか。ここで三者三様に意見が分かれたのが面白かったです。

1:ゲーム終了、アダプトイドを失ったプレイヤーの捕食者が勝利する。(自分)
2:ゲーム終了、この時点で勝利点を比べて勝者を決める。(佐藤)
3:2人で続行、捕食者、被捕食者が相手プレイヤーになる。(キャメロン)

結局アダプトイドを失うことにはならなかったのですが、正式なルールが気になるので作者のネスターに聞いてみたところ、1の解釈で良いそうです。

結果:佐藤 8、自分 5、キャメロン* 4



覇王龍城 Dragon Castle
(説明 10分 プレイ時間 45分)
DragonCastle20180707.JPGミスミンさんが遊びたがっていた見かけはアブストラクトっぽい感じを漂わせるゲームですが、実は「上海」のバリアントみたいなゲームです。ランダム配置でタイル(牌)を積み重ねます。手番には見えている中で同一の2つを取るか、1つ取って屋根コマを取るか、などいくつか選択肢があります。ただし1つ目のタイルは必ず現在の一番上の階層から取らなければならず、さらに取るタイルは常にどちらかの長辺が空いていなければなりません。つまり横に3個並んだタイルの真ん中は取れません。この制限はシンプルなのですが結構忘れがちです。獲得したタイルは自分のボードに並べていきます。同種のタイル4枚以上を並べたら、ただちに裏返して得点化しなければなりません。枚数に応じて得点が異なり、枚数が多いほど得点効率は良くなります。最大は3枚ずつの組を4つ作って十字に1枚のタイルでつなぐという13枚のタイルです。裏返すとさらにその上にも置けるようになり、タイルを積み重ねてから屋根を乗せると屋根の得点は高くなります。

もう少し期待していたのですが、割とありきたりな感じがします。タイルは横からしか撮れない(縦方向は取れない)というのがどうにも非直感的です。またタイルの下に重ねられたタイルは見られないので結局のところ運なのではないかという気がします。上級ルールらしいカードを使うとまた変わるのかもしれません。

結果:センギア 31、自分 29、ミスミン 27、ハラペコ 23



ベリシ ネ ベリシ Verish' Ne Verish'
草場さんと一緒にトランプです。アブストラクトの合間にトランプというのは草場さんが来ると必ずあるイベントなのですが、アブストラクトをまだほとんどやっていないのにトランプタイムになってしまいました。それはともかくベリシネベリシってやっぱりなんとも言えない面白さがありますね。久し振りに1抜け勝利でしたが、実は最後の2人になった方が楽しめるゲームなので負けるが勝ちなのかもしれません。

結果:自分 1位、ミスミン 2位、草場 3位、ハラペコ 4位、センギア 5位、ミロ 6位



アルケミスト Alchemist
(プレイ時間 65分)
Alchemist20180707.JPGさらに非アブストラクトが続きます。メカニクス的にはちょっとアブストラクトぽい気もしますが、でもやはりユーロゲームですね。変換装置の点数は7−8点くらいのものから使われていき、それをどう使って点数を稼ぐかが焦点になりました。また自分の担当色を破棄させるような変換装置を作り、これがうまくいってこちらではボーナス12点を獲得。久し振りにこのゲームで1位を取れました。なんとも不思議ですが好きなゲームです。

結果:自分 89、ミロ 85、土井 83、ミスミン 67



コンヘックス ConHex
(説明 プレイ時間)
ようやくこの日2つ目のアブストラクトゲームにありつけました。ミロさんはコンヘックスは少しだけ遊んだことがあるのですが、やはりコネクション系はある程度の慣れが必要なので苦戦していました。とくに自分と相手の対辺が異なる場合は、相手を防御していれば自然と自分はつながるので、攻防一体の感覚が必要です。途中ちょっと失敗したものの2戦2勝。

結果(2戦):自分 2、ミロ 0



チョコレート Scho K.O.
(説明 プレイ時間)
Schoko20180707.JPGそして、久し振りに遊ぶ「チョコレート」です。タイルをきっちり等分するというバリアントですが、手札は4枚あるので完全情報ではありません。赤丸の使い方が2通りあるのが良いですね。1戦目は赤丸タイルはすべて2層目に置くために使われていましたが、2戦目では1層目を確定するためにも使われていました。どちらも1点差という僅差で勝利。これもいつか完全情報バージョンを試してみたいゲームのひとつです。

結果
1戦目:自分 28、ミロ 27
2戦目:自分 29、ミロ 28



最後はビッグファイブを2回遊んで、この日は終了です(結果は前述)。その他には「ペントアップ」「頭脳絶好調エクストリーム」「ルトルック」「アサラ」「カルカソンヌ」などが遊ばれていました。河上さん、たいしんさん、ましうさんと遊べなかったのは残念ですが、その分、夕食での雑談を楽しみました。

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