久し振りの日曜開催となる土嚢の会です。今回でなんと25回目。15人ほどが参加しました。土嚢の会と言いつつ、土嚢(ネスターゲームズノゲーム)は3つしか遊んでいませんが、でもほとんどはアブストラクトストラテジーゲームです。今後もこんな感じで続けていきたいと思います。
ゾンビ マスター Zombie Master
(プレイ時間 20分)
8x8の正方グリッドで各プレイヤーは自分の色の6個のゾンビを持ち自分の最前列に置いてスタートです。うまくゾンビを動かして、相手の最前列まで到達すれば勝利です。ゾンビには方向があり、前方に1マスしか進めません。動いた先から前と左右に見える相手のゾンビはすべて時計回りに自動的に90度回転します。
1歩しか動けないので、かなりゆっくりとしたゲームです。また端に到達したり、他のコマにぶつかると、回転させられるまでは動けなくなるので、後半は選択肢が少ないです。それを利用して相手の選択肢を狭めていくのが定石なのではないかと思います。
結果:とけい 勝利、自分 敗北
砂漠を越えて Durch die Wüste(Z−MAN版)
(説明 10分 プレイ時間 45分)
「砂漠を越えて」は色々なバージョンがありますが、その新版です。ボードは両面になり、片面はこれまでと同じマップですが、もう片面は新しいマップで、ボードを横切るように川が流れています。自分のキャラバンが川を越えると5点というルールです。
今回はこの新しいマップに挑戦しました。川はオアシス(ヤシの木)と同じ高得点なので、ゲームが大味になってしまうのではと危惧していたのですが、実際にはお互いに防御しあって川を渡り放題というわけではないです。色々なところで決めの1手を打ちそこなってしまい、結果として、きちんと得点を取れずに終わってしまったという感じです。
結果:とけい 65、Alan 60、トミー 60、自分 54、むーくん 52
パスタリー Passtally
(プレイ時間 35分)
以前3人で遊んだ「パスタリー」を2人で遊んでみました。結論から言うと、2人の方が好みです。個人攻撃性もないし(2人なので当たり前ですが)、純粋に自分と相手の損得を考えてゲームを進められます。今回は中央付近に5段の山ができて、なかなか面白かったです。僅差で敗北。ところで、ゲーム開始から20分くらいは得点の三角数的換算を忘れていてやり直しました。なので合計1時間近くこのゲームに付き合ってもらったことになります。むーくん、どうもすみません!
結果:むーくん 51、自分 49
ここで、初参加のAlanさんと「ヤバラス」と「ヤバラックス」を1回ずつ遊びました。
カテドラル Cathedral
(プレイ時間 10分)
すごく久し振りに遊ぶゲームです。90年代に標準の大きさの製品版を持っており、よく当時のルームメイトと遊んだものですが、どこかに売ってしまいました。数年前に懐かしくてエッセンの中古ショップでこのミニ版を買ったのですが、ようやく日の目を見ました。ゲームとしては囲碁っぽいのですが、少々単純な展開になりがちです。まあたまに持ち込んで遊ぶには良いかも。Alanさんが置き切って失点0で勝利。
結果:Alan 0(勝利)、自分 4
ザ マインド The Mind
「マインド・ザ・ギャップ(仮題)」という「ザ・マインド」の自作バリアントです。みんなの息が合わずレベル2で失敗。まあ普通に遊んだ方が良いかも。
結果:レベル1
インターメッツォ Intermezzo
(プレイ時間 各5−20分)
9x9のボードに自分のペグ33個をすべて差し込んだら勝ちという簡単なゲームです。手番には、ペグを1本挿すか「インターメッツォ」を宣言するかのどちらかです。「インターメッツォ」を宣言すると、自分のペグが縦横の同じ列にあり、その間に他のペグがないところすべてが自分のペグで埋まります。インターメッツォは何度でも言えますが、そのタイミングが大切です。これだけできちんとしたゲームになっているのが驚きです。風来の道化師さんと2回遊び、3回目は「ラン」の前に佐藤さんと遊びました。そうそう、宣言は「インターネット」じゃなくて「インターメッツォ」ですよ。
結果
1戦目:風来の道化師* 0(勝利)、自分 12
2戦目:自分* 0(勝利)、風来の道化師 4
3戦目:さとう 0(勝利)、自分* 9
ラプラス Laplace
(プレイ時間 20分)
1度のみのプレイ。今回使ったのは、自分用として購入した青と白のものです。この色のコントラストが綺麗です。あいこさんは「アッパーハンド/ラプラス」は未プレイだということで、一緒に遊びました。非常に簡単なルールで、奥が深くて面白いゲームです。日本版がつくられたのは喜ばしいことですね。
結果:自分 勝利、あいこ 敗北
メカニクス Mecanix
(プレイ時間 各5分)
歯車が印象的なコネクション系のゲーム。面白いのは、自分の手番終了時に、自分の側の歯車がきちんと回らなければならないこと。奇数の歯車数で輪を作ってしまうと回らないのです。特に三角形の3個の歯車はその最少のケースで、自分の色だけでその形を作ることさえ禁じられています。おそらくボードのゴールに近い方に1人が三角形を作ってしまうと、もう1人はどうしようもないからなのではと思います。
結果
1戦目:時田 勝利、自分* 敗北
2戦目:自分 勝利、時田* 敗北
ビッグ ファイブ Big Five (クワークルトラベル版 Qwirkle 使用)
息抜きに、クワークルトラベル版を使った「ビッグファイブ」を4人で遊びました。本来なら4ディール遊ぶべきだと思いますが、今回は2ディールのみ。タイルはやはり遊びやすいですね。誰がゴールに近いのかも一目瞭然です。いつか4人での4ディール戦を遊びたいです。
結果(2ディール):トミー 3、道化師 7、自分 9、たいしん 10
流氷に乗って Go with the Floe
(プレイ時間 計15分)
「流氷に乗って」は以前は「アザラシは隣接するマスからだけでなくても捕獲される」という少し間違えたルールで遊んでいたことがあり、そのときの印象が強いためにまだアザラシとシロクマはどちらが勝率が高いのかがわかりません。シロクマはうまく待ち伏せていれば良い気もするし、アザラシが逃げ切る方が簡単な気もします。今回はアザラシが2回とも勝利。
結果
1戦目:ましう* 5、自分 0
2戦目:自分* 8、ましう 0
ティク Tiku
(プレイ時間 各5−15分)
時田さんのリクエストで持ってきた「ティク」です。ボードをすべて埋めると24マスなので、14個のコマを置ききるには、お互いの最前列の空白もかなり重要です。相手のコマの動きを牽制しつつ、常に差分を意識するのは面白いですね。自分は以前よりも面白いと感じられましたが、そうでないプレイヤーもいたようです。受け取り方は様々ですね。
結果
1戦目:自分 8、時田* 0
2戦目:自分* 5、時田 0
3戦目:時田* 6、自分 0
ラン Run
(プレイ時間 20分)
これも、かなり久し振りでルールを忘れていました。序盤は必ず1つはボード上に出さなければならないので打てる手が限られてしまうのが少々残念です。カウボーイ同士が牽制しあって、その間を牛が通って行くのはやはり雰囲気がありますね。クニツィアのアブストラクトにしてはテーマ重視なのかもしれません。
結果:風来の道化師* 3、自分 2
終了後は、4人でお蕎麦を食べて解散です。また、来月!
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