ハリウッド ライヴス Hollywood Lives
(説明 30分 プレイ時間 170分)
「ハリウッドライヴス」はクニツィアが2004年に書籍として英語版を出版した映画制作をするというパーティーゲームで、今年のゲームマーケットで日本語版が出版されました。最低10人(12人が望ましい)というプレイヤー人数で4時間ほどかかるとされているために、今回ナルオさんことパンダマンが取り仕切って人数を集めてくれました。ルールに精通しているゲームマスターが必要なのですが、ルールを最後まで読んで色々と準備する時間が取れず、偶然に前日に一緒に遊んだひだりさんがマスター経験があるというのでお願いしたところ、快く引き受けてくれました。
目的は2つあり、興行収入や出演料を稼いでお金を儲けることと、良い映画に出演しアカデミー賞をとることでスターポイントを多く獲得することです。それぞれが別の勝者という位置付けです。また、バリアントとしてどちらも平均して多く取ったプレイヤーも第3の勝者として扱うというルールを採用しました。
14時集合。ひだりさんの素晴らしい説明を受けて早速ゲーム開始です。まず全員に男優・女優の名前が与えられ、ゲーム中はお互いにその名前で呼ばなければなりません。自分は女優のミミ・ヴァンドーネンです。映画のトレーラー(3分間の宣伝)をグループに分かれて演じるのですが、まずその映画の脚本をディレクターを志望したいプレイヤーが競り落とします。そしてそのあとの自由交渉でどの映画を演じるのかを各自で決めていくのです。どの映画に加わるかが決まったら、ディレクターを中心にみんなでトレーラーの内容を考えて3分間の寸劇を行います。最後は投票です。どの映画、どの男優・女優が良かったかを投票し、これによってスターポイントが付きます。そしてディレクターには収入が入ります。2本目の映画はなるべく1本目の色々な映画に出演した俳優を集めないと高得点が望めないシステムになっています。
1本目は「マリー・ポッチャートガンジャの石」「小林卓球」「ロード・オブ・ザ・テング」の3本の脚本です。女優のミミ(自分)はハンフリー(一味:以下敬称略)ディレクター率いる「マリー・ポッチャー」に加わりました。総勢5人です(一味、ゆうすけ、けんすけ、とりのみ、自分)タイトルがあるだけで脚本は15分間で考えなければならないのですが、結構このタイトルから連想されることが多く、タイトルは大切だと痛感しました。自分はマリーに嫉妬する狂った女性という役で、花に毒を仕込んだり「ガンジャの石じゃなくてケルトの石!」とか叫んでいました。これはアカデミー賞を受賞。自分も上位3位の女優にランクインし、上々のスタートです。でも驚いたのは「小林卓球」のクララ(ナルオ)で、まさが成人映画を見る羽目になるとは思いませんでした。
2本目は「その他」「感情のギタリスト」「鹿子」の3つで、クララ(ナルオ)ディレクターの「その他」に加わりました。4人全員が設定上は女優なので、タイトルのその他は男を指す、というアイディアで同居する4人の女性の誰かが男だったというような話にしたのですが、ここからなかなか詳細が決まりません。きちんと最後まで決まらないながらももう上映時間が来てしまいました。うまくアドリブで切り抜けましたが、最後までヒヤヒヤしました。
いよいよゲーム結果の発表です。お金では、ハンフリー(一味)がディレクターでお金を独り占めして大儲けしていたことが発覚したのですが、時すでに遅し。251という圧倒的な所持金で1位でした。2位、3位はそれぞれ118、115だったので圧倒的勝利です。スターは2回とも最優秀男優賞を獲得したルイス(ひぐたか)でした。なんと16スター、2位は14スターだったみたいです。2つをバランス良く獲得したプレイヤーはお金56で10スターだったようです。誰だったか忘れてしまいましたが。
2時間半と思いの外早く終わりましたが、非常に濃密で楽しいゲームでした。即興劇を演じるインプロブ Improv というのが海外では流行っているらしいのですが、それと似ているのかもしれません。近いうちにまた遊びたいです。
結果:
お金部門:一味 251ドル
スター部門:ひぐたか 16
バランス部門:不明:56ドル&10スター
ゲームマスター:ひだり
プレイヤー:一味、ゆうすけ、けんすけ、とりのみ、自分、ワッタール、ナルオ、かつん、坂元、大麦、ミルオ、ひぐたか、フジタ、計13人
アルケミスト Alchemist
(プレイ時間 40分)
最近よく持ち込んで遊んでいる「アルケミスト」です。変換装置作成ゲーム(矢印作成ゲーム)という非常にユニークなゲームで気に入っています。毎回高得点を稼げるようにすることも大切ですが、指定されたリソースを枯渇させることもかなり大切です。まだ色々と試したいゲームです。
結果:不可思議 90、自分 89、PHY 87、鼻兎 76、ミスミン 69
セイミ イン ザ スーパー クレイジー ワールド Seimi in the Super Crazy World
(説明 10分 プレイ時間 55分)
まだ1度しか遊べていないハードモードを遊ぼうと思って持ち込んだのですが、未プレイのプレイヤーがいて結局ノーマルモードになりました。なかなかハードモードが遊べませんが、仕方ありません。てっきりプレイ経験があると思っていたミスミンさんとPHYさんが初プレイというのにはちょっとびっくりしました。意外とあまり遊ばれていないのかもしれませんね。だとしたらもったいないことです。
みんな結構先の先まで見越してカードを集めていく傾向にあったので、自分だけカードを出しすぎたりまったく絡めなかったりと苦戦しました。とくに5−5−5−2という得点配分のモンスターでは上位3位に入れば良いのですがすでにそれらのシンボルは取られており5位の0点でした。
結果:鼻兎 19、不可思議 18、PHY 18、自分 17、ミスミン 12
ビル ゲッツ Bill Gets
(プレイ時間 20分)
女子大生が2人でデザインしたという競りの要素があるカードゲームです。タイトルはビルディングを獲得していくということらしいのですが、和製英語でまったく意味を成しません。これでは「ウィリアム(ビル)が何か(何を?)を得る」ということになってしまいます。もしかしたらビル・ゲイツのもじりなのかもしれません。
それはともかく、ゲームは場に1枚めくられたカードに対するブラインドビッドの競りです。ただし同じ枚数のコインを握ったらバッティングとして競り落とす権利を失います。競り落としたら、カードを自分のコレクションに加えます。カードはそれぞれが建物の階層を表しており、最終的に9階建ての建物を作ればゲーム終了です。そのとき、猫のシンボルがうまく足りた分だけが得点になります。なお競りのあと、全員(競り落とした人も含めて)お金が1ずつ増えますが、手持ちのお金は7が上限です。
相場が読みづらいのですが、お金はどんどん戻ってくるので結局全てを握ることになります。持ち金は7以上は増えないので、毎回7でバッティングするしかないのです。7より少なくビッドしたら相手が得するだけなのです。この辺りがゲームの未完成な部分です。
結果:自分 9、不可思議 4、ミスミン 4、鼻兎 3
終了後はミスミンさん、クロマさん、PHYさんと夕食。
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